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絶望の世界に、光を   作者: しらつゆ
第三章 ラリージャ王朝 暗黒世界編
23/69

side 研究所3 研究員の過去・襲いかかる闇

ここから三章に突入致します。

かなり久しぶりの投稿になります。時間が空いてしまい、申し訳ございません。


<注意>

前話に引き続き、苦しむ表現があります。注意して下さい。


ここは物語の主題が語られる大事な部分ですが、残酷描写が苦手な場合は最後の方まで飛ばしても結構です。


    


      ――スケール視点――




 真っ暗な研究所の職務室に俺達は連行された。


「ラリア様。二人を捕まえて来ました」


 俺の腕をがっちり掴む一人の研究員。俺はそいつを見上げるようにして睨みつけた。


 身体中が痛い。痛すぎる。一瞬気を抜いたら本当に死にそうだ。全身に力を入れていなければ本当に耐えられそうにない。


「よくやった。ガルディー。あとはミラサバ達がやる。ガルディーは自分の仕事に戻れ」

「はっ」


 ラリアにミラサバ……ラリアは見覚えがある。ミラサバも聞いたことがあるような気がする名前だ。


 研究員はまず俺達に名前を名乗ることはない。常に無言だからだ。今その名を初めて知った。



「うん……待て、二人と言ったか?」

 ラリアは少し遅れて何かに気がついたようだ。

こちらを振り返る。


「あと一人はどうした……?」

「リトルは……」


 ガルディーはそう言ったっきりどうしていいか分からないと言った様子で固まった。


「そう……いいからその二人はミラサバへ預けてこい」


 ガルディーは無言でラリアに背を向け、俺達を引き摺るようにしながら歩み出した。背中が擦れる痛みなど全く感じない。そのぐらい足に刺さった黒星刃が勝っている。

 

 抵抗をする気すらなく、気がつくと俺達は一個の牢屋に投げ入れられていた。


 目の前に別の研究員……ミラサバだろうか。


「おかえりなさい、二人とも……また会えて嬉しいよ」


 牢屋の格子越しに座る研究員の目には嬉しさと感動が映っていた。心の奥は闇が深い。


 そいつは椅子から腰を上げると俺達に近づいて来た。

俺達のいる牢屋の中に入り、倒れ伏す俺達のすぐ横に付く。


「やれやれ……ガルディーのやつ、やはりあれを使ったか……」

「うっ……!」


 ビリビリっと神経の暴れ出す音が脳髄に響く。黒星刃が刺さった周辺を親指で押されて体が悲鳴を上げた。


「ごめんごめん……ちょっと触っちゃった」


 その嘲笑うような愉快な笑みを見て、今すぐに刺し殺したいぐらい腑が煮え繰り返る感覚を覚えた。だが、そこには俺の使っていた槍は無かった。


 そいつの笑みは闇の籠った不気味な笑みで、見れば見るほど怖気が刺した。


 ルティアにも同じ事をしている。ぎゅうぎゅうと傷を強く押す。


「このぐらいで痛がる理由が分からんな……」


 研究員は冷たい目で自分の親指を見つめ、俺達に視線を向けた。


 ルティアの顔は真っ青で滝汗を流しながら必死に痛みを我慢している。それをじっと見ていると、唐突に波は襲ってきた。



 ザクっという嫌な音を立てて血飛沫が飛び散った。あまりの痛さに全身が震え上がる。俺は反射的にその研究員の手を初めて振り払った。


「おっと……助けてあげようとしているのに、素直じゃないね……」


 俺のことなど見もせず、次……とでも言うかのように二本目の刃に手をかける。


 深く刺さったそれはとゆっくりゆっくり抜かれてゆく。熱く熱した鉄板でも当てられているかのようなヒリヒリとする痛みがどんどん強さを増してゆく。



 感情を失っているかのような研究員は、ロボットのように淡々と刃に手をかけては悲鳴を上げる俺のことなど意もせずことをこなす。



 気づくとコンクリートの表面は血で染まっていて、息切れも激しくなって来た。


 やばい……本当に死ぬ……


 隣のルティアは自分でそれを抜こうとしているが、喉が潰れるんじゃないかと心配になるほど喚き立てている。ルティアの方が刺さっている本数は多い。



「うっせえぞ!」


 パアンっ……と乾いた音がした。


「うっ!!」

「ルティア!…………うぁあ!」


 動けない。くそっ!


