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第三十話~記念特別編!?~

 アナウンス


 ……本日は『第三十話記念、『フィアンセ』特別番外編』にお越しいただき、誠にありがとうございます。本日は第三十話を記念して、いつもならしないようなネタ、およびキャラクターたちの裏話などを盛大に使っております。


 キャラクターについては重大なネタばれはないにしろ、勘のいい方ならわかってしまうようなものばかりです。嫌な方は読み飛ばすようここで注意しておきます。


 では、始めましょう。



 レディーーーーーーーーーーーースアアアアアアアアアアアアアアアンドジェントルメーーン!!!



 それでは、行ってまいりましょう!

 しばしの間のお時間拝借!

 期待されるは喜劇感激!

 そのご期待に添えるべく!

 やってきました記念式典!


 第三十回記念―――スタアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
















 朝、いつものように通学路を歩いていると、前を歩いていた四様が言ってきた。


 「……ええと、今日はね、大人の事情で文化祭なんだって!」

 「……ええと、急になにかな?四様。今日は十二月十七日だよ?うちの高校文化祭は十月に終わって……」

 

 僕の右隣で歩いている弥生ちゃん(どこか遠いところで冷たく冷静でちょっと怖い感じのする弥生ちゃんになっているような気がするけどそれは全部夢で、気のせいで、こことは無関係である。……無関係なんだ。)が、

 「そうですよ!もうとおっくの昔に私と四季君との文化祭は終わっちゃってるんですから!」

 「そうじゃないよ……まあ、とにかく、昨日まで普通に学校だったし、今日も……」

 

 

 僕がいい終わらないうちに、隣で歩いていた間宵ちゃんが、

 「いや、学校行ってみろよ?多分文化祭やってんじゃね?」

 「いや、さすがにそれはないとおもうんだけど……」


 僕の言葉を受けて、後ろをついていた夜闇が、

 「……おそらく、魔法でも使ったのではないかと」

 「……魔法って、あるの?ないよね?」


 僕の疑問を夜闇の隣でちょこんと歩いている零ちゃんが、

 「知ってるかい、四季?異常発達した科学は魔法となんら代わりがないのだよ」

 「知ってる、零ちゃん?いくら異常発達した科学でも一日で文化祭にはできないと思うんだ」


 ふう、これでいつもは会話が終わって、話しが進……


 「いや、この場合の科学は魔法の代替となるほどなのだ、一日で文化祭程度できないはずがないだろう!某ジャンプ作品『僕の私の勇者○』のようにっ!」


 ……いや、それは……

 

 「それはギャグ漫画だからだろ!ギャグの一環として、いきなり文化祭になっていた学校のテンションから取り残されてんのが笑いになんだよ!」


 間宵ちゃん内容を含めた突っ込みを始めた!?知らない人誰もわかんないよ!


 「何言ってるんだよ二人とも!落ちついて!なんで『僕の私の勇○学』の話になってるのさ!」

 「キミが始めたんだろ!」

 「てめえが始めたんだろ!いちいちうるせえんだよ、四季は!『昇竜拳』!浮いたところを『竜巻旋風脚』!」


 「ぐぼぁ……げぼぉ!?」


 な、なんて危険な技を!!!



 ここだけはいつものように、僕は気絶しました。はい、ちゃんちゃん。















 はーい、いつもの保健室でございまーす!

 なんとこの保健室、教室と同レベルで登場場面として多く登場するんですよ奥様!



 「……何を独り言言ってるの、お兄ちゃん?」


 嘘だ!?心の中を読まれた?


 「読んでないよ。……見ただけ」

 「それを読むと言わずになんと言う!?」


 四様に新しい能力が芽生えた……だと?


 「芽生えてないよ。今日だけ、特別」

 「特別?なんで?」

 「記念だよ」

 「記念?」

 

 よくわからない。


 「で、文化祭って言うのは?」

 「……なにそれ?文化祭?10月に終わったんでしょ、お兄ちゃん」

 「あ、うん、そうだった……ね?」


 あ、あれ?確か、冒頭でなんか大人の事情で文化祭って……言っていたような……。


 「夢だよ、お兄ちゃん」


 ああ、そうか、夢かなんだそうなんだ!尺が全然足りないとか、いまさら書くのめんどくさいとか、そんなんじゃ全然ないんだ!


