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伝説同士の衝突 下

◆◆◆


 神聖ミリシアル帝国 空中戦艦パル・キマイラ二号機


 艦橋に浮かび上がるディスプレイには外の様子が映し出され、艦内では報告が飛び交う。

 パル・キマイラでは敵艦隊攻撃のための準備が進められていた。


「エネルギー充填100%、魔力充填完了」


「ターゲット……2号機最寄りの中型艦……計算完了、誤差修正+2、-4……」


「砲安定システム異常なし」


「本機、射撃航行モードに移行」


「全システム異常なし、攻撃準備完了」


 無機質に流れる攻撃準備完了の声……艦長メテオスは面倒そうに指示する。


「攻撃したまえ」


 晴れ渡った空に浮かぶ異形の戦艦……リングが回転を初め、下部に設置された魔導砲が轟音と共に煙を出す。

 空中戦艦は攻撃を開始した。

 


 グラ・バルカス帝国 巡洋艦テティス


「敵、リング回転開始!!」


「対空高射砲、当たりません!!!」


「敵艦発ぽ……ガァツ!!!」


 ドグァツ!!!ガン!!ガン!!ガキィィィィ!!!ドコォォォォォオ!!!


 甲高い音と共に連続して発射された魔導砲弾は、高確率でパル・キマイラ2号機から最も近くにあった、グラ・バルカス帝国の巡洋艦テティスに着弾した。

 1発や2発ならば耐えられたことだろう。

 しかし、大口径砲にしてはあり得ない連射速度と連続して着弾する砲撃に、テティスは耐える事が出来ず、爆発炎上を始める。


 パル・キマイラの射撃は続く。


 帝国の大艦隊外周からは空に向かって雨の如き量の対空火砲が打ち上げられる。

 駆逐艦などは時折主砲を使用しているようだが、時速200kmもの高速で飛行しながら正確無比な射撃をしてくる「バケモノ」に有効弾が与えられないでいた。

 一方、パル・キマイラの速度差を生かし、アウトレンジからの正確な射撃により、艦隊はその数を減らす。



 

 空中戦艦パル・キマイラ2号機の艦橋にある平面ディスプレイには、爆発炎上する敵艦が写る。

 艦長メテオスは、特に何の感想も無く、その光景を眺めていた。


「メテオス艦長!!初号機、ワールマン艦長から通信です!!」


 通信員が報告を行う。


「ワールマン君か……つなぎたまえ」


 ディスプレイの画面が切り替えられ、仮面をかぶった細身の男、ワールマンが画面に映し出された。


「メテオス艦長……久しいな」


「何だね?ワールマン艦長……今は戦闘中……手短に頼むよ」


「フン……今回の作戦……我は君に手を貸すと言った……しかし敵艦は目の前だ……」


「何が言いたいのかね?」


「外周から……敵大型砲の命中率に関するアウトレンジから攻撃を行い、確実に倒す。実に君らしいやり方だ……しかし、時間がかかりすぎる。

 さっさと敵旗艦を叩けば、敵の指揮系統は乱れ、古代兵器を使用せずとも、魔導艦隊だけでも十分に倒せるはずだ。

 すぐにでも旗艦を攻撃するべきだ」


「……ワールマン艦長、君は少し解っていないようだねぇ。

 パル・キマイラは国内に7機しか存在せず、運用可能な機体はたったの5機という貴重な機……古の魔法帝国の超兵器なのだよ……。

 陛下の慈悲により今回遣わされた機体なのだ……万が一にも傷つける訳にはいかない」


「解っていないのは君の方だ、メテオス艦長!!

 我らが操るのは古の超兵器……圧倒的な魔導出力による装甲強化と、この速度をもってすれば、敵の大口径砲など当たりはせん。

 魔導演算機によれば、単機で敵旗艦を葬りに行ったとして、損傷可能性は0.02%との計算結果を得た。

 魔法液も無限大ではないし、魔導戦艦とは比較にならないほどの燃料代がかかるのだ。

 君のやっていることは、時間の無駄なのだ。」


 話はつづく。


「それにな……これは政治的な問題でもあるが、レイフォルを単艦で滅ぼした艦が、敵の旗艦、そんな生きる伝説を存在させてはならない。

 各国や、占領地の志気に関わるため、早急な撃沈が必要だ!!!」


「どのみち敵旗艦は撃沈するのだよ、そこ数時間と燃料代のために損傷可能性を上げてどうする?

 君の考えは無意味だ」

 

 メテオスは、ワールマンに言い放った。

 激高するワールマン。


「もう良い!!初号機のみで旗艦を撃沈する。

 超大型魔導爆弾ジビルを食らわせてやるわ!!」


 通信は、一方的に切断された。


「……バカな奴め……万が一、パル・キマイラが損傷したらどうするつもりなのだ……」





 パル・キマイラ初号機


「進路敵中心部!!!攻撃目標、敵旗艦グレードアトラスター!!!

