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トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第9章 不審な魔石

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196-9-23_水の精霊と雷の精霊

 その時、ラーシャが話しかけてきた。


「女神、外に出たい!」


「ラーシャ、ちょっと待ってね、ちゃんとみんなに紹介するから」


「何よ、いいじゃない! 私も外に出るわ! この子たちの喧嘩は、私に任せて!」


「女神、出る」


 二人がそう言った。


 みんな、驚いちゃうけど、まぁ、いいか。


 そして、青い光の粒と黄色い光の粒がピアスから飛び出した。一方の精霊は、フリルのいっぱい着いた丈の長い白のドレスに、頭にはティアラを乗せた格好をし、ウェイブのある青い髪を背中まで伸ばしたブルーの瞳の少女、四大元素、水の精霊ウィンデイーネだ。彼女は私の前に堂々と現れた。そして、もう一方の精霊は、寒いのにノースリーブのワンピース姿で、真っ白い髪をミディアムに伸ばし、真っ赤な瞳と額の上の可愛いグレーの角をはやしている少女。雷と雨の精霊、ラーシャだ。彼女は私の左隣で少し隠れる様に姿を現した。


 突然現れた光に、みんなが注目する。


「あらっ! 可愛い妖精さんたち!」


 ローラ夫人が、両手を頬に添える様にして驚いた。アリサも、目を見開いている。すると、ウィンデイーネは、腰に手をやり遠慮のない口調で言った。


「妖精じゃないわっ! 精霊よ!」


 何だか、ウィンデイーネの態度がでかい。


「そ、そうですか? これは、失礼いたしました」


 ローラ夫人が、恐縮して苦笑いを浮かべた。


「いいのよ。ところで……」


 そう言って、ウィンデイーネは、エイルとウィルの方に向き直る。


「うっ! 水の精霊っ!?」

「ウィ、ウィンデイーネ様!っ?」


 エイルとウィルは、ウィンデイーネに気圧されたのかして、二人とも少し身を後ろに引いた。


「あなたたち……」


 ウィンデイーネは、彼女たちに向かって、たしなめるように言った。


「……喧嘩なんて、みっともないからやめなさいっ! 妖精同士仲良くするのよ。私に免じて、お互い、水に流しなさいっ! 水の精霊の仲裁だけに、クククッ!」


 そう言って、ウィンデイーネは、肩を揺らして笑った。


 な、何、今の? ダジャレ? 笑いを取ろうとしたの? 全然面白くないんだけど! しかも、自分だけウケちゃって。


 一瞬、場の空気が固まった。しかし、その空気を察してか、ラヒナが、作り笑いする様に、無理に笑って言った。


「ハハハ。お、面白いですねー。ね、イリハちゃんもそう思うでしょ?」


「え? あ? アハハー、そ、そうそう。お、面白いよね、今の……」


 イリハもそう言って、歪な笑い顔になった。彼女はウィンディーネをガン見している。ウィンデーネは、そこで、ハッ、っとなって、慌てて私の後ろに隠れてしまった。


 何? どうしたの?


 イリハが、ラヒナと手を繋ぎ、姿勢を低くして覗くようなそぶりを見せる。


「エリア。その精霊さんティアラをつけてるわ。ウィンディーネ様ってホント?」


 ラヒナも、自分の顎をつまみ、じっとウィンディーネを見つめる。すると、ウィンデーネは、その視線に耐えかねたのか、青い光の粒になり、ピアスに戻ってしまった。ラーシャは、私のワンピースの裾を持ち、キョトンとした顔で、イリハとラヒナを見ている。


「そうよ。四大元素、水の精霊よ」


 イリハに答えつつ、ウィンデーネと念話で会話する。


「何、隠れちゃってるのよ?」


 そう言うと、ウィンデーネが言った。


「だ、だって、人間の子と話したこと無いんだからっ!」


「だから何?」


「ど、どうやって、話せばいいのか分からないのよっ!」


「普通に話せばいいだけじゃない?」


「……は、恥ずかしいもんっ!」


 人見知りかっ!


 すると、ラヒナが、残念そうに言った。


「水の精霊様、いなくなっちゃったね」


「人見知りしてるのよ。水の精霊って言っても、まだ、お子ちゃまね」


 エイルがラヒナの肩に止まり、腕組して言い放つ。


「仕方ないわ。実際、ウィンデーネ様は子どもなんだから」


 ウィルも、同じように腕組みして言った。ウィンデーネは、その言葉に直ぐ反応する。


「何、あの妖精たちっ! 私に喧嘩売ってんの!」


「今、喧嘩しちゃダメって言ったばっかりでしょ!」


「そうだけど……」


 まったく……。


 さっきは、ダジャレが言いたかっただけでしょ、ホントにっ!


「イリハとラヒナを紹介してあげるから、出てきなさいよ。でも、エイルとウィルとも仲良くしてよね!」


「もうっ! 分かったわよ!」


 ウィンディーネはそう言うと、改めて、実体化した。今度は私の右隣に、ラーシャと同じように遠慮勝ちな態度をしている。


「ローラ夫人に、イリハとラヒナ。そして、アリサ。それから、エイルとウィルも、改めて紹介するわね。こちら、水の精霊ウィンディーネ。そして、こっちが、雷と雨の精霊、ラーシャよ」

「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


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面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


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