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スキル操作で現代ダンジョンを生き抜く!  作者: ももんが


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13/53

013:吸収アイテム

 千堂さんのスキルをアップした翌朝も、通常運転で神条稲荷ダンジョンへと向かう。

 今朝は、昨日の朝にダンジョンへと置いてきたオレのハンドガンが、吸収アイテム化されて回収できるかどうか、それがどれだけ効果的なのかを確認するのが最大の焦点だ。

 この前怒られたので、美玖には声を掛けて同行してもらっているんだけど、昨日の千堂さんとのスキル操作の件は、今のところ触れていないが、何故か後ろめたい……。


 それと、つるはしでちまちまタイニーハムスター(通常ハムハム)を倒すのはダルいので、今日は新兵器を投入した。美玖もダンジョンに入ると気付いたようだ。


「輝、その装備って新しいやつだよね?」

「お! 気づいちゃった? 今日下ろしたて! 今度のもかなりすごいよ。自衛隊現用装備をベースに……」

「あ、そういうのはいいやっ」


 がっくり……。

 今回新調した装備は、自衛隊の現用装備、二十式小銃をベースにしたエアガンを元に、耐久性等を考慮したコンセプトで改造し、最大射程十五メートル、連射速度秒間五発に納まるよう調整している。おそらくハンドガンよりは若干パワーは劣るけど、そこは連射で補えればと考えているが、付随装備として、グレネードランチャーをフロントのアンダーレイルに用意し、緊急時には十八発の弾丸を銃とは別に射出できるものも付随させた。グレネードランチャーは射程は短いが、威嚇や陽動の使用を考えている。


 銃を構えダンジョンを少し進んでいくと、一匹のハムハムと遭遇する。試射するには一匹はおあつらえ向き。

 セイフティーを三点バーストに切り替えてトリガーを絞ると、ギアの回転音に後追いでピストンの打撃音が三回響くとベアリング弾が三発発射されて、狙ったハムハムに向かって飛翔する。

 一発目が命中するとハムハムは派手に弾け飛び、次弾もハムハムへと命中し、地面に降りる前に魔石に変わった。弾速を見た感じM92Fと同等のパワーは出ている気がする。ハムハム相手ならパワー的には問題なさそうだな。次からは単発でいいか。

 さすがに最初のハムハムは吸収アイテムじゃなくて魔石だったな。運のステータスを上げていたから若干期待していたけど、一発目でドロップしたら運良すぎか。


「ねえ輝。鑑定眼を使うと、ドロップするアイテムが分かるんだよね。それなら、そのスキルを使えば効率よくない?」

「おおっ確かに。目から鱗だよ」

「はあ……輝、そう言うとこあるよね」


 さすが美玖。何でオレは、こんな簡単なことに気が付かなかったんだろうか。

 これは反省案件だ。オレもスキル所持者になったんだから、もう少し意識しないとな。


 少し進むと再びハムハムが三匹出現。

 早々に鑑定眼を使うと、三匹のドロップアイテムは、なし/魔石LV1/魔石LV2だった。

 当然最初に狙うのは魔石LV2を所持しているハムハム。念のため三点バーストでトリガーを絞り見事命中。続いて魔石LV1を所持しているハムハムを狙うと難なく命中。

 ただ、二匹を討伐した際に発射した弾が跳弾した影響で、もう一匹はどこかへ逃げてしまった。

 まあ、逃がしたのはドロップしないハムハムなので問題なし。鑑定眼様様だな。


 ただ、一匹目から二匹目にターゲットを切り替える際に、どうしてもタイムラグが発生してしまう。一度レーダーサイトを装備してテストしてみようかな。素早くターゲットの切り替えができるようになれば、川越ダンジョンで十分役立つはずだし。


 ドロップした魔石を収容し、さらに奥に進んでいくと、十匹程度が集まったハムハムと遭遇した。十匹が集結しているなんて珍しいなと思いながら鑑定すると、ついにその時が来た!