 ルティアが手製の銃で撃たれた。近距離で、鋭い銃弾で。ルティアは眠るように動かなくなった。



「くそっ……やめろ……!!」


 足は動かせないが、手なら動かせる。口も動かせる。

俺は研究員に少しでも抵抗しようと必死になった。


「暴れるな!」


 馬乗りにされて全く動けない。


こいつ重すぎる……そもそも体格差が違いすぎるから。


 十五歳の俺の上に身長一八〇cmぐらいある男が乗る。

 ただでさえ苦しいのに肺を潰されるようでさらに苦しい……いっそその引き金を俺にも引いてくれないかな……と思うほど。



 頭の中がグラつく感覚が酷く、俺の意識は消えた。




 ……貧血。エネルギー不足。魔力不足。ストレス……全てが一気に降って来た。




    ――ソルフ(研究員)視点――



『ソルフ。伝言だ。ミラサバが違反した。代わりにお前に頼む』


『ひっ!』


 まだ慣れない。長の声に。それでも従わなければ。


『はっ……早急に』




 暗闇に包まれた廊下。

ロウソクをつけなければ前が見えないほどである。

照らしているのは足元だけ。


この廊下は一人通れるかどうかというぐらいの幅しかないので、ぶつかったら大変だ。


 ロウソクの明かりの先に鉄扉が見えた。


 耳を冷たい鉄扉に当てる。中から声がする。


 ……泣き声、悲鳴……彼らの……


 一瞬手が震えた。

一旦気持ちを落ち着かせてから鉄扉に手をかける。


 ゆっくり……ゆっくり開ける。


 完全に開け切った時には声がしないという違和感を覚えた。


 鉄の香りが気持ち悪くなるぐらい強い。


「ミラサバ!一体何を……」


 俺はそう言った後、絶望を見た。

 牢屋の中に倒れた二人。どうやら意識を失っているようだ。


 身体中、至る所から血が流れ出ていて、それはコンクリート製の床の色を濃くはっきりと変えていた。



「ソルフか。今さっき黒星刃を抜き終わったところだ。どうやら眠ってしまったようだがな」



 俺が今ここにいる理由……それは忠告をするためだ。俺は最初何があったのか知らなかったが、ようやく分かった。



「ミラサバ……ラリア様から忠告だ」

「何?」


 ラリアは長ではない。

だが、長にほど近い地位に存在する研究員。

 

