10月30日 ビンヤード
10月30日
ビンヤード
Vineyard
#83515D
R:131 G:81 B:93
10月30日 ビンヤード
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それは、懐かしい味がした。
昔飲んだ葡萄ジュースの味だ。
秋になると毎年のように葡萄狩りに行った農園では、そこで育てられた葡萄を使ったジュースが期間限定で売られていたのだが、それが、こんな味だったのだ。
甘くて、喉元がひりつくような感じ。
舌先に残る微かな渋み。
なんとなく、舌が葡萄の皮の紫の色に染まったような変な感じ。
久しぶりに会った懐かしい味は、洗練されたパッケージの容器に入ったよそ行きの顔をしていたが、実は、昔のままの野生の味がちゃんと残されていたのだった。
写真は、ワイン用の葡萄畑。
赤ワイン用の葡萄畑の鈍い赤紫色。
ビンヤードというのは葡萄畑もしくは葡萄園のこと。
畑自体が赤紫に見えるとしたら、紅葉した時なのだろうか?
葡萄の実だけではこの色にならない気がするけれど。
海外では、生産された葡萄はほとんどがワイン用。
日本だと、どちらかといえば葡萄は生食用。なので、畑のイメージも違っている。日本で葡萄園というと葡萄狩りをする所で、棚作りになったものを想像してしまう。




