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サポートキャラ はじめました  作者: 名月ふゆき
第3章 物語が進むとき
27/33

第25話 新エリア『古代の遺跡』へ行く

この話ぐらいから上手く書けなくて変になってしまいますが、お許しください。



 僕が目を覚ますとウィン先生の屋敷で、シラユキに膝枕されていた。



「起きたようじゃな。どうじゃ? カレーでも食べるか?」



 僕は起き上がってウィン先生の方を見ると和式便器の器に入ったカレーを差し出してきた。

 さすがにこんなのは食べたくない。



「うっぷ……」

「お主、我の弟子みたいな反応するのぉ……」



 みんな同じ反応すると思うのだけれど……

 僕が呆れていると横からカチャカチャと食器が当たるような音が聴こえてきた。

 まさかと思ってシラユキのいる方を見てみると……


 ━━━━━━どうする?


▶【絶対に止めさせる】

 【放置】



 この質問に関しては即答だった。



「やめいっ!」

「ああっ!?」



 カレーを奪われたシラユキは大切なモノが奪われた時のような顔をしていた。

 何が「ああっ!?」だ。こんなもん食うVTuberがどこにいるかってもんだ!!


 するとそのタイミングで部屋の扉が開き、修道服を着た女の子がメイド付きで入ってきた。



「ウィン先生、お客さんですか?」

「ああ、エリスか。コヤツが我のウ○コカレーを見た瞬間にお主みたいな反応しおったぞ」

「いや、普通しますよ……」



 僕は何度も首を縦に振って頷く。しかし、シラユキは首を傾げていた。

 何故この人は首を傾げられるのだろうか?



「紹介しよう。弟子のエリスじゃ。氷属性のハイエルフじゃ。何故か知らんがこのウ○コカレーを嫌うのじゃ」



 それはこっちのセリフだよ。なんでウン○カレーが大好きなのさ。というか名前の時点で食べたくない。



「ちなみに極度の方向音痴じゃ。方向指示器として便利じゃぞ」

「私迷ったことありませんよ!?」



 軽くお茶会をしたところハイエルフってそこまで人間を嫌ってるようには思わなかった。

 あとエリスさんに謎の親近感を感じた。それは向こうも同じだったようで、未だに誰も行ったことがない古代遺跡を見つけたらしく、カレーのお詫びも兼ねてその地図を渡してくれた。


 地図の場所を見るとシラユキのギルドハウスの近くだったことが判明。

 しかし、行くには鍵が必要らしく、その鍵がどこで入手できるのかはわからないようだ。



「そういえばギルドの報酬って……」

「ああ、倉庫にあった適当な鍵じゃが……」



 うん、わかったよ。全部わかった。その鍵が遺跡に行くための鍵だね。


 というわけで探索は明日にして、今日は一旦ログアウトすることにした。



「『いただきます』」



 シラユキが夕食を食べると同時に僕はシラユキが出してくれたオムライスを食べる。

 別に食べなくても良いのだが、シラユキ曰く「1日3食! これ基本!」とのこと。食生活は大事ということらしい。


 その後、シラユキが夏休みの宿題をやってる姿を見守り、僕は眠りについた。



 翌日、僕とシラユキは『マジョリティーオンライン』へとログインした。

 当然僕たちはギルドハウスに戻っており、冒険者ギルドに報酬を受け取りに行ったのだった。



「クエスト上手くできたんだね。どうだった?」

「黙れクソババア」

「あら! 言うようになったわねぇ?」

「すいません! すいません!」



 シラユキに無理やり頭を下げられ、謝らされる。

 でも僕は悪くないよ。なんとなくこのババアがウザかったから本当のことを言っただけだもん。


 その後、冒険者ギルドからクエスト達成報酬である【古代の鍵】を受け取り、エリスさんから貰った地図に標された場所へと向かった。



「ネムちゃん、失礼なことは言っちゃダメだよ!」

「事実じゃん……」

「例え事実でも言って良いことと悪いことがあるんだから!」



 僕はシラユキに怒られながら移動すると遂に地図に標された扉を見つけた。

 思ってたよりもボロく、入って大丈夫なのかと不安になる。



「即死トラップじゃないよね?」



 僕もそう思ったけど、シラユキに行かせるために首を縦に振った。

 シラユキは扉を開けるために鍵を差し込み、横に回すとガチャリと扉の開く音がした。

 すると扉は勝手に開くと、鍵が消滅した。



「よし、行こう!」



 僕とシラユキはいつも通り手を繋いで入ると扉が勢いよく閉まった。



「きゃっ!?」



 あまりに突然過ぎて肩を震わせたが、もう外には出られないようだ。

 そして、扉が閉まった影響で辺り1面が何も見えなくなった。僕は謎の恐怖感から身体を震わせ、シラユキにしがみついた。



「ネムちゃん? もしかして暗いの苦手?」



 確かに僕は夜とか寝る時に電気が付いてないと寝られない派だったけど、べ、別に暗いのがこ、怖いなんてことないんだよよよ……!!



「うん、わかったよ。よしよし。私は【千里眼】で見えてるからこのまましがみついてていいよ」



 シラユキのスキル【千里眼】、それは遠くのモノを見るだけでなく、暗闇とかでも暗視ゴーグルのように見ることができる便利なスキル。

 シラユキは震えてる僕を抱き上げ、頭を撫でながらゆっくりと進んだ。



「(この暗闇で怯えてるネムちゃん、なんか凄くかわいい……!!)」





 名称 ネム(サポートキャラ)


 ランク:A+ 親密度:100%


 解説:人気VTuber『シラユキ』の妹。シラユキのことが大好きで、シラユキのためなら何でもする。好きなことは頭を撫でられること。暗い場所がとにかく苦手で、その場で震えて動くことすら出来なくなる。


・特性:【自動魅了付与】【破壊不能】


・パラメーター

 STR:130(+130) INT:290(+20)

 AGI:400 DEX:95%


・スキル(10枠中7枠使用中)

 ・使用スキル

【ファイアボール Ⅸ】【アイスランス Ⅸ】

【ウィンドエッジ D】【天地乖離す究極の幼女(エヌマロリッシャー)


 ・常時スキル

 【歪み始めた人工知能(ブレイクオブブレイン)】【守護者(ガーディアン)

 【パートナーを想う気持ち】


 ・特殊スキル

 【アプリ連動】


・装備品

 【契約の腕輪】【絆の短刀(リアンズダガー)


・固有スキル

 ーーーーLv.0



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