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11月23日 灰汁色

11月23日

灰汁色

あくいろ

#9E9478


R:158 G:148 B:120

11月23日 灰汁色

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


寒くなると、私の出番が増えてくる。

私は、皆から、「アクダイカン」と呼ばれている。

悪代官、ではない。

アク代官、である。

鍋奉行とも違う。

ひたすらアクをすくいとる、役割を担っているのである。

別に、鍋奉行から任命されたわけではない。

自ら買って出ているだけである。

ただただ、スープが濁るのが赦せないだけなのだ。

私にとって、それは、「悪」なのだ。

今夜の鍋は、おダイコン様が旨そうである。

挿絵(By みてみん)

写真は、煮豆のアクをすくう様子。


灰汁のような黄色がかった灰色。

底部に注下穴がある桶に、藁や木を燃やしてできた灰を入れ、熱湯を注ぎ、ここから流れ出る汁の上澄みを集めたものを灰汁といいます。昔から、灰汁は、染色の際の媒染剤や洗剤として利用されてきました。


煮物や鍋料理で出てくる「アク」は、灰汁とは別もの。

本文はミスリードありきの内容ではあります。

ただ、灰汁って、現代では、すぐには思い浮かばないものになっているかなあ、とも思うのです。

色自体は、なかなか渋い色です。

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