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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第16章 カバール商会

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336-16-16_【幕間(五)】(2/2) 裏切り ーー王宮騎士団護送馬車ーー

(カバール商会戦闘員プロディ・オービタス② 続き)


 目を凝らして進路の先を見る。


 ん? どうやら来たようだな。


「プロディさん! 前方に誰かいますよ! 二人? かな」


「ああ、ペディット。分かっている」


 慌てずに手綱を引く。


「えっ? プロディさん、馬車を止めるんっすか?」


「人がいるからな」


「いや、あんなの不審者っすよっ!」


「そうか?」


「マーカスの言う通りよ! プロディさん、突っ切った方が良くないですかっ?」


「いや、ここで止めた方がいいだろう」


「ちょっと、何でっ? プロディさん、どうしちゃったんですかっ? なんか、ヤバいですって!」


「マーカス、手綱は俺が持っているんだ。大人しくしていろ」


「な、何でっ!? 奴らが近づいて来ますよっ!」


 手綱を強く弾き、馬を止めた。そして、二人の男が近づいて来る。


「ようっ、プロディ! 予定通りじゃねぇか」


「当たり前だ」


「へへ、さぁ、こっちの姉ちゃんは降りてくれ」


「キァッ! な、何すんのっ?」


「おいっ! お前っ! 何者だっ!? ペディットに何をするっ!?」


「マッド、その女は殺すなよ」


「わーってるよっ!」


「プロディさんっ! 何言ってるんっすか!」


「ちょっとやめてっ!」


「クソッ! ペディットを離せっ!」


「マーカス、悪ぃな」


「えっ!?」


(ドスッ!)


「うっ! 嘘……だろっ……!? プ、プロディ……さん……グッ……!」


(ドサッ!)


「キャァァァーーーーっ! マーカスっ! ど、どうなってんのっ!?」


「コイツはこれでいいんだべな?」


「その通りだライズ。その川にでも流しといてくれ」


「ホイホイ」


「う、嘘? マ、マーカス? えっ? プロディさん? マーカスをどうする気っ?」


(ザッバァーーーッン!)


「ペディット、お前は生かしといてやる」


「……ほ、ほ、ほ、星々の吐息、て、天空の讃歌、ガイアの衣の靡の芳香、だ、大地を巡り……」


「今さら詠唱しても遅ぇんだよ。ほら、姉ちゃんにはこれをくれてやるぜ」


「えっ? ちょっ……! 何? 首輪っ?」


「英明なる霊木の杖よ、我の命に従いこの者を拘束せよ、ストラグラトス! へへっ、大人しくしてろって姉ちゃん」


「うっ! く、苦しいっ、い、息が、で、出来ない……た、隊……長……」


(ドサッ!)


「コイツは荷台に放り込んどきゃいいだろ」


「ああ、頼む。ちゃんと隷属魔法を解除しておけよ」


「へいへい。でもよぉプロディ、この女は会頭の好みだぜ。オメェに回ってくんのか分かんねえぞ」


「払い下げでも十分なんだよ、俺は」


「へへっ、そうかい。なら、行くか! ライズ、早く乗れ!」


「うっす!」


 後は、ザリッパの奴を引き取れば、俺の仕事はそれで終わりだ……。


 ーーーー。


「二人とも、お疲れ様でした」


「俺、何にもしてないっすけど」


「そうね、あんたは馬車の準備もあんまり手伝わなかったしね」


 ん? なんだ……? 誰かいるのか……?


「そんな事ないだろ? 俺だってちゃんと馬を繋いだじゃないか」


「それだけでしょ? 私なんて、ここまで護送馬車を引っ張って来たのよ!」


「みんなに手伝ってもらってな」


「何よっ!」


「まぁまぁ、二人とも。夫婦喧嘩はそれくらいに」


「嫌だぁ〜〜〜こんな奴〜〜〜っ! 隊長ぉ〜〜〜。私のダーリンは隊長だけですぅ〜〜〜!」


「俺もお断りだ」


「あんたは、うるさいっ!」


 ペディットか? なぜ話せる? それにマーカスも? まだ、死んで無かったのか……?


「それにしてもこのオッサン、ホントに夢見てんすか?」


「そうだね。私がここで声を掛けた時から夢の中ですよ。でも、まぁ、本人にはどこから夢なのか区別が付かないでしょうけどね」


「あぁ、御者台でこのおっさんが眠った時か。護送馬車は一ミリも動かず知らない間に現実から夢になってるなんて、凄いっすね隊長の魔法って」


「へぇ〜、でも隊長にはコイツがどんな夢みてるのか分かるんでしょ?」


「ええ、全部分かりますよペディット」


「現実の続きっすか? でも、どんな夢見てんすかね?」


「私も気になるぅ〜」


 夢……? なんの話だ……。


「本人の望む未来みたいな内容ですが、聞かない方がいいですよ」


「あー、確かにそうっすね」


「え〜〜〜」


「ペディット、お前、この前言ってただろ? このオッサンが変な目でチラチラ見てくるってよ」


「それなら、尚更やめておいた方がいいですよ」


「う〜〜〜。そ、そうですね。どうせ私の事を大人のおもちゃにしてる夢でも見てるんだわ。オエッ! 最悪っ! スッゴイ気持ち悪っ!」


 ……一体、どうなってるんだ? これは……夢……? 俺は夢を見ているのか……?


「ペディット、この会話、本人には聞こえてますよ」


「いいです聞かれても。こんな最低オヤジ、どうせ縛り首になるだけでしょ?」


「そうですね。私の光幻覚魔法は、思考を覗く事が出来ますから粗方の情報は掴みましたし、後は尋問すれば証拠が揃うでしょう。どちらにしても、王宮の秘密漏洩は死罪ですからね……」


 幻覚魔法? それに……死罪だと……。誰の事だ……?


「……では、申し訳ないですが、二人とも、ボスウイック男爵様の所まで、もう一仕事お願いします。あっ、そうだ。多分、団長もお見えになりますよ」


「だ、団長が? き、緊張する!」


「えっ? どうしよう? 私、団長様とお会いするの入団式以来かもっ!」


「大丈夫ですよ。団長は公爵様のご令嬢ですが、気さくな方ですから。では、参りますか!」


「了解!」

「了解!」


 ……マッド、それに、ライズはどこだ? 俺は何処にいる……?


(カバール商会戦闘員マッド・シミアス②)


「クソッ! プロディの奴! あんまり遅ぇから様子を見に来りゃ、あの野郎、ヘマしやがったぜっ!」


「アニキ、どうします?」


「そうだな、計画変更だっ! ボズウィックの屋敷に先回りするぜっ!」


「分かりましたっ!」


 ーーーー。


【幕間(五)完 】 

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


下の ☆☆☆☆☆ から、作品への応援お願い申し上げます。


面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に励みになります。


重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

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