表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最凶無比の魔女王は静穏を願う。  作者: ぶるどっく
黒薔薇の魔女王と忠誠を誓う者達。
29/55

旅の始まり。


 蒼く澄み渡った、何処までも続く大空の雲の切れ間に、突然4人の人影が出現する。

 

 一人目は、ゆったりとした旅の装いに身を包んだロマンスグレーの髪が特徴的な初老の男性。

 

 二人目は、白金(プラチナ)の髪に、(みどり)の瞳、エルフ族の特徴である長い耳を持った旅の装いの淑やかな容姿の美女。


 三人目は、一目で冒険者と分かる防具に身を包んだ褐色の肌に、特徴的な虎耳が目立つ獣人の若い男性。


 四人目は、同じく冒険者と分かる防具に身を包んだ、濃い金の髪に、蒼い瞳のエルフの美しい青年だった。



「ほっほっほっ、ここはイエンソド大湿原の入り口辺りじゃ。

 これから、どちらの方角へ行こうかのう?」

「翁様、出来れば亜人の国の方角へお願いできますか?」

「うむ、承知した。」

 翁の言葉に、エルフの青年、ランスロットが返事を返す。

「それで、基本的な方針は決まっていますの?」

「ああ、まずは我の生まれ故郷の集落を目指そうと思っている。」

 エルフの美女、アイリスの言葉に獣人の、ギルバートが返す。

「その次に、私の生まれ故郷であるエルフの里を目指します。」

「……とりあえずは、我らに関わり有る者達から話しをしようと思っている。」

「……そうですの。」

 興味のなさそうな冷たい光を瞳に宿したまま、アイリスはそれ以上言葉を続ける事は無かった。

 彼等は、特に言葉を交わす事もなく静かに目的地へ大空を移動するのだった。 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