11月25日 オフブラック
11月25日
オフブラック
Off Black
#39423F
R:57 G:66 B:63
11月25日 オフブラック
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「ということは、ヤツは黒ってことですね?」
「いや、待て。状況証拠は限りなく黒だ。しかし、決定打には欠ける。今の状況では、そう、オフブラックってところだな。」
「オフブラックですか?」
「そうだ。黒に限りなく近いが、黒とは言い切れない。そんな感じだ。」
「なるほど。ヤツはオフブラック! では、そのまま、オフブラックと名付けましょう。」
「うむ。良い案だ。」
「しかし、どうやったら捕まえられ……、いえ、保護できますかね。完全に警戒されちゃってますぜ。」
「案ずるな。最後の手段は準備してある。」
我々は、もう5日間粘っていた。
そろそろ体力的にも限界が来ている。
近所の方の協力もあって、どうにか、近くまで辿り着いているが、最初に焦って怖がらせてしまったらしく、出てきてくれない。よって、黒色なのか、そうでないのか、は、まだ未確認なのだ。残念至極!
目撃情報からオフブラック(仮称)とした野良さんに、投降してもらうべく、俺はポケットから最終兵器「チュ〇ル」を取り出したのだった。
写真は、レンガ調のタイルの敷かれた歩道で休息する黒猫。
わずかに色みをともなう黒の色域。明確な定義は無いようです。
「黒にに近いが黒でない」ということらしいのですが……。