 距離はおおよそ十メートル先。見た感じだと、五匹ずつの集まりが二つに分かれている感じで、その片側の集まりの中の一匹の鑑定結果に【所持品:M92F(魔銃化)】と表示された。


 流石に取りこぼしたくないけど、ここはグレネードを使った方がいいか? 十八発同時発射の方が確実かもしれない。

 念のため銃自体はフルオートに切り替えてから、銃のフロントにあるアンダーレイルに装着したグレネードランチャーのトリガーを絞る。トリガーのテンションが高くかなり重いが、銃のストックがあるためハンドガンより安定してトリガーを引くことができる。

 

 ボスッとガスが吹き出される大きな音と共に、十八発のベアリング弾がハムハムの集団に襲い掛かる。ガス圧が高いため、ハンドガンで弾を打ち出す時に比べ、より凶悪な音がダンジョン内に響き渡り、ハムハムがその音に驚いて固まってしまうほどだ。


 吸収アイテムを所持しているハムハムに向けて打ち出された十八発のベアリング弾は、着弾すると五~六匹ほどのハムハムに当たり、命中したハムハムが弾け飛ぶ。

 念のため、後追いで弾が当たっていないハムハムに向けて狙って撃っていると、正気を取り戻したハムハム数匹はダンジョンの奥へと逃げ帰っていき、その場所には【M92F(魔銃化)】【魔石LV1】×3個【魔石LV2】×1個が残された。


 よっしゃー! 吸収アイテム化した装備ゲットだ!

 思わずガッツポーズすると、横にいる美玖に、はぁ? という顔で見られてしまう。

 しょうがないじゃん。うれしいんだから。


 速攻でドロップした場所へと近づき、魔銃を拾い上げて鑑定眼で見てみる。


-----------------------

名 称 :M92F(魔銃化)

攻撃力 :5

弾消費 :1/15MP

装弾数 :15

スロット1:なし

スロット2:なし

-----------------------


 鑑定したタイニーハムスターの耐久力が2だったから、あのときの倍強くても一発で仕留められる感じなのか。ダンジョン内に残す前の銃は鑑定してなかったから、前の状態の攻撃力を比べることはできなかったけど、どこかでテストはしてみたいな。

 もう少し強い魔物が出るダンジョンに行ったときにでも検証してみよう。できれば川越ダンジョンで試したいな。


 気になったのは弾消費って項目だ。MPを消費して弾を撃つ感じになるのかな。

 弾消費:1/15MPってことは、1MPで15発撃つことができるってことなのか?

 とりあえず試してみよう。オレのMP最大値は30だから、とりあえず15発弾を撃ってみようか。


「美玖、ちょっと試射してみる」

「そっちの銃は私が持ってようか?」

「おお、助かる」


 首にかけたストラップを外し、二十式小銃を美玖に手渡す。


「あっ、結構重たいのね」

「パワーアップ改造をするため、色々なパーツを強度が高いものに変えたからね。もしかしたら、実銃よりも重量があるかもね」

「へー、そうなんだ。ちょっと使ってみてもいい?」

「おう。試してみて」


 美玖に二十式小銃を渡したあと、ハムハムを探しながら二人でダンジョンを進んでいくと、さほど時間が掛からずに一匹のハムハムと遭遇した。

 ハムハムに狙いを定めてトリガーを絞る。


 っ!

 あれ? 驚くほどトリガーが軽い。しかも、発射された弾は、ベアリング弾よりも早くハムマムに向かって飛翔していく。見た感じエネルギー弾って感じかな。光の弾が飛んでいき、ハムハムに命中すると魔石に変わる。 

 おおっ! おもしろっ!! なんかゲームの銃を撃ちまくる感じ?


 15発撃ってから自分のステータスを確認してみると、MPが丁度1減っていた。まさに予想通りだった。

 その後、美玖と二人で試射しながら回り、最終的に、この日魔石は30個ほどゲット。そのうちレベル2の魔石が15個にもなった。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

次の更新は金曜日18時を予定しています。

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お読みいただきありがとうございました。 初投稿作品です。お手柔らかにお願いします!
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