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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第16章 カバール商会

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350-16-30_雷神の絆

 彼女は少し恥ずかしそうに目を伏せて、大きく頭を下げると、足早に廊下の先へと行ってしまった。カリスがコチラを見てニッコリと笑顔を向ける。


「エリア様、只今の状況をご報告致しますね。まず、お屋敷に攻め入った悪党たちは、全員捕まえて拘束しています。それから、痺れ毒に犯されてしまった屋敷の人たちは、ミセリたちが浄化をしていますから、まもなく回復すると思います、ご安心下さい。後、その他に怪我をした方はいないようですね」


「ご苦労様。それにしても、カリス、今の人やっぱりミセリなのね! 驚いたわ〜、もの凄く印象が変わってるんだけど、まるで別人じゃないのっ!」


「ええ、私と守護契約したら容姿まであのように変化したのですよ。彼女たちには、もう、ラケルタ人の面影は殆ど残っていませんね」


「そうなんだ! あの子たちに守護契約までしてあげたんだ〜」


「ええ。ただの魔法契約では十分な強化は出来ませんので、この形がいいと思いまして。もちろん、エリア様のお力になりたいって言う本人たちの希望でもありますよ」


「そっかぁ。短期間で成果出すってこう言う事なのね……」


 やっぱり、思った通りデミヒューマンって守護精霊にかなり影響されるのね〜。


「……後でどんな鍛錬をしたのかミセリたちの話を聞きたいわ」


 そう言うと、カリスは、手を打ち合わせて嬉しそうに言った。


「もちろんですっ! あの子たちも、自分たちの努力の成果をエリア様に見ていただきたいと思っていますでしょうから、きっと、大喜びしますわ」


「じゃぁ、今の件が片付いたら、みんなで模擬戦でもやってみる?」


「それ、いいですねっ!」


 カリスったら、もの凄くワクワクしてるじゃないの!


「それなら、決まりねっ!」


 やっぱりカリスは武闘派だわ。自分が模擬戦するわけじゃ無いのにね。それにしても、面倒見がいいだけじゃなくて、教え方も上手なんじゃないかな? いま、見ただけでミセリの戦闘力が上がってるのは分かったもんね。あの様子じゃカリスにかなりしごかれたんだろうけど、ミセリたちも相当頑張ったはずよ。これは模擬戦が楽しみになってきたわ〜。


「どうされたのですか? エリア様、何だか嬉しそうですね」


「当然でしょ。カリスのお陰で、あの子たちがあんなに自律してとても立派になったんだから。湿原の洞窟にいた時とは大違いよ! もう、ワーム精霊を見ても泣きべそかいたりしないわね」


「ハッハッハッ、確かにそうですね。でも、内気な性格はそのままですけど」


「そうなんだ? ミセリらしいわね」


「まったくです」


 カリスは、満足気に笑ってそう言った。そして、言葉を続ける。


「……それと、これまでの状況は、モートンさんに伝えてありますので、もうすぐここに来ると思いますよ」


「えっ? あー、そ、そうなのね〜……」


 カリスと話してたら、もう忘れちゃってたわ。この有り様を見たら、男爵様はどう思うんだろう。アイリッシュを助けるためとはいえ、応接間の入り口を破壊して、その上、雷で屋根に大穴を開けちゃって、しかも、消火のためと言って、魔法で必要以上に大量の水を放水して、一時は、一階に大きな水たまりまで出来てたから。


「……ハハハ」


 思わず苦笑いをしてしまった。すると、隣で地べたに座り込んでいたククリナが、彼女らしい少女の笑顔でさらりと言う。


「殆ど被害が無くて良かったですね、エリア様」


 え〜〜〜?


 こ、これで殆ど被害が無いっていう感覚なのね。そ、そうか。ククリナは火山に住んでるから、破壊の規模感が違うんだわ。


「そ、そうね〜、ハハハ。ま、まぁ、仕方ないわ……」


 いや、むしろ、この程度で済んだと思った方がいいのかな? カリスやククリナが、まともに暴れたら、こんなもんじゃなかっただろうし……。


「……思いがけずアイリッシュの試練も無事終わったみたいだから、男爵様だって喜ぶはずよっ!」


「では、エリア様、賊たちをまた王宮騎士団に引き渡すのでしたら、私が呑み込んで起きますが?」


「そうね、面倒だけどお願いしてもいい? ククリナ」


「はい。仰せのままに」


 これで、取り敢えずは落ち着いたわね。さっきはどうなるかと思っちゃったけど、みんなのお陰で助かったわ。


 改めて、腕の中で眠っているアイリッシュの様子を見る。彼女は、額に黒い小さな角を生やし真っ赤で光沢のある髪をしている。


 ホント、赤鬼みたいね。ラーシャとの契約は出来たはずだから、その影響なんだろうけど……。


 表情の無いラーシャも、隣でゆらゆらしながらアイリッシュを覗き込んでいる。


 う、嬉しいのね。


「ねぇ、ラーシャ、アイリッシュに角が生えちゃったよね?」


「女神、雷神の巫女、成長する」


「成長するって、これからもって事でしょ? じゃぁ、まだまだ角が大きくなるのかな?」


 そう言うと、ラーシャは何も言わずに私の目を見つめる。そして、念話で話してきた。


「女神エリア。私は、ラーシャ」


「嘘? ラーシャが、エリアって言った!?」


「私は雷神の子、ラーシャ!」


「ラーシャが、ちょっとだけ普通に喋ってるっ!?」


「自我の成長。……雷神の子は、巫女たちと共に成長する」


「そ、そうなんだ!」


「雷神の民が集まる。すると、もっと、もっと、強くなる」


「それって、ラーシャが大人になって行くって事?」


「大人の階段、上る」


「思春期かっ! って、そうか、雷神の民、鬼族たちとの繋がりを取り戻す事ができると、ラーシャはどんどん成長していくんだぁ〜。守護精霊とデミヒューマンたちって、とっても絆が強いんだねぇ〜」


 ラケルタ人のように、守護精霊との絆を失った種族がある事も知っているから、こうやって新しい絆を紡いでいく話を聞くと、なんだか感慨深い。


 アイリッシュの髪を掻き上げる。


「これから、頑張ってたくさん仲間を探さないとね……」


 それにしても、ラーシャの話では、アイリッシュはこれからも成長していくっていう事だけど、すでに元のアイリッシュと比べると恐ろしいほど魔力が上がっている。


 ……魔法だけはレイナードお兄様よりも断然強いわね。身体能力はわかんないけど、この上成長すると、どうなっちゃうんだろう? 雷神の巫女って相当大きな力があるに違いないわ。

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


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