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死神はウンザリしている  作者: 鰺屋華袋


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45話

「……」


 男は心底嫌そうな顔をしながらも黒いドレスの……俺が副都心でたまたま訪れた店でマスターをしていた女から、蝋封の施された巻紙を受け取った。


「……まぁな、俺は自分の呪いが少しでも祓えりゃそれで十分なんだがよ……」


 そう呟いた男は……巻紙を傾けて蝋塊を下に向け、その下に自分の人差し指を差し込み……


開封(オーリス)


 短く呟いた。


▽▽▽▽▽▽▽▽▽▽


 最初から……解せない事の連続だった。


 拉致された事は状況から明白だが、それが何時行われたかは皆目見当がつかない。


 我々が追い詰め、その命を絶った行員……その父親を名乗る男と、私の耳をそぎ落とした男の関係。


 復讐と宣い、直接手を下した者達への苛烈な制裁……にも、関わらず、どこか追い詰めすぎる事を忌避したかのような我々への対応。


 法になど最初から頓着していないことは明白なのに……


 封にかざした人差し指の先に……黒い(?)焔を灯し、ゆっくりと深紅の蝋を溶かす男を見ながら


(いったい……何がしたいんだ?)


 自分の尺度では何一つ理解出来ずにいた……その時、


「教えてあげましょうか?」


 渦巻く疑問を……  


 全て凍らせるような、それでいて妖艶としか言い表せない囁きが耳元に響いた。


 

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