 進路上の敵艦を攻撃、並びに魔導砲による目標への連続射撃を行いつつ敵、旗艦上空を通過、超大型魔導爆弾ジビルの連続投下を行う!!!

 魔導演算機、爆撃モード起動!!!」


「了解、実行します」


 空中戦艦パル・キマイラ初号機は、異界の大帝国、グラ・バルカス帝国史上最大にして最強の戦艦、旗艦グレードアトラスターに向け、進行を開始した。



◆◆◆


 戦艦グレードアトラスター


「ん!?」


 司令カイザルは、敵空中戦艦の変化に気付く。

 艦隊中央部の対空砲が届かぬ位置から攻撃を行っていた2艦のうち、1艦の進路が明らかに変わった。

 射程圏内に入った敵艦に対して対空火砲が雨のように集中する。

 うち何発かは近接信管が作動し、艦近くで爆発、調整破片により超高速で飛行する金属片のシャワーが浴びせられる。


 しかし、損傷した様子も無く、敵艦は真っ直ぐにこちらへ向かって来た。


「くっ!!奴らこの旗艦を攻撃するつもりか!!」


 司令カイザルは化け物を睨みつける。

 隣にいた艦長ラクスタルは、司令に話しかけた。


「カイザル司令……申し訳ないが、命をかける覚悟をして頂きたい」


「艦長、軍に入った時より覚悟は出来ている」


「失礼しました」


 ラクスタルの表情が変わる。


「取舵いっぱい!!!」


「とーりかーじ!!」


 操舵員が復唱し、舵を左に切る。

 重厚な艦が、ゆっくりと旋回を始めた。

 ラクスタルは続ける。


「これより前方空中戦艦に対し、艦を垂直とし、主砲による一斉射を行う!!!

 主砲用意!!弾種徹甲弾!!!」


 対戦艦用の兵器、貫通力を高めた砲弾、徹甲弾。

 部下はその判断に驚愕した。


「て……徹甲弾!?敵は空中を高速移動する空中戦艦……当たる可能性は限りなく低い、対空主砲弾を使用するべきです!!!」


 グラ・バルカス帝国で開発された、対航空機用の対空主砲弾……近接信管を内蔵し、自らの出すレーダー破の反射波を捕らえて空中で爆発する。

 通常対空火砲につけられているものを主砲に取り付けたため、その爆発半径と威力は飛躍的に向上していた。

 命中率も、徹甲弾に比べて遥かに大きいため、部下はラクスタルの判断に対して意見具申を行った。


「聞こえなかったのか!?復唱はどうした!!!弾種徹甲弾だ!!!

 敵の進軍速度を考慮すると、主砲の最大射角から考えて、チャンスは1射のみ。

 対空主砲弾は調整破片で傷をつけるものであり、高い装甲を持った者に対して貫通力は無いに等しく、効果が無い可能性もある。

 徹甲弾であれば、当たれば必ず効果が出る!!!!!

 復唱はどうした!!!」


「は……はっ!!!主砲用意、弾種徹甲弾!!!」


 グラ・バルカス帝国史上、世界最大にして最強の砲……地球の歴史上においても、同様の威力を有する砲は、大日本帝国が所有した「大和型戦艦」のたったの2隻をおいて他にない。

