088-5-14_秘密の湯あみ(挿絵あり)
「じゃぁ、行ってくるね」
ラヒナに声を掛けて桶のある部屋に入っていった。
湯浴みをする部屋は、気持ちが落ち着くように、敢えてランプを暗いものにしてある。しかも、常にお湯を沸かしているため部屋中に湯気が充満し、鼻から息を吸い込むと、しっとりとした温かい空気が、鼻腔を通り肺の中へと入っていく。肌も一気に水分に覆われて、とてもリラックスする。
あぁ、ミストが気持ちいい〜。
「アリサ、入ってきたよ」
薄暗い中、仕切りカーテンの向こうにアリサのシルエットが写っている。彼女に、「お掛けください」と言われ、カーテンをくぐり、敷物の上に据えている低い椅子に座った。アリサは、いつものように、小さい桶で、背後にある大きなお湯の桶から湯を汲んで、背中の方にしゃがんだ。
「失礼いたします」
そう言って、アリサは、うじから、順番に優しく僕の身体を拭き始めた。彼女は、タオルを点々と肌に当てるように拭いていく。肌が傷つかない拭き方らしい。
あ~、温かいタオルが当たると、気持ちいい……。
「では、バスタオルをはずしますね」
「う、うん……」
アリサは、いつも僕の身体を丁寧に扱ってくれる。それにしても、僕が大きくなったことを、アリサはどう感じているのだろう。
「ねぇ、アリサ、僕の事見て、驚いたでしょ?」
「ええ、とても驚きました……フフッ……」
アリサがとても嬉しそうだ。でも、今の、フフッ、ってどういう意味?
アリサは続けた。
「……急に、成長されて、ご不便なところもございますでしょうから、なんでも仰ってくださいね」
彼女はそう言うと、タオルの温もりを、僕の身体に浸透させるように拭いていく……。
それにしても、今日は、色々初めての体験ばかりで、緊張もした。アリサの言う通り、不便と言うか、戸惑うことばかりだった。まさか、身体が成長してしまうなんて本当に驚いちゃったし、それに、何度も繰り返し湧きあがってきた、あの、お腹の下がジンジンとする感覚。
今も、まだ、残っている……。
そうだ、思い出した! ククリナに、おっぱい触られちゃったんだ。
あの時も、ククリナの怪我に夢中だったけれど、彼女に触られた時は、全身に電気が走ったように身体が反応してしまった……。
「アリサ、あのね……今日ね……」
何となく、アリサに話したくなった。
「突然、大人になっちゃったとき、服が無くって、裸になってたんだけど、するとね……」
アリサが、背中を拭き終えて、大きい湯桶にお湯を汲みに行った。
「女の子の身体って、不思議だね。実はさ、この身体は、まだ、自分の身体として、馴染んでないというか……」
アリサは、次に、目の前に来て桶を置き、低い姿勢になった。彼女は、首筋の方からタオルを当てて、順番に胸骨の辺りをテンテンと拭いてくれる。アリサは右利きのため、タオルを右手に持ちながら、左手は、そっと、僕の肩や脇腹、腰などに添えられる。その柔らかい指先からは、アリサの女性らしい繊細さが伝わってきて、何故か安心する。
彼女の湯あみの所作はとても丁寧で、先程から、その心地良さに、目はずっと閉じたままだ。
「それでね……その時から、気持ちまで、女の子のようになってしまって……」
「腕をお上げになってください」
アリサが優しくそう言ったので、右腕を上げて脇を広げた。脇の下を触られるとくすぐったい。
「反対の腕もよろしいですか?」
アリサに言われるがままに、左腕も上げて、脇を広げた。
「……その時ね、ククリナに、突然、おっぱいを触られちゃって……。でも、その後、ククリナも、自分のおっぱいを僕に触らせたりして……」
アリサは、脇を拭き終えると、今度は、胸の真ん中にタオルを当てた。
「ククリナって……ちょっと、エッチなんだよね……。あ、あのね、アリサ……。……今日は、どうも、身体が敏感というか……落ち着かないんだ……。きっと、急に、成長したせいだと思うんだけど……」
あぁ、また、ククリナに触られた時のこと思い出しちゃう……。
アリサは、何も言わずに、身体を拭いてくれている。そして、アリサの持つタオルは、胸の真ん中を下に降りると、左胸のアンダーバストに移動した。
「ア、アリサ、聞いてる?」
アリサの手が止まったので、目を開けてみた。すると、アリサと目が合った。
「はい。聞いております……」
アリサは、慈しむような目で僕を見上げている。彼女の艶のある唇が目に入る。そして、その下は透き通るような白い肌が……。
あ、あれ? アリサが……湯浴み服……着てない……。
アリサの、ツンとした張りのあるバストが、丸見えだ。
き、綺麗……そ、それに、大きい!
見ない振りをしても、そこに目がいってしまう。すると、アリサは微笑んで上体を少し上げた。彼女のバストが目の前に露になる。
す、凄い。
胸がドキドキして……。
「な、なんで、今日は……裸……なの?」
「はい。ご成長されたエリア様の湯あみをお世話させていただくときは、何も身に付けないようにしたいと思います。ご安心して湯あみをしていただくための必要な措置でございます」
「ほ、ホントに?」
さっきまで、湯浴み服を着ていたのに、いつの間に……。
呼吸が、段々荒くなる。気持ちを抑えようと、唇を噛んで、鼻でゆっくりと息をする……。
次にアリサは、タオルを桶に戻し、正座のようにしてしゃがむと、僕の右手を、そっと優しく両手で取った。
「何も……心配はございません……。エリア様は……しっかりとご成長なさっていますよ。そのように、お気持ちが昂ってしまわれることは、当たり前のことでございます……」
そして、アリサは、僕の右手の肘と指先を支え、僕の左胸の膨らみに、僕の指先を直接触れさせた……。
「んんっ!」
「お身体の力を抜いていただいて、楽にしてくださいね……」
彼女は、そう言うと、そのまま僕の右手を支えながら、今度は、バストトップの周囲を、僕の指先と彼女の指先で、輪を描くようにゆっくりと動かし始めた。
うっ!
