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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第3章 新しい仲間

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037-3-2_湖の主

「主?」 


 よく分からないんだけど、誰かが僕を呼んでいるのかな? 


 すると、ウィルが、また答えた。


「湖の主が、女神さまに会いたいからって、ウィルが呼びに行くように言われたの」


 へぇ、湖の主がねぇ。 


「湖の主って?」


「主だよ。大きいの」


 う~ん、水の精霊ウィンディーネか? いや、大きいんだからどうだろう? 


 この子に聞いても埒が明かない。この子の言うとおり。とにかく、主とやらに会いに行ってみるしかなさそうだ。そうしないと、この子がまた泣いちゃっても面倒だし。今日の昼に行った湖畔までは転移魔法で移動できる。まずは、転移窓で状況確認だ。


 転移魔法発動! 


 どれどれ? うん、何も変わったことはなさそうだね。


「ウィル、この窓から先に行ってくれる? 僕は、その後に着いていくよ」


 ウィルに続いて湖畔に移動した。湖畔は、夜の風が吹いていて、少し肌に寒い。辺りは暗く視界も悪かった。空を見上げると星は無く、曇っているようだ。


 いや、これは霧か? 


 ウィルが水辺の方に向かって行く。そのまま着いていくと、ウィルは湖面の上を進んでいく。


 おっと! 


 これ以上、着いていくには浮遊魔法を使わないとダメだな。ウフフ。ようやく実践だ。浮遊魔法は、きっと使うシーンが多いだろうと思って、特に念入りに練習したからね。そうそう、空を飛ぶ魔法のイメージにはちょっと苦労しちゃったんだ。初めは身体が軽くなるようにイメージしてみたら、浮かぶだけで、空中で思うように動けなかった。


 そこで考えたのが、そう、重力操作だよ。


 身体が引っ張られる重力のベクトルを様々な方角から同時発生させる。その強さ加減を調整することで、空中停止と移動が出来る。転移魔法と組み合わせれば、瞬間的な高速移動も可能となるしね。とりあえず、今はウィルについて行くだけだから複雑な組み合わせ魔法は必要なさそうだけど。


 それでは~、浮遊魔法発動!


「ボーラスッ!」


 いいねいいね。上出来上出来。


 湖の上は、夜霧のため視界がほとんどないけれど、ウィルの淡い光が湖面を照らしていて、着いていくことは特に問題もない。必要なら魔法ライトがあるから大丈夫。ウィルはゆっくりと湖面を進んでいる。彼女についてしばらく進むと、前方に岩が見えた。


 尖った岩が突き出てる! 


 ウィルは、そのまま岩の下まで行くと、今度は岩肌を上に進み出した。


 これに上るんだね。


 そして、ウィルは岩のてっぺんで止まった。岩の高さは湖面から十メートルくらいだろうか、頂上は畳み二畳ほどの広さがあり、人が数人は立つことが出来そうだ。ウィルは、岩の上から湖面に向かって叫んだ。


「主ー、女神様、連れてきたよー」


 すると、湖からゴーっという音が鳴りだした。その音が段々大きくなってくると、ぼんやりとした光が湖の中に見え始めた。そして、湖面が大きく盛り上がると、次の瞬間、膨らんだ湖面が音を立てて弾けたっ! 


 うぉっ!


 そして、豪快な水しぶきとともに、大きな存在が現れたっ! その存在は、湖面から太い首を突き出し、こちらに近づいてくる。


 首長竜っ!? でかっ!


 首だけしか出していないけれど、それでも大きい。岩の高さからすると、十五メートルくらいある。首長竜は、ボヤっと淡く青い光を纏っており、その大きな首で、会釈すると、重低音の声でゆっくりと話し出した。


「こーれは、こーれは、女ー神様。おはーつに、お目ーに、かかーりますぅ。こーのようーなとーころにぃ、お呼ーびだてしぃ、大ー変、もうーしわけござーいません。わたーしは、こーの、湖の、主の首長竜で、ござーいますぅ」


 ほぉ~、この方が主ですか? 恐竜図鑑で見たことあるような……。


 首長竜は話を続けた。


「わたーしは、このようーな、すーがたを、しておーりますぅので、ウィールに、使ーいを頼ーみ、大ー変、しーつれいな、ことーで、ございますぅ。女ー神さまにぃ、みずーうみのぉ、そんざーいを、だぁいひょうしまーして、ごあーいさつを、いたぁしまーすぅ」

 

「湖の存在を代表してあいさつ? この僕に?」


 どうやら、この首長竜は、身体が大きいので自分から僕に挨拶しに来ると色々大変だから、ウィルを使いに出して、ここに僕を呼んだんだ!


 首長竜が挨拶ねぇ~? しかし、首長竜って何だ? 魔獣かな?


 いや、それにしてはしっかりと意思疎通ができている。ウィルにしてもそうだけど、魔獣のように、本能のまま生きている存在でもない。女神に挨拶をしようと考えるような存在なんだから、妖精とか精霊に近いんじゃないかな? どちらにしても、半霊半物質的な存在だ。


 首長竜を見ていると、彼が顔を覗き込んで来た。


「おやぁ、女ー神さーまはぁ、まぁだ、起ーきてぇ、いまぁせんねぇ?」


 起きていない? 


 やっぱり言われちゃったか。首長竜に図星を付かれたね。僕が女神としてまだ覚醒していないということを言ったんだ。仕方ない。転生して日も浅いんだし。でも、女神としての覚醒かぁ……。心身ともに女の子にならなきゃだめなんだよね。確か、女性性を活性化させながら、エリアの記憶を思い出し、そして、女神の祝福加護の本当の力が発現……だったよね。


 そう言えば、奴隷市場にやってきた禍々しいマダムも言っていた。いくら身体が女だからって言っても、中味が変わらないとずっと男のままだって。それで、女性性の活性化が促進されるように、クリトリアの種を飲まされたんだった。あの種のせいかどうか分からないけれど、あれ以来、この身体を女の子だと強く意識するようにはなった。でも、女神の覚醒には、まだまだ、最初の一歩だ。


 しかし、この先、中味まで女の子に変わるなんて、あるのかな? 


 それに、エリアの記憶のほうは、どうすればいいのか分からないし。今のところ、オリジナルのエリアの人生を辿ってみるということくらいしか思いつかない。ただ、オリジナルのエリアの人生なんて、太古の時代だけに、その痕跡を探すことすら難しそう。


 太古の時代か……。そこで、エリアは一体どんな人生を送ったんだろう? エリアの人生を辿るって言っても、どうするかな~? 太古の時代だよね……太古……?


「あっ、そうだ!」


 レムリアさんの言ってた古代の遺跡に行ってみるっていうのはどうかな。いい考えじゃない? 古代の何かが残っているかもしれないよ、そこにっ!

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


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重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

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