166-8-33_ガーディアン?(挿絵あり)
「力を抜いて、楽にしてくださいな……」
彼女はうっとりとした眼差しでそう言った。
あ、赤い……瞳が……綺麗……だ…………。
はっ?
一瞬、我を忘れてしまった。すると、彼女は、さらに手を伸ばし、おへその下の膨らんだ下腹部に指先を当てた。
「えっ! ちょ、ちょっと!」
彼女の指は、窪みを確かめるように、二、三度そこを前後に動くと、少しずつ中に入ってくるっ!
ううっ!
「な、何を……」
あ、あれ? う、動けない……?
彼女は、優しく微笑み、右顎に左手をかけると、そっと、唇を重ねてきた。
うんんっ!? い、いきなり……で、でも……何で? あ、抗えない……。
ふっくらとした柔らかい唇。そして……。
んんっ!
しっとりと滑らかなで、う、うねうねが、と、とろけちゃいそう……。
キスに気を取られていると、指が、さらに奥へと入れられる……。
あんっ! な、何で? ゆ、指が、どんどん中に、は、入ってくる……? えっ! えっ! そ、そんなに奥まで……ダ、ダメ! で、でも……か、身体が、言う事を聞かない……。
彼女の右腕を掴む!
「うっ! あっ! んんっ!」
な、何だってそんなっ! い、痛くは、ないけど……で、でも……ちょっと、うっ! ヤ、ヤバいっ! ジンジンするっ! ううっ!
しかし、次の瞬間、下半身が温かくなり、身体の緊張が抜けて、とてもリラックスする感覚になった。
あ、あれ〜、と、突然、どうしたんだろう? 何だか、とっても、き、気持ちいいかも……。
彼女は、唇を離し際に、軽いキスをすると、ニッコリと笑った。
「……フフフッ。いいみたいですわ。これで、あなたの準備が整いましたわよ……」
彼女はそう言うと、そこから手を離して、今、中に入れた中指をペロリと舐めた。
「エリアさんが、今感じたのは、ただのヒーリングの効果ですわ。オルガズムではありませんでしてよ。それは、この先のお楽しみにとっておいてくださいませね」
彼女の言っている事の意味が、あまりよく分からない。
ううう〜。まだ、感触が残るぅ〜〜〜。
太ももを閉じて、今触られたところを手で押さえる。私の中に、誰かの指が入ったのは初めてだ。でも、今、彼女の行為を拒絶する事が出来なかった。
どうして? 突然だったから?
そうじゃない。彼女の、瞳だ。あの瞳を見つめてしまうと、彼女を拒絶出来なくなってしまった。身体の身動きが取れなくなったと言う訳ではないけれど、受け入れてしまうと言うか……。
も、求めてしまった? 違う違う!
でも、あの抑え難い感覚が、また、やって来そうだ。
ヤバイっ!
押さえている手に力が入る。
「な、何を、したんですか……?」
彼女は質問には答えてくれず、その代わりに右手を優しく左頬に触れ、右頬にキスをした。彼女の目が怪しい。
「……でも、この続きは、もう少し、ムードのある場所で楽しみたいですわね。真っ暗な洞窟の中とかいいんじゃないかしら。フフフッ。エリアさんは、軟体魔獣プレーがお好みの様ですからね。あれに弄ばれますと、とても興奮いたしますわよ。この後の儀式も、頑張ってくださいませね」
な、軟体魔獣? やっぱり、水の精霊って……そ、そんなの、無理っ!
しかし、その時!
「いいかげんになさい! アスモ」
彼女の背後に、いつの間にか、アクアディアが現れていた。どうやら、アクアディアも、ティアラ以外、何も身に着けていない。彼女は、腕を組んで仁王立ちのようにして、睨んでいた。
アクアディアさんまで……ぜ、全部、見えてますけど。でも、綺麗……。
アクアディアの肉体は、正に美白で、全体的には華奢だ。胸も適度な大きさなんだけど、ウエストがギュッと細くて、その分、ヒップが強調されている。身体の曲線が柔らかく色気があって、大人の女性だ。しかし、一人きりで、成し遂げなければならないイニシエーションに、色々とイレギュラーな事態が起こっている。それにしても、アスモって、どこかで聞いたことあるような名前……。
「あら? お久しぶりですわね、アクア」
アクアディアに名を呼ばれた女性は、池に腰を浸けたまま背中を伸ばして振り返り、ニヤッと笑った。どうやら、この二人は、知り合いのようだ。
「ホントにもう! 儀式の邪魔をしないで欲しいわ。どうしてあなたが来るのかしら?」
アクアディアは、そう言って眉根を寄せた。
「フフフッ。あなたも知っているでしょう? 私がエリアさんのガーディアンとして、承認されていることを。わたくしは、常に、エリアさんを見守らせていただく立場なのですわ」
「えっ!?」
ガ、ガーディアンって? このアスモという女性が、レムリアさんが言っていたガーディアン?
「もちろん知っていますけど、ここは、私がいますので見守りは必要ないでしょうに?」
「ええ。そうですわね。わたくしは、少し、エリアさんのお身体の様子を整えにやってきただけですわ」
アスモはそう言って立ち上がった。
「では、用事も済みましたので、わたくしは、これで退散いたしますわ。エリアさん。引き続き、クリトリアを上手に育ててくださいな。あ、そうそう、わたくしも、アリサという者に会ってみようかしら、フフフッ……」
彼女はそう言った後、アクアディアに対し、「そんなに怒りますと、また、目尻の皺が増えますわよ」と言って指を鳴らし、キラキラとした紫色の光の粒になった。そして、その光が霧散するのと合わせて、存在の気配を完全に消した。
ーーーー
うっ! あっ! んんっ!
……フフフッ。いいみたいですわ。これで、あなたの準備が整いましたわよ……
AI生成画像
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