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作戦会議②

 リシアもあいつらの活かし辛さには心当たりがありすぎるのか、かれこれ三十分私と共に頭を悩ませている。


「……ヴィリアン様、ペンとノートをお借りしてもよろしいですか?」

「うん、いいよ。何か良い案でも思いついた?」

「いえ、その、まずは整理をしてみようと思いまして。頭の中だけでは限界がありますので」


本当に現実(こっち)のリシアはあのアホーズに良さを見出せていないんだな。


「まずはネイト様ですが、彼はとても気さくな方です」


確かに鬱陶しい奴だ。


「アドラ様は親しみやすい方です」


うん、馴れ馴れしい。


「最後に王子様は落ち着いた方です」


そうだね、感情が死滅しているね。


「お三方の性格は大雑把に分けますとこのようになると思います。次に得意な事ですが」


リシアはそう言ってまたサラサラと書き始めた。よくもまああいつらに関してそう手を止めずに書けるな。まあ、私もぶっちゃけ書けるっちゃ書けるけどね。悪口オンパレードになるけど。


「ネイト様は剣術はもちろんですが、身体を動かす事全般を得意としています」


私より弱いけどね。けどまあ言わないでおこう。私は優しいから。


「アドラ様は手先が器用です」

「……え、そうなの?」


一瞬聞き間違いかと思った。いやほんと、初めて知った。ゲームにもたしか出ていなかったはず。出ていてもあんな奴の詳細なんて覚えててたまるか!


「はい。アドラ様、料理の盛り付けとかも完璧ですし、趣味で編み物もしているそうですよ。服も状態によっては自分で直すようです」


へー初耳。でも、そんな事書いてあったような無かったような……。アドラって運営の推しだけど、一番掘り下げが少なかったんだよね。あえて底が見えないキャラを演出されてたな。あとなんか、割と暗い設定背負わされてた気がする。オタクってそういうの好きだから。


「へー。私とどっちが上手いかな?」

「流石にヴィリアン様の方が上手だと思いますよ。アドラ様、料理はしたことがないようなので。興味はあったようですので、今回を機に料理の実習を取ったようです」

「え? あー違う違う。紛らわしくてごめんね。編み物の方。私もよくやってたから」


集中力高めるために。色んな物や模様が編めるようになると嬉しいんだよね。


「そうなのですか。ヴィリアン様は多才ですね」

「そのコースターも私が編んだやつだよ」

「え⁉︎ すごいですね、てっきりお店で買われた物かと」

「手芸は得意なメイドがいたからその人に教えて貰ったんだ。流石にプロが作るような細かい模様とかはできないけど」

「いえ、十分すごいです」


リシアはキラキラした目でコースターを眺めている。


「興味ある?」

「はい! あ、その、すみません」


リシアは少々前のめりに肯定したことを恥ずかしそうにしている。


「気にしないで。今度教えるよ」

「良いのですか⁉︎」

「リシアに嘘はつかないよ」


そう言うと、リシアは少々照れくさそうに笑った。いつもはガヤがいるから意識して見ないけど、こうして一対一になるとやっぱり可愛いな。シスタとはまた違う良さがあるよ。

コロナになりました。

現状続きを書く元気は無く、しばらくは書き溜めに頼りたい為、一話一話の分量を少なくさせてください。その影響で少々雑な区切りになってしまいますが、二話投稿は続行させていただきますので、多めに見てください。(一話にまとめるより二話に区切った方が個人的に楽なんです)

また、体調の関係等で以前よりも更新時間が不定期になります、申し訳ありません。

読者の皆様はお身体に気をつけてお過ごしください。

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