表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第16章 カバール商会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

332/358

331-16-11_【幕間(三) 】(2/2) 首輪を嵌めた女神像 ーージャブロクの屋敷(談話室)ーー

(カバール商会所長バイス・コロネロス② 続き)


 う〜む、考えられるとすれば、身体強化魔法しかあるまい。それも、上級クラスに相当する筈だ。腕力も瞬発力もトップクラスで無ければ、カッペルを倒す事は出来ないのだからな。しかし、その様な者がおれば、ワシの耳にも届いておる筈だが、プロの戦闘員と戦える小娘など聞いた事も無いぞ! それにしても喪服とは……葬式にでも出ていたのか?


 しかめしい顔をしてプロディを睨んでいるマッドを見る。


「マッドよ、先ほどお前が報告した中に、小麦を魔法で浄化させた若い女の話があったが、もう一度それを言え」


「へ、へいっ! ありゃ農民どもに聞いた話なんですがね、奴らは、今年の種まきをどうするのか話し合う寄合をやったそうなんですわ。そこで、その女が、魔法で腐った種から芽を出させたらしいんですが、その女は婚礼の時の白い衣装を着てやがって、その首には、奴隷がはめる隷属の首輪を着けてたっていうんですがね、それじゃぁただの奴隷だろって言ったんですが、そん時は、教会の女神像と同じだとか言って、農民どもがみな、その小娘を女神だと言って、えらく有り難がったって話ですわ」


 今度は婚礼の白い衣装か。ハッ! 冠婚葬祭業っ! う〜む、やっぱり意味が分からんな。其奴は何がしたいのだ? それに、今の説明で、余計に分からん事が増えた。


「隷属の首輪をしている事が教会の女神像と同じ? それはどう言う意味なのだ?」


「そいつは、俺にもちょっと……」


 マッドが首をさすりながらそう言った。


 ふむ。教会の女神像……?


「所長!」


「何だ、プロディ?」


「それなら、俺に心当たりがありますが」


「言ってみろ」


「はい。俺の田舎はセプテントゥリの北の端、ウルトーマトゥレという小さな村なんですが、そこのオンボロ教会にあった古びた女神像が隷属の首輪を付けていましたよ。おふくろは、その石像が女神ガイアだと言ってましたけど……」


「女神ガイアか。ワシは南方の出身であるので、北部地方の宗教はよく分からんが、確か、女神ガイアは、レムリア神聖王国の神、女神セリアの母神という話だったな」


「ええ。俺も信心深くはないんで、おふくろの話は適当にしか聞いてないんですが、おふくろは、女神ガイアが再び地上に現れて世直しをするという話を、よく俺にしてました」


「フッフッフ。世直しか」


「おい、コラっ、プロディ! オメェそんな言い方すりゃ、その小娘が女神の再来で、俺たちゃぁ世直しされる側みたいじゃねぇか、馬鹿野郎っ!」


「そ、そんなつもりじゃ……しょ、所長っ!」


「まぁいい。その小娘が何であれ、強力な魔法を使う術師であることは間違い無いだろう……」


 カッペルがローズ事務所の外で倒されていたと言う事は、その小娘は偶然そこに居合わせたのでは無く、カッペルを待ち伏せしていたに違いない。つまり、奴は、カッペルがローズの会計女を攫いに来る事を知っていたのだろう。ワシがローズの事務所を見に行くように言ってから、カッペルが現場に到着するまでの僅かな時間に、その小娘は、カッペルより先に現場に到着したことになる。という事は、奴は、我々の会話を聞いていた可能性がある!


「……それに、その小娘は諜報のスキル持ちでもあるはずだ。プロディよ、その小娘はどこの者か分かるのか?」


「はい。じ、実は、ザリッパの奴もその女にやられちまったようで……」


「ザリッパもだとっ!?」


「は、はい、や、奴らの会話ではそのように……」


 何ということだっ! これが何かの間違いでなければ、とんでもないことだぞっ!


「……ど、奴隷狩りの野郎たちは、ボズウィックの屋敷に捕えられているようでして、その小娘もボズウィックの者ではないかと思います……」


 ザリッパが……。まぁ、奴らは会頭の仰る事を聞かず派手に行動するところがあるからな。当局に捕まるような事があろうと不思議ではないのだが、しかし、ボズウィックか……? 


「その小娘はボズウィック家の人間という事だな?」


「はい。間違いないかと。それで、この後、騎士団の極秘任務で、ザリッパたちをボズウィックの屋敷に引き取りに行く事になっています」


 なるほど、ローズとボズウィック。レムリア派の貴族どもが何かを仕掛けてくるとは予想しておったが、レイブンではなく、まさかボズウィックとはな。しかし、奴がローズに肩入れして何の得があるというのだ? 奴らの関係は、同派閥であるという事くらいだろう。う〜む、小麦の権益が目的か? それとも他に理由があるのだろうか? これは調べておく必要がありそうだ。いずれにしても我々に敵対する以上、奴らも潰す事になるが。


「うむ、分かった。喪服を着た小娘とボズウィックの方は早急にサリーダに調べさせる。お前たちはザリッパを取り返してこい! それから、盗聴に備えこの屋敷の魔力警報器の感度を最大にする様バーバラに言え」


「へいっ!」

「分かりました!」

「はい!」


「うむ。プロディよ、よくぞ報告してくれた。お前の情報によって手が回せる」


「え? は、はいっ!」


「それと、小娘の名前は何という?」


「エ、エリアと呼ばれておりました」


【幕間(三)完 】 

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


下の ☆☆☆☆☆ から、作品への応援お願い申し上げます。


面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に励みになります。


重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