 ……僕は一体何考えてるんだ?


 「……おやすみ、お兄ちゃん。……ゆっくり寝てね」

 「うんありがと……って、なんで四様が学校いるの?」


 話しの中ではいっつもいるのでつい忘れがちだけど、僕と四様は三歳離れてる。

 だから今はまだ中学生一年生だし、今は中学転校準備中である。


 

 「……大人の事情って、言わなかったっけ?」

 「言ったよ!?でもそれ夢だよ!?」

 「あれ、まちがっちゃった、てへ♪」

 「てへじゃない!」


 なんで四様が使ってるんだ、それを!……あれ、なんで使っちゃいけないんだっけ?たしか間宵ちゃんあたりが使ってたような……?でも、間宵ちゃんがそんな可愛いことするはず


 「誰が可愛くねえだこらあああああああああああああああああああああ!!」

 「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」


 ドガーーーーーーーーン!

 

 保健室の扉を蹴り破って、顔を般若みたいにした間宵ちゃんが乱入してきた!?

 ってか、僕まだなにも言ってないよ?


 「うっせええええええええええええ!!心の中全部丸聞こえだばかやろおおおおおおおおおお!うっせえんだよさっきからかわいいだの可愛くないだの!死にやがれええええええええええええ!!」

 「なんて理不尽な!?」


 ライダーキックの体勢になったまま、間宵ちゃんがつっこんできて、僕は死――!


 「させません!」


 ばっと、急に現れた夜闇がその蹴りを受け止めた!


 「大丈夫です、四季様!あなたの身体、操は私が守り、そして私が奪います」

 「奪われるの僕!?」


 いきなり登場してきて何言ってるのこの人!?

 

 「は!来たかクソメイド!今日という今日は殺してやるぜええええええええええええ!!」

 「それはこちらのセリフです」


 ドガガガガガガガ!


 激戦、激戦!


 がらり。


 「四季君、包帯替えにきました……ついでに、一緒にお着替えもして、も、もしかしたら、そ、その先も……って、なんですかこの状況!?」

 「四季、僕が開発したどんな傷でもたちどころに直る傷薬だ。学会に発表すればノーベル賞ものだが、今のボクはそんなものよりキミからの賞賛がほしい!賞賛ついでに、……その、こ、子作りとか……。っと、というわけで、くれ!……って、一体なんだ!?」


 二人とも、お願いですからもっと欲望をさらけ出すレベルを下げてください。全ての本音がダダもれです。

 

 「弥生!てめえも来たか!夜闇同様消してやるぜ!覚悟しな!」

 「それは、私のセリフです。四季様の隣は、私専用です」

 「む!聞き捨てなりません二人とも!……本気で行きます!」

 「ボクだって今のは怒ったぞ。科学者怒らせたらどうなるか、その身に思い知らせてやる!」







 ちょっとまって、みんな、そんな、本気でキミたちが喧嘩したら、学校が……


 「あ、お兄ちゃん、私猛烈に家に帰りたくなったね。そして全ての事象が私の帰宅に手を貸してくれてる。……うん、じゃ、私家で大人しくしてるね?」


 ……逃げるな!逃げないで!


 「ごめん、それ無理」


 うわあああああああああああああああああああああん!?







 「覚悟しやがれえええええええええええええええええええええ!!」

 「行きます!」

 「覚悟してください!やあああああああああああああああああああああああ!!」

 「思い知れ、科学の力!おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」














 ……直後に保健室はおろか学校全体が爆発して。


 











 ……いつも通りの、日常だった。……これがいつもどおりって、僕は、僕は……!!




















 

 こんにちは!秀句四季です!

 今日はお楽しみいただけたでしょうか?

 楽しめたのなら、ありがとうございます!楽しめなかった方は、ごめんなさい。

 ここからは、キャラの紹介に入りたいと思います!

 

 キャラの人に自己紹介してもらいますが、時折ネタばれなどがあるかもしれません。その時は容赦。というか、勘のいい人ならネタに気付く、という程度のものですが。

 では、始めます!トップバッターは主人公を務めさせていただいてます、僕です!


