83.片手間
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
咲耶と贄川のバトルを観戦する、俺。
まあ、もう俺が突っ込んでパンチすりゃ、一発解決な状況ではあるんだが。
咲耶に任せましょう(後方腕組み)。
『主よ』
「どうしたん?」
『地盤が、沈んでおるぞ』
「おー……? どゆこと?」
『贄川のやつが、地下水を無理矢理、しかも何度も引っ張ってきた影響じゃろうな。地盤がボロボロで、地面が沈んできておるぞ』
「はーん、なるほど……」
面倒なやつだ。面倒な技だ。ったく……他人の迷惑を考えて戦えよなー。
『どうするのじゃ?』
「てい、反則剣」
俺は地面にプスリ、と反則剣を突き立てる。
瞬間、地面がゴゴゴゴ……と揺れた。
「どうだ?」
『地盤沈下が収まったのじゃ……いったいなにを……?』
「反則剣で、傷ついた大地を戻した」
『……そういえば、反則剣は、異能そのものを打ち消し、異能による傷を癒やすのであったな』
この地盤沈下は、贄川の異能によって操られた地下水が、大地を傷つけたことで起きた。
異能による傷は、俺の反則剣で治せる。
よって、地面も元通りってわけだ。
『異能で出した水ではなく、地下水を異能で操作しておったじゃろ?』
「そーね」
『なら……地下水が大地を傷つけたのであって、異能による傷ではないのではないか……?』
「なるほど、鋭い物の見方ですね」
『じゃろうー?』
「しかし、地下水を操作したのは異能だ。異能で水を操作しなければ、地面は傷つかなかった。大地が傷ついているのは、異能によるもの。だから反則剣適用範囲内」
『うーむ……その理屈、通るのかの?』
「いや、通ったから実際、地盤沈下が止まったんじゃあないかー」
『まあそれもそうじゃのーう』
「なー?」
『む? 咲耶達が肉弾戦を繰り広げておるな』
「お、そうだな。がんばえー、咲耶がんばえー」
【おしらせ】
※12/5
新連載、スタートしました!
ぜひ応援していただけますとうれしいです!
URLを貼っておきます!
よろしくお願いいたします!
『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』
https://book1.adouzi.eu.org/n9052lk/
広告下↓のリンクから飛べます。