 帝国の誇る45口径46cm砲が、ゆっくりと旋回を始めた。


◆◆◆


『主砲用意、目標前方敵大型戦艦、弾種徹甲、一斉射を行う。

 右32度、仰角21度……』


 伝令官から司令が流れる。


「……徹甲弾で空中目標を撃つたぁ……艦長も思い切った事をするな……」


 ベテラン砲術師のブラグストンは、昔物語で読んだような、現実離れした敵に多少のワクワク感を覚えながら確実に仕事をこなしていった。


『砲術師の諸君、艦長のラクスタルだ』


 伝声管から聞こえる声、フラグストンは耳を傾けた。


『諸君らは、これまで血のにじむような訓練を積み重ねて来た。

 それは私も十分理解している。

 だからこそ、諸君らの積み重ねて来た成果を次の一撃にかけてほしい。

 次の君たちの放つ一撃は、当たれば帝国を救い、外せば東方艦隊が大きな損傷を被る事になる。少なくとも旗艦は撃沈される可能性が高い。

 帝国の興廃はこの一撃にある。日頃の成果を発揮し、確実に当てよ。以上。』


 沈黙……。


「な……なんて決断をしやがるんだ!?この艦長は……とんでもねぇ重圧だ」


 帝国で最も高い命中率を叩きだす砲術士フラグストン……彼は一瞬人生を振り返る。


「儂は……次の一撃を放つ……そのために生まれて来たのだろうな……

 確実に当ててやろう!!救国の一撃を放つぞ!!!」


 フラグストンは、人生最大の集中力をもって仕事を行うのだった。



 艦橋~


「巡洋艦プロキシオン被弾!!!」


「敵空中戦艦、我が方へ向かって来ます!!!」


 興奮した声での報告、艦はゆっくりと左旋回を始めていた。

 砲撃発射のタイミングは、担当課にすべて任せている。

 艦長ラクスタルは当てる事を信じ、敵艦を睨みつけていた。


「敵艦発砲!!」


 空中戦艦がグレードアトラスターに向けて一撃を放つ。

 砲弾は青く輝き、超高速で向かってくるのが目視出来る……命中コース!!!


 ガン!!!ドカァァァァァ!!!


 敵砲弾は艦橋下部に着弾し、光と共に猛烈な音、爆炎を解き放つ。

 艦橋も振動し、内部にも猛烈な音が響くと共に、視界を遮る炎が上がった。


『うわぁぁぁぁぁ!!!』


 小さな悲鳴を上げる兵達、しかし、艦長ラクスタルは微動だにせず、敵の方向を睨みつける。

 満載排水量72809トンにも及ぶ巨艦は、重要区画装甲で敵の攻撃をはじき返した。



 艦橋に、伝令官から音が漏れる。

 空中戦艦との相対距離を必死で算出した砲術長による砲塔への司令だった。


『第1主砲仰角補正+2、第2主砲左+3仰角+1、第3……』


 各人が生き残るため、そして次に放つ一撃が帝国に及ぼす影響を十分に理解し、もてる力のすべてをかけて仕事を行っていた。


『第2主砲発射準備完了!!』


『第3主砲……』


 準備が整う。


『主砲射撃用意!!発射17秒前、16,15,14、13……』


 カウントダウンが始まる。


「敵艦発砲!!!」


 再度敵艦が発砲し、青い光が伸びて来る。

 着弾の瞬間……。


「撃てーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!!!!!!!」


 9門の砲から巨大な火炎が出現する。


 最大射程42kmにも及ぶ45口径46cm砲から、時速2808kmで巨弾が射出された。


 砲弾の先端から斜め後方に向かい、衝撃波が形成される。

 同衝撃波境界層では、空気が粘性発熱を起こし、高温になる。

 9発の砲弾は、衝撃波を纏いながら飛翔していった。




 それは正に奇跡だった。

 後の歴史書には「奇跡の一撃」「歴史を変えた一撃」と称される事になる。


 グラ・バルカス帝国史上最大にして最強の砲弾、9発のうち1発が空中戦艦パル・キマイラ初号機に着弾する。

 戦艦の分厚い装甲をぶち抜くために開発された巨弾は、強大な魔力によって装甲が強化された……しかも重要区画をあっさりと貫通し、艦中心部に設置された高出力魔導機関にめり込んで爆発した。


 爆発は放射状に広がり、特に装甲の弱い部分から外に突き抜ける。

 燃えやすい魔力燃料にも引火し爆発力を増す。

 

 猛烈な光の後、空に巨大な炎の十字架が出現した。


 空中に出現する大きな爆炎。

 パル・キマイラの艦橋から三方向に伸びる、リングを支える船体は裂け、炎と共に落下する。


 艦体が大きいため、それはひどくゆっくりとしたものに見えた。


 海へと衝突したパル・キマイラ初号機は、1度大きな爆発を起こし、海底へと沈んでいった。


◆◆◆


 空中戦艦パル・キマイラ2号機


 ズゥゥゥゥゥン……


 初号機の断末魔、腹に響くような重低音は、艦橋の中まで響いていた。

 

『パル・キマイラ初号機……轟沈』


 無機質に報告は行われる。


「おおおおぉぉぉぉぉ!!!」


「ば……バカな!!パル・キマイラが一撃で沈むとはっ!!!」


 うろたえる幹部たち……。


 ディスプレイからは現実離れした光景が流され続ける。


 古の魔法帝国の超兵器……。


 国にたったの7機しかなかった超兵器がバラバラとなって空から落つ。

 