 ミラサバは体を硬直させた。


「君……ルティアに向けて銃を発砲したな?」


 後ろを向いているミラサバの表情は見えないが、恐らく相当に怯えている。


「…………はい……」


 少々時間をおいて小さくミラサバはそう答えた。



「職務室に戻れ。お前には任せられない」


 俺はラリアに言われたことをそのまま伝えた。


「発砲したのは確かだ。だが……こいつは終始うるさかった。助けてやっているのにまるで感謝がない」

「当たり前だ」


 彼らはようやく外に出られてこれまで幸せな生活を送って来たはずだ。

それを断ち切られ、ここに連れてこられ、拷問のようなことをされる。


彼らの心の八割は憎しみと憎悪だ。俺達に対する……



「とにかく戻れとラリアは言っている。逆らえないと分かっているなら今すぐ戻れ。後は俺が引き受ける」

「………………」



 ミラサバは無言で歩いて、別の扉から出て行った。終始俺のことを振り返ることは無かった。







「二人とも……」


 俺は牢屋の中に入り、倒れる二人にゆっくり近づいた。

 血まみれのコンクリートを踏むぐっしょりとした感触が気持ち悪い。


 なんとも言えない気持ちでいっぱいだ。



 最年長のスケールですらまだ十五歳。

隣のルティアなんかはまだ十二歳だ。

まだまだ子供の彼らをこれだけ痛めつけなければならない現実を恨みたい気分だ。


 座って慎重に確認する。


 まずはスケール。

 傷口の一つが抉られている。

俺はその傷口の上に優しく生理食塩水をかける。

ピクっと足が痙攣し出した。


 そっと手首の辺りから脈拍を確認する。


 ……遅い。だいぶ危険だ。でもまだ生きてはいる。



 俺は包帯とガーゼを出した。

傷口の上からガーゼで押さえ、包帯を巻く。

起きれば自分で治せるはずだから問題はないだろう。


寒さを和らげるために毛布もかけておく。



 次は……ルティアか……



 ルティアは銃で撃たれているが、どうやら眠っているだけのようだ。呼吸はある。


足に刺さっていたであろう刃は全部抜き終わっている。

自分で抜いたのだろうか。

傷口が何箇所も開いていて痛々しい。

スケールと同じように包帯を巻く処置をする。



 さて……これでとりあえずは大丈夫だろう。


失血が心配だが、起きることができればこの子達は自分で治せる。起きることを信じるしかない。




「…………はぁ……」

 俺はそのまま牢屋の中で彼らの様子を見ることにした。







      ――スケール視点――



 目が覚めた場所はさっきいた場所と変わらない。

ただ、仰向けにされて毛布が掛けられている。

目覚めると同時に激痛が襲って来て動くことすらままならない。



 チラリと横を見る。よく見えないが、ルティアは恐らくまだ眠っている。


 薄暗い周囲の中……目に赤い光が入って来た。


「研……究……員……」


 俺は本能的に体を震わせた。

赤い光の正体は研究員の目の光だった。


 逃げろと体が命令してくるが、逃げられない。


 毛布をそっと捲って中を覗く。

いろいろな所が包帯だらけで血が滲んでいる。


 俺は目の前の研究員を睨みつけた。


 しかし、その研究員はさっきのやつと雰囲気が違った。


 俺を見る目は悲しみと心配で満たされていて、目の中には白い光も見えた。

 他の研究員とは違う。冷たい目では微塵もない。

むしろ、温かい。



「大丈夫か……?」


 俺の顔を見て、真っ先に研究員はそう口にした。

 俺は睨むのをやめて普通に彼を見る。


「…………助けてくれたの?」


 俺は聞く。

ずっとそばで見てくれていたのだろうか。


「ああ。ミラサバのこと済まなかったな。痛むだろうその傷」

「うん……でも包帯とか色々ありがとう。優しいんだね、きみ。名前は?」

「ソルフ。俺は研究員だが、ミラサバのような研究員にはなりたくはない。できることなら君たちを傷つけたくもないし、痛がる様子も見たくない」


 俺は知らなかった。そんな研究員がいることを。


研究員は研究といって俺達に酷い危害を与えてくる猛獣のようにしか見えていなかった。