さらに呼吸が荒くなる。そして……。
も、もう、ダメ。気持ちが……抑えられない!
「ア、アリサ……ど、どうすれば……」
「大丈夫ですよ。こうして優しく、お身体を慰めてあげて下さい……」
そうしてアリサは、彼女の手で僕の手をリードしながら、小さな膨らみ、そして、その先端へと、指先を這わせていく。
「んんっ!」
アリサが囁く。
「お身体の……声を……聞いてあげて下さい。何処が……どの様に感じますか?」
自分の指なのに、触れられているという感覚が強くなってくる。そして、身体は、電気が走ったように小刻みに反応してしまった。
あんっ!
さらに、アリサは、僕の指をお腹の下の方へと徐々に下げていった。自分の指先とともに、ときおり、彼女の指先が触れる。気持ちが、指で触れられているところに集中し、肌の上をゾワゾワとした刺激が走る。その時、彼女の唇が、右胸の先端にキスをした。
「はぁんっ!」
変な声が出ちゃった! は、恥ずかしい。で、でも......。
「お身体の……お感じになるままに……任せてあげて下さい……」
アリサは、優しく僕の身体の色々なところと、そして、お腹の下を、愛おしそうに刺激していった。もしかしたら、沢山声が出ちゃったかもしれない。でも、その後は、頭が真っ白になってよく覚えていない。ただ、アリサとの心満たされる時間が流れていった。
――――。
彼女の湯あみは、これまでにない程、癒された体験となった。アリサは、ぐったりする僕を少しの間抱きしめてくれていた。彼女の匂いと柔らかい胸に包まれていると、とても安心する……。
何故だか涙が出てきた。
何の涙?
分からない。でも、このまま、涙を流していたい気持ちだ……。
しばらくして、アリサがゆっくり離れた。
まだ、離れるのが寂しいのに……。
そして、アリサは言った。
「エリア様。ゆっくりとご成長なさって下さい。私は、いつでも、エリア様の側に控え、エリア様の心身のケアをお手伝いいたします」
そう言うと、アリサは、僕の両手を取り、彼女の両胸に僕の手を押し当てた!
「私の血潮も、エリア様のためにございますよ」
アリサの……お、おっぱい……こ、こんなに……。
彼女の胸は、実がギュッと詰まったような張りがあった。そして、肌はすべすべで、吸いつくようなきめの細かさだ。アリサが、少し恥ずかしそうにはにかんだので、慌てて彼女の胸から手を放してしまった!
ううっ! もう少し触っていたかった……。
手に残ったアリサの胸の感触を、自分の胸に押し当てる。
はぁ〜、アリサ……。
その後、アリサは身体を拭いてくれた。身体がサッパリして気持ちいい。昂っていた気持ちも、いつの間にか収まっていた。
「アリサ、ありがとう……」
そう言うと、アリサが言った。
「いえ、私の方こそ。あの、エリア様……。今日のようにお気持ちが昂られる時には、エリア様の事を、本当に大切に思う者を、エリア様の側に控えさせてくださいね。できれば……それが私であるように、その時には、私を、エリア様のお側に置いてください……」
アリサは、恥ずかしがって言ったのではなく、少し心配するような眼差しをしていた。しかし、そう話した後、優しく微笑みながら言葉を付け足した。
「エリア様、素敵でしたよ」
は、恥ずかしい。
アリサから目を逸らす。でも、どうしてなのか心が優しくなれてる気がする。それに、今日のことで、アリサが今までより、もっと近い存在になった。
脱衣所に戻ると、ラヒナが正座して真っ赤な顔してじっと床を見つめている。
「どうしたの?」
ラヒナにそう聞くと、彼女は頭を横にぶるぶると振った。
もしかして……見られちゃった?
見てなくても、大きな声を出したから、聞こえちゃったかも。知らないふりして、そっとしておくほうがいいよね。
その後、部屋に戻ると、アリサが髪を解いてくれた。ラヒナは既に頭を乾かして、ベッドに入っている。ラヒナはもう眠りそうだ。
アリサも疲れているはずなのに、本当にありがと。でも、さっきのことが頭から離れない……。
アリサは、髪を解き終えると、小さな声で話した。
「エリア様、ご自身のことを恥ずかしいと思わないでくださいね。もし、ご自身だけ恥ずかしいとお感じなら、今度は、私の恥ずかしいところをお見せ致しますので」
彼女はそう言って、ニッコリ鏡に向かって笑った。ゴクリと唾を呑む。
アリサの、は、恥ずかしいところ? ダメ、また、思い出してきた。
でも、今日は、これぐらいにしたほうがいい。そして、アリサは僕の就寝準備を整えると、畏まって部屋を後にした。ラヒナはもうぐっすり眠っている。僕も、もう眠い。
おやすみなさい……。
ーーーー
あ~、温かいタオルが当たると、気持ちいい……。
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では、バスタオルをはずしますね
う、うん……。
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「面白いかも!」
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「この後どうなるのっ……!」
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