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〈完結済み〉俺は善人にはなれない   作者: 気衒い
第16章 神々の黄昏

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第1話:神界

お久しぶりです。これがアフターストーリーの第1話となります。どこまで続くかは未定ですが、よろしくお願い致します。

「ぐっ!?なんて力だ」


雷鳴轟く中、黒い刀と白い剣が交差する。1人は青年でもう1人は神……………それも上級神であった。両者共、多数の傷を負っており、その数と深さからはこの戦闘がいかに凄まじいものであるかが分かり、お互いにすぐにでも倒れ込んでしまう程であった。しかし、両者が倒れることは決してなかった。青年の方は目を爛々と輝かせており、倒れる気配が一向になく、上級神の方は何度か危ない場面があったのだが、目の前の青年が躊躇せずに命を狙ってきていることを考えると少しも隙を見せることができなかったのだ。


「な、何なんだこやつは……………ただの人間ではないのか?」


上級神が驚くのも無理はない。今まで戦闘において、ここまで傷を負ったことはないのだ。たとえ相手が中級神だろうが、下級神だろうが、はたまた同じ上級神であっても彼はその中のトップの存在……………つまり、彼以上の強さの者は未だかつて存在すらしたことがないのだ。だからこそ、上級神は驚いた。ただの人間だと思っていた目の前の青年がここまでの脅威となっていることに……………


「"刀神郷"」


「ぐあっ!?」


青年が短く言葉を紡ぎながら刀を振るった瞬間、複数の鋭い斬撃が上級神を襲った。これには上級神も堪らず、どうにか衝撃を流そうとした。しかし、そんな隙があろうはずがない。目の前の青年は返す刀で下から上へと腕を振り上げた。


「ふんっ!!」


「ぬぐっ!?」


青年の一太刀にはどれも怒りや憎しみといった感情が乗っかっており、それは凄まじい衝撃となって上級神へと襲い掛かる。その度に上級神は声にもならない声を上げ、苦悶の表情を浮かべて、仰け反った。


「ぐぅ…………調子に…………乗るなっ!!」


しかし、流石の上級神もそのまま、ただ黙って耐えている訳ではなかった。怒りに任せて、力の限り青年の攻撃を振り払い、距離を取った後に青年目掛けて幾筋もの雷を撃ち放った。


「ふははははっ!!ただの人間風情がこの雷には耐えられまい!!神に逆らうとどうなるのか、思い知ったか!!」


その火力は凄まじく、雷が収まった場所にはただただ黒煙を上げ、黒ずんだ床があるだけでそれを浴びた者はどれだけの強者であろうとも生き残ってはいないだろうと思われた。すると、それを見た上級神は心の底から湧き上がる喜びを笑いという形で吐き出し、身体を震わせた。と同時にやはり、自分が至高の存在なのだと認識を改めた。


「全く…………余計な手間を取らされた…………」


「安心しろ。これ以上、何をする必要もない」


「あ…………れ………………わしの身体……………」


ところが、その驕りも長くは続かなかった。一切の気配を悟られることなく、上級神の背後へ現れた青年は最小限の動きで刀を横へ振い、上級神の首を刎ねた。


「そのまま地獄の底で一生、寝てろ」


その後、もう眼中にはないのか、上級神へと背を向けた青年…………シンヤ・モリタニは他の仲間達の元へと駆け出した。






―――――――――――――――――――――――



シンヤ・モリタニ

性別:男 種族:最高神 年齢:なし


Lv :error

HP :error

MP :error

ATK :error

DEF :error

AGI :error

INT :error

LUK :error


固有スキル

神の手


武技スキル

神技


魔法

神の裁き


装備

黒衣一式(最高神級)

黒刀ムラクモ(最高神級)


称号

全てを兼ね備えし存在



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