第97話 侵入
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サラ
性別:女 種族:ハイエルフ 年齢:17歳
Lv 80
HP 40000/40000
MP 40000/40000
ATK 40000
DEF 40000
AGI 40000
INT 40000
LUK 40000
固有スキル
精霊信仰・言霊・百発百中・魔の境地・守護神・叡智・サイボーグ・炎熱操作・戦士の誓い・透過・明鏡止水・???
武技スキル
刀剣術:Lv.MAX
体術 :Lv.MAX
魔法
全属性魔法
装備
黒衣一式(神級)
金弓ピナカ(幻想級)
金剣クリューサー(幻想級)
称号
豊穣神の加護・精霊に愛されし者・傅く者・恋する乙女・従者の心得・武神・魔神・魔物キラー・盗賊キラー・副官補佐
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ティア
性別:女 種族:半獣神 年齢:16歳
Lv 90
HP 45000/45000
MP 45000/45000
ATK 45000
DEF 45000
AGI 45000
INT 45000
LUK 45000
固有スキル
獣化・限界突破・紫電・魔の境地・守護神・叡智・サイボーグ・炎熱操作・戦士の誓い・透過・明鏡止水・???
武技スキル
刀剣術:Lv.MAX
体術 :Lv.MAX
魔法
全属性魔法
装備
黒衣一式(神級)
銀剣オルナ(幻想級)
銀盾オハン(幻想級)
称号
獣神の加護・辿り着きし者・傅く者・恋する乙女・従者の心得・武神・魔神・魔物キラー・主の右腕・副官の威厳・統率者・盗賊キラー・鬼教官
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アスカにあの場を任せ、アスターロ教の本部へと乗り込んだ私達。少しの間でも見上げていれば首が痛くなる程の高さ。パッと見、奥行きも結構ありそうだ。きっと中は大層広いに違いない。これはもしかしたら、目的を果たすのに時間がかかるかもしれない。若干の焦りを感じた私だが、横を見ると大して動揺しておらず、どっしりと構えながら2人が並走していた為、それがとても心強かった。入り口にあった案内図によると本部は全5階から成っていることは分かるが、それの一体どこに邪神を復活させる場所があるのかは不明だ。細々とした部屋の名前や施設の数は書いてあったがそれも全て教徒用であり、内情を知っている者に一々詳しく記載する必要はないのだろう。あまりにも簡素なものだ。
「どうしますの?」
私は脚を止めることなくシンヤさんに訊いた。本部へと侵入してから約5分が経っていた。現在、しらみ潰しに各部屋を手分けして回っている最中で連絡をする時は各々が持っている通信の魔道具を使うことになっている。いくら凄い魔法が使えたり、固有スキルが優秀な冒険者であってもそれが戦闘ではなく、目的の物を探す、いわば探索ともなれば話はまた変わってくる。確かに私達は魔法もスキルも豊富だ。敵の気配や魔法・魔力を察知し、その場所を把握することなどお手の物である。しかし、このような特殊な建物内で限られた時間の中、選択肢も無数にある状況など例外中の例外。ましてや、そこかしこから魔力の波動を感じる為、それもややこしさを倍増させていた。どの部屋も邪神復活の場所である可能性は大いにあるのだ。
「そうだな…………じゃあ一旦………」
「きゃあっ!」
その時だった。一際強い魔力の波動を感じると共にティアの悲鳴が魔道具から聞こえてきたのは……………
「どうした!?無事か!?」
「大丈夫なんですの!?」
「は、はい…………どうやら私の今、いる場所の目の前がちょうど例の場所らしく、急に強い魔力の波動を感じて驚いてしまって……………」
「場所は?どこだ?」
「"ズボラ研究所"と言うみたいです…………あれ?何か様子が…………っ!!ま、また何か来ます!これは強い!くっ!"流銀閃"!!…………ぐっ」
「待ってろ!すぐに行く!」
「踏ん張るんですのよ!」
その後、私達は急いでティアのいる場所まで向かうこととなった。それにしても驚いた。ティアですら、耐えるのが苦しそうな程の濃密な魔力とその勢いに……………そして、何よりも気になったのが通信を終える直前に聞こえてきた声である。もしかしたら、単なる聞き間違いや幻聴の類いかもしれない。思い過ごしならばそれでいい。だが、どうにも拭いきれない不安があるのも確かだ……………それはティアに向けてのものだったのか。私にはこう聞こえたのだ。
「お前が今世で我の前に立ちはだかる者か?」
事態は思ったよりも早く進展しているのかもしれない。




