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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第11章 癒しの力

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235-11-14_ミクストラ・ヒール!

 サピアスの緊張がその他の使用人たちにも伝搬しているようで、彼らもみんな直立不動で顎を上げ、身動き一つしない。 


 もしかして、これを見たからなの?


 そっと、トラウマの首輪に手を添えた。


「これが気になるんだね?」 


 サピアスは言葉を発せず、黙ったままだ。これじゃ、話が進まない。


「何だかみんな、もの凄く緊張しているみたいだけど、僕の首輪のことは、気にしないでね」


 そう言っても、まだ、彼女たちは直立不動の姿勢を崩さないでいる。すると、ホルトラスがサピアスの前に回り込み、にこやかな笑顔を作って言った。


「エリア様、サピアス様を含め使用人たちはみな、地元で育った者たちですじゃ。ですのでのう、みな、教会の女神様を心から信心しておりますのじゃ。セシリカ様から、エリア様が女神様じゃという話を聞いて、みな、エリア様とお会いするのを楽しみにしておったのですじゃが、エリア様の首に着けておられる物を改めて目にしますとな、畏れ多い気持ちが込み上げて来たのじゃと思います……」


 そして、ホルトラスはサピアスの方に振り向いた。


「そうじゃろ? サピアス様」


「そ、そ、そ、そうですっ!」


 そうなんだね。そう言えば、ここの農民の人たちは、まるで、女神像が本物の姿になって目の前に現れたかのように僕を見ていたからね。


「サピアスさん、それなら、まずは、深呼吸でもして、リラックスして貰えると助かるんだけど」


「は、はっ!」


 サピアスは、唇を尖らせるようなぎこちない表情で息を吸い、頬を膨らませて、吹くように息を吐いた。


 なんか、無理にやらせてるみたいになっちゃったな。これじゃぁ、まるで、新入部員へのしごきだね。


 どうやら深呼吸くらいで、彼女の緊張は収まらないと見える。恐らく、彼女はセシリカ以上のあがり症かもしれない。


 二人ともよく似てるよ。それなら、これが効果あるんじゃないかな……。


 足の裏に魔力を集め、床から地面を通して、彼女の足元へとヒーリングの魔力を流す。この方法は、ククリナのスキルをインストールして閃いたやり方だ。彼女は蛇だけに、地面の中を移動するスキルがある。もちろんエネルギー体としての話だ。それを真似て僕のエネルギーも、蛇のように地中を通して任意の場所に流すことができる。これなら、相手に気付かれずに魔法をかけることができそうだ。ただし、この方法は、生命を育む地属性エネルギーの性質も、多少、混合することになってしまう。つまり、ヒーリングエネルギーを流した場合は、地属性の性質である生命を産み育てるような器官への働きかけが強くなる。でも、その分、後からやってくる身体のリラックス感は大きい。ククリナのヒーリング魔法を僕自身が体験したから、間違いないだろう。だから、今回は、創作スキルを使って、いっその事、女神のヒーリング効果と土属性のヒーリング効果を混ぜてしまおうと思う。そうすると、お互いの効果の特徴を活かした新しい魔法の完成だ。


 スキル創作、結構、使えるね。そして、できた魔法がこれ。


 声を出さずに魔法を発動する。


 じゃぁ、いくよ、"ミクストラ・ヒール っ!"


