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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第16章 カバール商会

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340-16-20_王宮騎士団の隊員

 玄関ホールに行くと、オスカルと二人の部下が姿勢を正して立っていた。彼らは王宮騎士団の制服に身を包み、オスカルは剣を、そして、二人の部下は男の方が切先にカバーを着せた十文字槍を、女の方が緑色の魔石が仕込まれた魔術師の杖を所持している。後ろから着いてきていたモートンは、オスカルに一礼すると、彼らから武器を預かり、来客用の武器保管棚に置いた。


「オスカルさん、ご苦労さま!」


「ご協力、感謝いたしますっ!」


 オスカルはそう言って敬礼する。そして、彼の部下たちも、オスカルの後ろで小気味良く胸を張り、サッと右腕を上げて敬礼をした。


 わぁ〜、なんだか勇ましいっ!


 オスカルは敬礼を解くと、少し表情をリラックスさせて話しかけて来た。


「エリア様、このような時間に申し訳ございません」


「大丈夫よ。ところで、オスカルさんの方は上手くいったの?」


「ええ。お陰様で、無事奴の企みを阻止することが出来ました」


「そう。それは良かったわ」


 そして、オスカルは、後ろの部下たちに振り返ると、彼らに前に出るよう促して言った。


「このお方が、さっき話したエリア様ですよ。二人とも、エリア様に自己紹介して下さい。じゃぁ、マーカスから!」


「……」


 ん?


「どうしたんですか? マーカス。ほら、ここに来て自己紹介を」


 オスカルに指名された背の高い彼は、なぜか、敬礼を解かずに、口を閉じたままモグモグと動かしている。すると、もう一人の部下が、やれやれと言った雰囲気で言った。


「隊長。マーカスは緊張しちゃって、ダメみたい」


 ホントだ。なんか、私とは目を合わせてくれないみたいね。


「この男は、綺麗な人の前に来ると、いつもヘタレちゃうんだから!」


「フフフ。そうですか。まぁ、初めてお会いすればエリア様のオーラに圧倒されますからね……」


 そんなの言われたこと無いんだけど……。


 ところが次の瞬間、オスカルは、ニッと笑みを浮かべたと思うと、一瞬で殺気を纏う! そして、彼は、マーカスに向かって、突然、後ろ回し蹴りを放ったっ!


 わっ! 


 オスカルの右足は、マーカの顎を狙うっ!


 えっ!


 ところがマーカスはそれに即座に反応し、右足を後ろに下げてオスカルの一撃をかわすと、すぐさま次の攻撃に備えて腰を落とし、身構えたっ!


 おぉ〜、いい動きねっ!


 そして、二人は、向き合った姿勢で睨み合うと、しばらくしてから気を緩めた。その場の殺気が徐々に霧散していく。そうして、お互い礼をし起立の姿勢に戻った。


「へぇ〜、凄い凄い! パチパチ!」


 思わず拍手をしてしまう。


「いや〜、恐縮です」


 オスカルはそう言って、マーカスを見やる。すると、マーカスはオスカルの脇まで進み、大きくお辞儀をした。


「た、大変失礼いたしましたっ! 私は、王宮騎士団中央広場警備隊のマーカス・グランツ、十八と申しますっ!」


 口に手を当てる。


 ハハハ、可笑しいっ!


 彼は、ブロンドのショートボブをしており、切れ長で精悍な顔立ちをしているイケメンだ。背も高く、多分、百八十センチ以上、いや、百九十センチくらいはあると思う。


 ちょっとおっちょこちょいね。でも、誠実そう。


「グランツさんは十八歳なんだ。フフフ」


 そう言って、思わず笑ってしまった。


「えっ? お、俺、今、歳まで言いましたっけ!?」


「あんた、思いっきり言ってたわよ、名前のついでにね。ウケでも狙ってるの? 合コンじゃあるまいしバカみたい」


「バカって言うなっ!」


 もう一人の女性隊員は、やれやれと言うように掌を上に向けて呆れた顔をした。そして、ニッコリと笑って雰囲気を変えると、改めて姿勢を正し、自己紹介を始めた。


「エリア様、私は、王宮騎士団中央広場警備隊のペディット・バーリーと申します! 十六歳ですっ!」


 彼女はそう言うと、頭を傾げて笑顔を見せた。


 元気な子!


「お前だって、歳言ってるだろっ!」


「今、そう言う流れでしょ」


 この二人仲良さそうね。


「バーリーさんは十六なんだ。じゃぁ、私、一応十八だからマーカスさんと同じね」


「嘘? 全然そんなふうに見えないんだけど。なんか凄く美人さんだけどまだあどけないと言うか、ちょっと年下かなぁって思っちゃった。じゃ、じゃぁ、エリア様って呼ばないとダメね」


「エリア様に失礼ですよ、ペディット」


「ううん、全然いいよ。私もあんまり堅苦しいのは苦手だしね」


 この子、凄く人懐っこそう! 私よりはちょっと背が低いけど、栗色のカーリーヘアで大きな瞳をしていて、とても可愛いわね。


「本当に! それなら、やっぱりエリアちゃんって呼んでもいいかな? 私も、ペディットって呼んで欲しい!」


「うん。その方が嬉しかも。じゃぁ、よろしくね、ペディット!」


「うんっ! よろしく! エリアちゃん!」


「あの、お、俺の事もマーカスと呼んでくださいっ!」

  

「分かったわ、マーカスさん!」


「いえっ! よ、呼び捨てでお願いしますっ!」


「真似しないでよね。それに、なんか必死感がしてキモい!」


「うっさいんだよ!」


 夫婦喧嘩?


「それにしても、エリアちゃんって、ホント超美少女っ! ほら、髪が銀色で輝いてるよ〜、ん? あれ? よく見るとピンク色? じゃないか。どうなってんの? 不思議ぃ〜!」


 彼女はそう言いながら、手を後ろに組み小足で近寄ってくる。そして、私の顔を仰ぐようにしてまじまじと観察し始めた。


 な、何……?


「……へぇ〜、肌も真珠みたく艶々だし、あっ! 瞳が水色なんだね。それに、目の中になんかキラキラ光ってる〜、綺麗〜! 本当にこんな人いるんだね〜。マーカスじゃ無くても緊張しちゃうでしょ、これは。私もドキドキして来ちゃった!」


「……ぺ、ペディット、顔が近いよ……」


「ペディット、エリア様が困ってますよ」


「でもほらっ! 隊長も近くで見て下さいよ、いいでしょエリアちゃん? だって凄いよぉ〜。な、何でこんなにまつ毛長いのぉ〜。もうヤバいよ」


「そうですか? で、では、私も、よろしいでしょうか?」


 ちょ、ちょっとオスカルさんまでっ!


「……この上なく無垢で神聖な女神様をこの様に見るのは、少々恐れ多いですが……」


 オスカルの顔が、ニュウ〜っと接近する! 


 そ、そんなにジロジロと……。ちょ、ちょっと、恥ずかしいって。

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


下の ☆☆☆☆☆ から、作品への応援お願い申し上げます。


面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


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重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

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