 「秀句四季です。好きなものは特にありませんが、弥生ちゃんたちの料理だけは金輪際食べたくありません。あ、自殺するときは別ですが。

 ずっと前に両親が死んでしまって、その反動でさびしかったんです。だから、急に現れた三人をすんなりと家に入れてしまった、ということです。

 名前の由来は、四季を楽しみ、四季の違いを美しく感じれるような子供に育ってほしかったらしく……え、違う?


 『好色→好く色→(古語辞典)しゅうくしき→(国語辞典)秀句四季』?


 ……え、僕ってもともとそんなキャラ期待されてたの?ちょ、ちょっと沈んできました……僕の自己紹介はこの辺で……」


 …………………き、気を取り直して、次の方!一番おしとやかで、でも今のところ大変なことになっているフィアンセ如月弥生ちゃんです!

 

 「え、ええっと、ご紹介にあずかりました、如月弥生、です!辛いものが好きで、その影響かしてちょっとだけお料理も辛めの味付けにしてます。

 体育とか苦手なんですけど、……その、戦いとかは、できないわけじゃ、ないです。

 名前の由来は、私が二月二十八日に生まれたから、だそうです。……え、違うんですか?


 『なんか中途半端な奴→行ったり来たりな名前→(古語辞典パラ見)二月→ああそう言えば二月って閏年とかあったなあ……そう言えばその日に生まれた人ってどうなるんだ?→おそらく三月だと勝手に推測→如月(二月)弥生(三月)』……なんです、か。

 ……なぜか涙が出てきそうです。泣いても、いいです、か……?うく、ぐす……」


 え、ええと、弥生ちゃんはちょっと泣いて出てこれないので、次行きましょうか。

 ええと、次は僕の頼れる?従者さん、十三夜月夜闇さんです!


 「(ぺこり)四季様から紹介されました、十三夜月です。好きなものは四季様、嫌いなものは四季様の嫌いなもの、……つまり、私の、料理、です……。私の名前は満月の一歩手前、つまり十三夜月を意味し、そして夜闇は……え、違う?

 『月の名前→満月→ごろわりい→(古典の教科書パラ見)月の満ち欠けの名前表→十三夜月ってかっけえええええええええええ!!』……?


 ……ええっと、コノハ、でしたか。作者は。……今から排除してきます。殺してきます。殺戮してきます!どうせパソコンの前に居るのでしょう!覚悟なさい!」


 ……ええっと、ちょっとどこかに行ってしまったので、次の方!……途中で文が途切れなきゃいいけど……


 「……心葉零だ。好きなものは研究、嫌いなものは研究所の連中だ。……僕の名前に関してはまだ言えないそうだ。……ふむ、この作品でもまだまだ謎に包まれたキャラだからな。おいしいところは残しておきたいのだろう。気持ちはわかる。もう長くない作者よ。余生あと幾分か。ま、せいぜい頑張りたまえ」


 ……なんかいい感じの言葉残して去って行きました。……まあ、明かせない、って言うんなら仕方ないんでしょうね。


 では、次行きましょう!僕の妹、秀句四様です!

 「こんにちは、いつもお兄ちゃんがお世話になってます!さっそく自己紹介行きますね!私の名前は秀句四様!トランプのガラがヒントらしいですよ!『四季』に合わせたかったんでしょうね!変換が面倒だっていっつも呻いてるけど、自業自得ですよね!好きなものはお兄ちゃん、嫌いな人はお金にがめつい人です!では、失礼します!」


 ……一番自己紹介らしい自己紹介だったね。

 ……じゃ、時間も押してることだし、そろそろお開きに……


 「東堂間宵。好きなものは戦うこと、嫌いな事は……こうやって無視されることだ」

 

 うわ!いたの、間宵ちゃん……


 「私の名前は『どうどうまよい』から。けして八九寺の奴から来たわけじゃねえからな。ちなみに弥生と間宵たまに書き間違うとか作者のバカがほざきやがる……!私は許せねえ。ありえねえだろ!?『ま』、と『や』、ひと文字しか違わねえんだぜ?……ああもう!あの野郎ぶっ殺してきてやる!うがあああああああ!!」


 ……え、ええっと、これで全員、かな?あとはちょっとしか出てきてない脇役さんとか、そんなん。


 では、これにて第三十話を終了します!


 駄文散文失礼しました!

 


 ご愛読感謝またじk

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