表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第8章 水の精霊のイニシエーション

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

173/358

172-8-39_ガーディアンの正体

 う、動けない……。


 はぅっ!


 か、時々、身体がひくついてしまう……。


「ハァッ、ハァッ、ハァッ……」


 息が荒い。


 頭が真っ白になって……ど、どうしたんだろう……こんなこと……初めて……。


「ふぅ〜」


 息を整える。


 はぁ〜。身体がぐったりしちゃって、力が入んない。で、でも……とても……満たされてる感じ……。お、お腹も……温かくて……。

 

「いかがでしたか?」


 精霊が尋ねてきた。まだ、ちょっと、息が整わない。胸を手で隠しながら、頑張って、何とか上体だけ起こした。


「は、はい……」


 大きな声を出したりして、変なところ見られちゃった。少し、恥ずかしい……。


「まだ、落ち着かないようですね。フフッ。今のは、あなたの身体を下から上に精霊のエネルギーが突き抜けたのですよ。素晴らしい体験だったでしょう?」


「は、はぁ……ちょっと……初めての感覚で……あ、頭が、ぼぉっとして……。で、でも、段々……安心するような……ゆったりとした気分に……なってきました」


「それなら良かったわ。大丈夫?」


「な、何とか……」


 あ〜、どうしよう……まだ、余韻が……気持ちいい……。


「先に言おうとしたのですけれど、あなたの場合、さっき、アスモにいたずらされちゃったから、少し敏感過ぎたのかもしれないわね。ホントにしょうがない人なんだから。アスモデウス」


 えっ? い、今、アスモデウスって言った?


 余韻は消えないけれど、聞こえた名前が気になって仕方ない。思わず見上げると、精霊と目と目が合った。


 や、やっぱり、そうなんだ。そうだよね、どっかで聞いたことあるって思ったんだもん、アスモって言う名前。

 

「あら? 分かる? アスモデウスってどんな存在なのか?」


「……はい……多分」


 水の精霊は、話をしながら、両手をこちらに向けて翳した。精霊の掌から、銀色の光の粒が降り注ぎ、全身を包む。すると、白いドレスが身体に纏わされた。


 あっ、ドレス……。


「そう? それなら話が早いわね。アスモデウスの事も、私から話せる範囲で話しておきましょう」


 精霊はそう言って、後ろに振り返った。すると、一瞬で景色が変わり、驚いたことに、今いた場所が、アクアディアーナのテラスになった。


「へっ!?」


 今、どうやったの?


 精霊は、魔法を使う時の所作が無く、何気ない動作の連続の中に、すでに魔法が織り込まれているように魔力を行使する。


「凄~い!」


 こんな魔力の使い方があるんだ!?


 まだ、身体がジンジンとして力が入らないけど、何とか立ち上がる。


 はぁ〜、でも、とっても幸せな気分だ。


 身体って、凄い。こんなにエネルギーを感じる事が出来るんだから。やっぱり、とても愛おしい身体だ。


 薄暗い洞窟から一気に明るい場所になって、辺りがとても眩しい。しかし、アクアディアーナのテラスは優しい風が吹き髪が泳いで気持ちいい。


「やっと、外に出られたわ」


 それに、ここまで戻ると、ようやくイニシエーションが終わったという実感が湧いてくる。


 頑張ったな~、私。

 

「ふぅ~~~~っ!」


 立ち止まって、身体を丸め、肺の息を出しきった。そして、一気に胸をひろげて思い切り空気を吸う。


「すぅ~~~~っ。はぁ~~」


 水の精霊は、こちらに振り返るとガゼボを手で差し示し、優しく微笑んで先に入っていった。彼女に続いて中に入ると、そこにある椅子に座り、また、大きく息をした。そして、こちらが落ち着いたところで精霊が話し始めた。


「エリアさん、いえ、エリア・ヴェネティカ・ガイア。あなたは、滞り無く試練を乗り越え、イニシエーションの目的を達成することができました。おめでとう!」


 精霊は、小さく拍手をして、ニッコリと笑った。


「あ、ありがとうございます」


「これで、あなたは、水の精霊の加護を身体に宿す事が出来ました。水は、ガイアを循環し、まるでガイアの体内を流れる血液のように振舞います。あなたは、この加護の権能により、水を、ガイアの血液として取り込む準備が整い、母なるガイアの女性性を肉体に体現するための母胎を得ることができたのです。この先、あなたは、女神ガイアの眷属である残り七柱の精霊と出会い、それぞれの力を、その母胎に受け入れていく事でしょう。八柱全ての精霊の力を得た暁には、女神の祝福加護の、真の力への道筋が見えてくるのです……」


 真の力か……。


 この先、七柱の精霊に逢わなきゃならないんだ。


 どんな出会いがあるんだろう? でも、試練なんだよね……。


「……そして、イニシエーションを達成した報酬として、水の精霊から、二つのギフトが与えられます。一つは、アクアセラーという力。そして、二つ目は、水の精霊の秘奥義です。まずは、一つ目のアクアセラーについて、それが、どのような力なのか、簡単に説明しますね……」


「あ、あの、その前に、少し、いいですか?」


「ええ、どうぞ」


 精霊は優しく微笑んだ。


 ギフトをもらえるって、ご褒美みたいで何だかとってもワクワクしてくる。それに、まさか、このイニシエーションの最後に、あんな経験が待っているなんて思いもしなかったから、今とても、心が充足している。ただ、イニシエーションを始める前の、アクアディアさんの言葉が気になっていて、それは、四大元素、水の精霊の真の姿との邂逅。


 本当の精霊様のお姿が見たい……。


「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


下の ☆☆☆☆☆ から、作品への応援お願い申し上げます。


面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に励みになります。


重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