表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トラウマ女神のやり直し〜 隷属の女神の伝説/王国編〜 ♡♡♡TSして最強美少女になったはいいけど、心まで女になるなんて聞いてない!♡♡♡  作者: トンブタ
第8章 水の精霊のイニシエーション

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

152/358

151-8-18_戦闘スキル(挿絵あり)

 思い出したっ、カリスの技だっ!


 レピ湖の湖畔で、カリスが瞬間的に姿を現したように見えた技。あれは、彼女の、スキル高速移動だった。


 そうそう、カリスのスキルだ! 彼女、接近戦が得意だもんね。でも、まさか、自分も使えるなんて。


 どういう理屈か知らないけれど、使えるんなら、それで十分! そう言えば、アムとの模擬戦でも、カリスの動きは見ていた。

 

 カリスの動きを、もっと思い出せないかな?


 頭の中で、カリスの戦っている姿をイメージする。


 カリスって、いつもは背筋を伸ばしているけれど、戦いの時は、とてもしなやかで、カニバサミを出していなくても、手足が何本もあるような素早い動きなのよね。


 兎に角、カリスの体技はかっこいい。


 あんな風にできるかな?


 すると、突然! 自分の中に怒涛のごとく理解の塊がやってきたっ!


 えっ? えっ? え~~~っ!? か、感じる! 感じるわっ!


 頭の中心に光のイメージが現れ、それが、神経を通って全身に行き渡る。そして、お腹の底から漲ってくるような力を感じ始めた!


 何これ!? 凄ぉ〜〜〜いっ! この感覚は何だろう? このワクワクする感じ。身体が、勝手に動きそう!  


 さっきは、根拠の無い自信があっただけだったけど、それとは違う。自分が、もう何度も戦闘を経験しているような確かな自信。戦い方を普通に知っているっていう感覚だ。それは、まるで、カリスの戦闘能力を構築する神経系制御プログラムを、私の身体の神経系統に、そのままコピーしたのと同じだ。これなら、カリスが自分に乗り移ったように戦える。


 私、接近戦をマスターしちゃったかも! もう、戦いたくてうずうずしてくるわっ!  


 ようやく立ち上がったクータムが、頭に手を当てて苦笑いしている。


「何だ、チキショー、手加減し過ぎて、外しちまったぜ」


 クータムは、のっしのっしと近づくと、また、ファイティングポーズを取った。


「ヘヘッ、今度は外さ……」


 彼のセリフを聞いてやる義理などない。


 ふぅ! 


 小さく息を吐き、力を込めた。


 高速移動っ!


 次の瞬間、地面を勢いよく蹴り、一瞬で距離を詰めるっ! 瞬間移動さながらに彼の左脇腹に潜り込んだっ! 狙ったのはみぞおちの真ん中。移動の勢いと体重を左肩に乗せ、腰を捻り、一気に左掌を、突き出すっ!


「掌ぉーー底ぃーー破ぁぁぁぁーーーーっ!!!」


「グフッ!」


 クータムが腹に溜まった息を吐くっ!


 技が入った瞬間に、クータムの身体は、くの字に折れ曲がって宙を飛び、そして、大音響とともに、砦の門を突き破ったっ!


「えっ!?」


 砦の門は大きな衝撃とともに破壊され、門を支えていた両端の丸太が地面の土の塊を舞い上げて外側へと倒れ落ちるっ!


「嘘っ!?」 


 そんなに力を入れた覚えないんだけど!


「マジで私がやったの?」


 あんな大男を、あそこまで飛ばしちゃうなんて、カリスのスキル、凄すぎっ!


 今のは、どうやって攻撃をしようかなんて考える間もなく身体が勝手に動いた。身体が、反射的な動きを憶えてるみたいだ。そして、技の入った瞬間は、芯を捉えた手応えがあって決まったと分かる。


「技の名が勝手に口から出ちゃったね。カリスの技だし、これは、彼女へのリスペクトって事で」


 でも、これって気持ちいい!


「よしっ。この調子で、痛めつけてやるわ。女を物みたいに好き勝手しようとしたことを、絶対、後悔させてやるんだからっ!」


 それにしても、掌底破か。今のは、基本技っぽいわね。

 

 もう、周囲のどよめきは聞こえない。振り返って確認したりもしないけれど、見物人はみな驚いて、言葉を失っているに違いない。私だって驚いている。


 ホント。まさか、カリスのスキルを使いこなせるなんてビックリ!


 突然、自分の中で理解できたこと。それは、女神の祝福で、カリスのスキルを読み取っていたということだ。


 魔法だけじゃないんだわ。あっ、そうか! 今は使えないけど、きっと、カリスの魔法も使えるかもしれない。さっき、カリスのスキルに意識を向けた瞬間に、まるで、インストールするかのように、情報が開封されて私の肉体に上書きされた。


 これって、今、気が付いたけど、もしかしたら、カリスにキスした時から使えたんじゃないの? もうっ! レムリアさん、何も言ってくれないだからっ! まぁ、いいわ。そんなことより……。


「今、私、無茶苦茶、強いわよっ!」


 門の先で倒れていたクータムが、剣を杖にして起き上がった!


「うわっ! あれでまだ起き上がれるんだ!?」


 何てタフな種族なのよ、ラケルタ人!


 彼はゆっくりと戻ってきた。にやけた顔は、もう、彼から消えていて目は完全に座っている。


「もう、勘弁ならねぇ!」


 クータムは、剣を右手に持って半身になり、腰を落として構えた。


 何あれ。女を、しかも、丸腰の相手に剣でマジバトルなんて……。


「ダサッ!」


 でも、油断は出来ない。


「来るっ!」


 彼は地面を蹴り、姿勢を低く、素早く間合いを詰めるっ! 右手の剣は、左側面から水平に繰り出されたっ!


「オラヨッ! これで終わりだっ!」


 ただの斬撃か? でも遅すぎっ! 


 もう、彼の右ひじの外側、剣の軌道の死角に移動したっ! そして、彼の右手の手首に左手を当て、右手で彼の拳をもってグイッと捻る! そこで、足を踏ん張ると、クータムは自分の勢いそのままに、右側に振られて、思いっきり弾け飛んだっ! 次の瞬間! クータムは、砦の丸太にぶち当たり、丸太が四、五本ほど大破したっ! 周辺にいた数人のラケルタ人も巻き添えを食ってボーリングのピンみたいに倒れ込んでしまった。


「フンッ、どうよ?」


 私の事を甘く見てたみたいね。フフッ! 剣を奪っちゃったわ!


 クータムの剣は、ずっしりと重く、両刃の角ばった剣だ。


 手入れがなってないようね。それに、私にはちょっと大きい。でも、折角、剣を持ってることだし、次は、あれを試してみようかな。


 剣なんて使った事ないけど、とても自信がある。


 フフフン!


ーーーー

挿絵(By みてみん)

掌ぉーー底ぃーー破ぁぁぁぁーーーーっ!!!


挿絵(By みてみん)

グフッ!


挿絵(By みてみん)

嘘っ!? そんなに力を入れた覚えないんだけど!

AI生成画像


「面白いかも!」


「続きが気になるぞ!」


「この後どうなるのっ……!」


と思ったら


下の ☆☆☆☆☆ から、作品への応援お願い申し上げます。


面白かったら星5つ、つまらない時は星1つ、正直に感じたお気持ちで、もちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当に励みになります。


重ねて、何卒よろしくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