 すると、サピアスの足元に、オレンジ色の光が出現し、エネルギーは、足の方から彼女の身体に浸透していくと、すぐに、その効果が現れた。


「うううぅ~~~~、は、はうっ!」


 サピアスは、突然、膝から崩れ落ちて女の子座りの姿勢になり、床に両手を付いて身体を支えた。


「……はぁ、はぁ、はぁ。わ、私、ど、どうしてしまったのでしょうか? はぁ、はぁ、はぁ」


 彼女は、肩で息をしながら、上目遣いで僕を見る。


「どう? 少しは、リラックスできた?」


「も、もしかして、今のは、エ、エリア様のお力でしょうか?」


「うん。ちょっとしたヒーリングだけど、気持ちを落ち着ける効果があるからね」


「ふぅ~。た、確かに、お、落ち着きました。で、ですが、ちょっと……」


 サピアスは、その場で正座し、両手で下腹部を押さえつけるようにしている。


「どうしたの?」


 彼女が立ち上がれないでいると、アリサがサピアスに近寄り、彼女の肩を抱いて立ち上がらせた。そして、彼女を奥の部屋へと連れて行った。


「ん?」


 どうしたんだろう? 使用人の女の子たちが恥ずかしそうにしているけど……。


 何? この空気……。


 すると、サリィが僕の耳に手を翳し、周りに聞こえない小さな声で教えてくれた。


「あ、あの、お、お着替えに行かれました」


「お着替え? なんで?」


 すると、セイシェル王女が耳打ちしてくれた。


「エリア様の魔法が効き過ぎましたので、彼女、身体が緩んでしまったようですわ。きっと、開放感に満たされたのでしょう。私も、何度か経験がございます。興奮して身体が勝手に反応するものですが、女性にとっては自然な事ですわ。決して恥ずかしい事ではありません。フフフ」


 も、もしかして!? そ、そういう事か。イグニス山の上で感じたあれだ。あの時は、我慢するのが大変だったけど、僕だってもう少しで危なかったんだ。


 それにしても、地属性のエネルギーは、女性との相性がいいのかして、身体の反応が凄い。お腹の下が熱くなる感覚は、成長した身体になることで何度か経験したけれど、地属性のエネルギーのそれはちょっと違うのだ。何て言うか、身体の特定の場所、つまり、子宮への通り道なんだけど、さらに、その中の特定の点に集中して刺激が集まるといった感じだ。それが、ヒーリングエネルギーと混合する事によって、効果が更に高まってるんじゃないかと思う。


 これは彼女に酷いことをしちゃったよ。魔法の効果を確かめてなかったから、人前でサピアスさんに恥ずかしい思いをさせてしまったね。それにしても、こんなに効いちゃうなんて……。ヒーリングと地属性エネルギーとの混合は要注意だな。


 しばらくすると、サピアスが、着替えを済ませて戻ってきた。


「お、お見苦しい所をお見せしてしまい、し、失礼をいたしました」


「サピアスさん、ごめんなさい。ちょっと効き過ぎちゃったね」


「いえ、わ、私の気の緩みでございます……」


 サピアスは、二の腕をさすったりして、もじもじとした様子だ。


「……あ、あの、お願いが、ございます。これ程の癒しの効果は、や、やはり女神様のお力。どんな術師であろうとも可能な施術ではございません。も、もし、お許しをいただけるならば、この者たちにも女神様の祝福をいただければ、幸いにございます」


 そう言って彼女は、使用人の方を差し示した。


「えっ? あ、今のヒーリングね。もちろんいいよ」


 そう言うと、使用人の女の子たちは、恥じらいながらも嬉しそうに目を輝かせた。しかし、そこで、アリサが耳打ちしてきた。


「エリア様、男性の方は、外していただく方がよろしいかと」


「あっ、そうだね。ここからは男子禁制だ」


 そして、話について行けてないホルトラスにその事を伝えると、彼は、苦笑いしながらもう一人の使用人男性に声を掛けて、この場をしばらく外すようにしてくれた。


「じゃぁ、みんな、並んでね」


 ソファから立ち上がると、使用人の女の子たちは、お祈りのように手を組んだり隣の子と手を繋いだりして、ドキドキしながらこちらを見ている。よく見ると、サピアスも一番端に並んでいた。


「サピアスさん、二回目だけど大丈夫?」


「は、はいっ。このような機会はそうそう訪れませんので、恥ずかしながら、もう一度……」


 もう癖になってたりして……。


 そうして、魔法を発動した。


「ミクストラ・ヒール っ!」


 女の子たちの足元にオレンジ色の光が現れた途端、みんな、同時に床に崩れ落ちた。そして、唇を噛み、胸を押さえる者や、両肩を抱いて小刻みに震える者、さらには、倒れ込んでしまう者など、彼女たちは、様々な反応を示した。中には、サピアスと同じように、下っ腹をぎゅっと押さえてうつむいている者もいる。当然、サピアスは、一回目と同様の状態だ。


「フフフ。若い女の子たちが一斉に果てる光景は、壮観ですわね。私も、気持ちが昂ってまいりましたわ。恐るべき魔法です」


 セイシェル王女はそう言うと、うっとりとした表情で自分の人差し指を口に入れた。


 いや〜、そんな目的の魔法じゃないんだけどね……。

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


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重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

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