表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/366

3月31日 ストロー

3月31日

ストロー

Straw

#ECE093


R:236 G:224 B:147

3月31日 ストロー

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


加奈子は、朝寝坊をした。

久しぶりに実家に戻ってきた昨夜は、両親や弟との家族団欒ということで、結構遅くまで、お茶を飲みつつ話をした。


そして、久々に、実家の自分の部屋で目が覚めた。

部屋は、もう長いこと使っていないわけであるが、母はそれでもきちんと掃除をしておいてくれていた。

ふと壁を見ると、昔取り付けた壁掛けの所に、麦わら帽子が1つ掛かっている。


それは加奈子にとって、懐かしい思い出の帽子だった。

「まだ、残しておいてくれてたんだ。」


本体よりもやや濃い目の茶色のサテンのリボンが一周巻かれたその麦わら帽子は、加奈子がこの家を出ていく前の年の夏に買ったものだった。家族で一緒に出かけた高原にも被っていった。


加奈子は麦わら帽子を手に取ってみる。

そして、そのまま被ってみた。


「あぁ、もう麦わら帽子なんて、似合わなくなっちゃったなぁ」

挿絵(By みてみん)

写真は、芝生の上に置かれた麦わら帽子。


わらのような薄いくすんだ黄色。


麦わら帽子、被っていると結構、汗で蒸れたりして……。

あと、チクチクする感じとか……。

それでも、見ると懐かしくなってしまう、ちょっと不思議なアイテムです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