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4月21日 若菜色

4月21日

若菜色

わかないろ

#D8E698


R:216 G:230 B:152

4月21日 若菜色

*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*


春の野山は、日差しも柔らかく暖かで、気分がいい。

僕は、友人と二人で、久々の休日の散策を楽しんでいた。


「いい景色だな。」

「あぁ、いい景色だ。」

友人は、僕の言葉に相槌を打った。


しばらく、ぼ~っと景色を眺めていたが、そこへ、この近辺に住んでいると思われる女たちが通りかかった。

女たちは、山菜を取りに来ていたようで、春をテーマにした歌詞の歌を口ずさみながら、楽しそうに歩いていた。


「この辺に住んでるのかい? 天気がいいので遊びに来たんだけど、少し余りそうなんだ。良かったら、食べないかい? 美味しいお菓子があるんだけど。あとお酒も。」


声をかけると、女たちは寄ってきて、菓子を一緒に食べ、酒を飲み、雑談をしたり、流行りの歌や踊りを踊ったりして盛り上がった。

やがて、日も暮れかけてきたので、名残惜しかったけれど、帰ることにしたのだった。

挿絵(By みてみん)

写真は、山菜。


春さきに萌え出る菜の薄い緑色。

若菜は七草粥の七草を示す場合もあるようで、そうすると春というより、冬ですね。新春ということにはなるかもしれませんが。


狂言にも『若菜』という題目があります。

大名が供をつれ野遊びに出るが、若菜を摘みに来た大原女たちと出会って酒盛りとなり謡い舞う、という内容。

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