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トラウマは丁寧に保管されています

記憶がよく迷子になる青年・凪は、精神病棟で「一番忘れたい過去」に何度もつまずく。
そばにはいつも灯がいた。優しくて、強くて、なぜか核心だけは教えてくれない人。

記憶は壊れていたのではなく、必死に誰かを守ろうとして不器用に隠れていただけだった。

最後に凪が思い出すのは、罪ではなく――
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