 メテオスはその光景をみて

声を上げる。


「おおおおおお……おおおおおお……おおおおおおお」


「おおお……おお……おおおおおおお…おおおおお」


 冷静なメテオスが驚愕に震える。


 古の魔法帝国の超兵器……決して超えられないほどの高い技術、そして自分たちの目指すべき指標とも言える技術水準。

 恐れ、そして敬意さえも抱くラヴァーナル帝国の古代兵器が撃墜された。


「そんな……そんな……そんな……私は皇帝陛下に何と説明すれば……はっ!!!」


 メテオスは指令を思い出した。


『万が一1機でも損傷した場合は撤退せよ』


「て……撤退だ!!!撤退せよ!!!左90度、機関全速!!砲撃を行いつつ撤退だ!!!」


 空中戦艦は、ゆっくりと旋回を始める。


「こ……この私の顔に泥を塗るとは……グラ・バルカス帝国……私は君たちを許さないよ……。

 そしてグレードアトラスター、必ず君を仕留める!!!私の手でね」


 空中戦艦パル・キマイラは反転し、神聖ミリシアル帝国を目指す。

 艦長メテオスは、復讐の決意に燃えるのだった。


◆◆◆


 戦艦グレードアトラスター


「空中戦艦反転、撤退を開始しました!」


『うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!』


 艦橋は歓喜に沸く。


「……逃げたか、少し賭けだったが、上手く行って良かった」


 ラクスタルは小さくつぶやく。


 グラ・バルカス帝国東方艦隊本隊、全ての兵が歓喜の声を上げる。


「さすが帝国の誇る最強の砲だ!!たったの一撃で沈めたぜ!!!」


「グレードアトラスターには神技を持つ砲術師がいると聞いたことがある!!空中目標に当てるとは……噂は本当だったか!!」


「不沈戦艦、グレードアトラスターがいる限り、帝国は不敗の道を突き進むさ」


 帝国軍人は各々が感想を述べる。

 しかし……青ざめる男が一人。

 司令カイザルである。


「ラクスタル艦長、良くやってくれた」


「ありがとうございます。部下を信じておりますのでな」


「しかし……敵はあれほどの艦を、あとどれくらい持っているのだろうか?」


「解りませぬ。カイザル司令が知らないとなると、情報局は掴んでいなかった……という事になります」


「帝国の航空兵力が全くと言って良いほどに通用しなかった。

 たったの2隻に甚大な被害を受け、敵1隻を撃沈したのみ……。

 海だから何とかなったものの、仮にあれが陸に現れたら……抗する術が無くなってしまうのではないか?

 量産されたら厄介だぞ」


「国の今後の運営にも関わる事でしょう」


「軍を理解していない……戦力の分析が出来ない政治家や国民が理解すれば良いが……。

 おそらく今回の戦いは、グレードアトラスターを神格化させ、神聖ミリシアル帝国恐れるに足りず……という方向に向かうだろうな……。」


「司令ともなると、政治が関わって来るため、大変ですね」


「愚痴を言ってすまない。

 しかし、敵の化け物は退けたが、まだ敵艦隊は残っている。

 しかもこちらは航空兵力を三分の一以上失ってしまった」


「潜水艦隊によって敵には相当な被害を与えています。

 空母のほとんどにかなりの打撃を与えておりますが、敵の進行も止まりません。

 このままだと艦隊決戦になるでしょう」


 帝国の艦隊は突き進む。


◆◆◆


 海に爆発音が鳴り響く。

 大艦巨砲主義の元に作られた大艦隊と、魔法文明の頂点に君臨する者達が作りし艦隊。

 神聖ミリシアル帝国主力と、グラ・バルカス帝国東方艦隊主力がぶつかり合う。


 大口径の魔導砲が巡洋艦を大破させ、グレードアトラスターの巨砲が魔導戦艦を砕く。


 艦船は入り乱れ、双方被害が拡大していった。

 お互いに国の命運を背負っており、意地と意地がぶつかり合う。


 砲撃戦は4時間にも及び、多くの損失を抱えた双方の艦隊は、弾切れと共に反転し、戦闘海域を後にした。


◆◆◆


 第2文明圏 列強国ムー 


 1台の車が大通りを飛ばしていた。


「課長!!間もなく日本大使館に着きます」


「絶対に交渉は成功させなければならない!!!」


「しかし、アポなしで朝から行くのは失礼ではないでしょうか?」


「失礼なのは、十分に承知している……しかし、国の存亡がかかった事態だ。

 電話だと、小さな要件でも先に入っていると後回しにされてしまう。

 課長クラスが直接訪問し、担当者が来るまで待ち続ければ、少しでも事が早く運ぶ」


 車は日本大使館の前に到着した。

 白く、洋風に作ってあるが、シンプルで品格を感じさせる建物。


 ムー国外務省列強担当部の課長オーディグズは交渉を成功させる事を決意し、日本大使館の扉をたたいた。





 ブログ(くみちゃんとみのろうの部屋)で、4話先行配信中です!なろう版よりも誤字が多い投稿前のバージョンです。

 また、この度ブログコメント数が40000コメントを超えました。

 ありがとうございます!!!


 これからも日本国召喚をよろしくお願いします

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[気になる点] グラ・バルカスとの戦闘は焼き直し多過ぎてさすがにくどすぎる モブが戦うシーンを何度も違う視点で見せられても全く面白く感じません
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