「なんで研究員なんかに?」

「………ここは元々いい場所だった。俺も今こうなるなどと想像もしていなかった」


 突然ソルフはそう言った。

ここがいい場所だったことなど俺達は知らない。


「ここは新たな技術を開発し、より良い未来を作るために作られた施設だ。俺はここで普通に働いていた。だが……」


 ソルフの赤い目からポロポロ涙がこぼれ落ちる。

泣く研究員も初めて見た。


「今の所長になった途端に全てが変わった!俺達はアイツに支配されたんだ!…………くうっ!!」


 ()()()()()()()()()という言葉を発した瞬間、ソルフは突然胸を抑えて蹲った。



「うっ……あ゙あ゙あぁ……っ……ううぅ……ハァ……フゥ……」


 時折体を痙攣させながら冷や汗を垂らすソルフ。


「…………!!」


 俺は咄嗟に治癒力を振り絞る。


 俺はリトルとは違って強い治癒力は使えないが、少しなら苦しみを和らげられるはずだ。


 弱い光ではあるものの、灯し続けているとソルフの呼吸の乱れも少しずつ元に戻ってきた。


 ついでに俺の体についた傷も少しだけ塞がったように感じる。


「ごめんな……ありがとう……」


 ソルフは胸の辺りを気にしながらも、大丈夫と言った様子で顔を上げた。


「これもその影響だ。所長に対する暴言を言うとさっきのような罰が下される」

「そんな……!」


 支配……俺達だけではなく、研究員も行動を制限されてきたとは……


 ソルフは次に手に小さな白い塊のような物を乗せて俺に見せた。


「俺はいずれここから脱出しようと思っている。これは自分で開発した薬だ。あれ以外に俺は所長の声が脳内に響くから……それを無くすのには時間がかかるだろうけど。ちなみにこの薬も、君達から貰った治癒力……エネルギーの結晶で作ってる……ありがとう……」

「ううん……そういうことなら、全然……」


 痛いのは嫌。

平和が断ち切られた悔しさももちろんある。


 でも……

 ただ痛いので終わりではなかった。

 

 


 しばらくしてルティアの体が動いた。

ピクッ、ピクッと小刻みに何度か動く。

そろそろ起きそうだ。


 ルティアの体にも俺と同じように寒くないように毛布がかけられている。


「うぅっ……あ……うぐっ!」


 ルティアの小さな呻き声。

体がだんだんと起き始め、それと同時に痛みも復活し出しているのだろう。


 俺と目が合う。完全に起きたようだ。


それと同時に喉の奥から発せられる悲鳴が部屋中に轟いた。

七転八倒しながら喚くルティア。

さらに研究員を見て、怯えた様子でガタガタ体を震わせた。



「大丈夫…………落ち着いて……」


 ソルフはやはり辛そうな顔で駆け寄り、ルティアに優しく声を掛ける。


一旦毛布を外し、包帯で巻かれた足を確認する。

一瞬触れただけでその声は一層大きくなってゆく。



「いやだっ!さ、触らないで!」

「大丈夫、大丈夫……痛いことはしないよ。ちょっと深呼吸しようか」


 ソルフは冷静にルティアの頭を撫で、落ち着かせる。

ルティアの悲鳴も段々と収まってきた。



 俺は痛がらない程度にルティアに治癒力を注ぐ。

俺だけの力ではやはり傷が完全に塞がることも痛みが完全に引くことも無いが、このままよりはずっとマシだ。


ルティアはやっと完全に落ち着きを取り戻した。



「ごめんなさい…ルティアはまだ耐えられなかったようで」

「大丈夫だ。慣れたくも無いが、このぐらいならもう慣れた。俺がもしこの攻撃を浴びていたらと思うと恐ろしいが、ルティアも強いよ」


「あなた誰?なんでこんなに優しくしてくれるの?」


 ルティアは強くソルフを睨みつけながら鋭い口調で問う。


 ルティアにはまだ強い警戒心がある。

それが顔、体、全てに渡って現れている。


 だが、ソルフは身じろぎ一つせずルティアの質問に静かに答える。



「俺はソルフ。ここの研究員。研究員だが、俺は君達に出来るだけ危害を加えないようにしている。出来ることなら君達をこの悪夢から解放してあげたいぐらいに思っている。だから安心して」


 ルティアはそう言われてもなお、ソルフへの警戒心は一ミリも揺らいでいない。

 今まで憎んできた相手を信じて安心するのはそう簡単ではない。

 俺も信じているかと言われたら微妙なラインだ。




「だが……今はそうもいかない事態が発生した」


 ソルフは急激に表情を暗くした。


「新たなウイルスの発生……SNVと呼ばれている」

「SNV……?」


 ルティアは体を起こし、興味深く聞く。


「『skin necrotic virus』直訳で皮膚を壊死するウイルスだ。皮膚にダメージを与えた末に内臓に影響を与え、早くて十日で死に至る…恐ろしい病だ」


 俺たちは感染症にも病にもかかることは無い。

しかし……とんでもなく嫌な予感がした。



「このウイルスは後の研究で、君達の持つ治癒力だけでしか治せないことも分かっている。俺がやらなくても、多くのものは君達を襲うようになるだろう……」


 一番嫌だと思った回答をドンピシャで突き付けられた。


「いやだ、いやだ、嫌だ!嫌だ!っ……!」

 ルティアは涙をボロボロ溢し、恐怖のあまり蹲りながら泣き出した。


「ごめんな……これは俺達が作り出したものでは無いから、誰のせいでも無いんだよ……。あともう少しだけ、我慢してくれないか?」


 ソルフはルティアの震える背中を優しく摩るが、ルティアの涙は止まらない。


「だって、また痛いことされるんでしょ?この世の全てが敵になるんでしょ?誰も……だれも……助けてくれないんでしょ……?」

「………………」


 確かにそういうことになる。

 俺達はまだ、()()()()が起きるまでは冒険者もできていたし、何よりリアやミラサイト、プティルなどの仲間も出来た。



 だけど……もうそれは叶わなくなる。



 俺達はこれからはまるで獲物のように全ての人から狙われ、追い回され、やがて逃げ場を失う。


 だからといってここにいるのも殺される危険性しかない。


 どこに行っても安全な場所はない。


「俺が君達を守る……うっ……」

「え……?」


 衝撃的な言葉。


 研究員が、今までずっと敵という立場だったものが、味方だと……?


「でも、支配されているんだよね……?」

「スケール、ルティア……お願い……俺にその治癒力を貸してくれ……頼む……そうすれば解放されるかもしれない……」


 また随分と苦しそうな表情で、ソルフは言う。

食い縛る歯の隙間から、赤い色が見える。


 支配状態を争い続け、自分で決めた決断だ。

 研究員は辞めると。


 だが、今やるべきではない。


「でも……今はやめといたほうがいいですよ……ここにいる間は絶対にバレる。もしやるなら研究所からなんとかして脱出し、リトルと合流してからにしましょう」


 俺は小さな傷を治す程度の最弱の治癒力で、ソルフの体に再び発生した罰の威力を弱める。


「どうやって脱出するべきか……それは問題ない。俺は転移魔法が使えるからな」


 それは心強い。

 脱出してしまえば、リトルと合流できる。

 転移なら無駄な戦いも避けられそうだ。

「だが、脱出したとしても頻繁に戦うことになるだろう。あいつらはすぐに気づく。気づいた瞬間から動き出す。絶対に」

「俺もルティアもある程度は戦えます。だから大丈夫です」



 今は研究着の白シャツにされているが、没収されたであろう武器やら装備を取り返しさえすれば戦える。


 あの極闇属性には敵わなかったが、対抗できるぐらい強くなった。



「そうか。なら、決まりだな」


 ソルフはコンクリート製の床の上に自身の魔力を器用に操り、魔法陣を描き始めた。


 色々な形の模様が重なり、一個の形になる。

全ての線が繋がると、それは黒い光を発した。




「行こう。リトルと合流するために……」



 俺達は意図も簡単に脱出するルートを見つけ、その魔法陣に飛び乗った。

 




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― 新着の感想 ―
研究員たちもソルフさんのように同じ人間として接してくれる人もいて、こんな恐ろしい研究所になってしまった原因の全ては所長なのかも……と、少しずつ情報が明らかになってきましたね(;´・ω・) 新ウイルス…
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