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11月15日 墨色

11月15日

墨色

すみいろ

#473A17


R:71 G:58 B:23

11月15日 墨色

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


西園寺麗奈にとって、習字の時間はひどく憂鬱な時間であった。

それは、まあ、筆でもって名を書くと、必ず自分の名の面倒な部分が露わになるためだからで、これは、仕方がないのであった。

特に園と麗は壊滅的であった。

墨で潰れてしまい、何かの塊のようになってしまうし、全体のバランスもとりにくい。

メインの方の四字熟語が上手く書けても、必ず自分の名前のところでぐちゃぐちゃになってしまうのだ。

「いっそのこと、全部、塗り潰してしまえたらいいのに。」

たっぷり墨を含んだ筆で、上から下へ真っ黒な縦線を引くさまを想像したりしたものの、実行できるほどの度胸はなかった。

まだ、墨が乾かない長半紙からは、独特の湿った香りがした。

挿絵(By みてみん)


写真は、金地に墨で描かれた抽象的な線。


墨のような黒色。


バースデーカラーの墨色は、濃いセピア色に見えます。

この色も解釈に幅がありそうです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] お誕生日カラーが墨色で、嬉しいです! [一言] 学童期は、書道習っていました。 そろそろ、写経でもしようかという年齢になりました。
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