73.そんなやつ
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
何か知らんが、テレビに俺と咲耶が映ってた……。
「へぇ……心霊番組……。ん? あんたも出てるじゃあないの、玉姫」
ももかが玉姫を見て尋ねる。
「そうだよ……。東京の八王子で妖魔が巣食ってる場所があって、そこにね。ついでに心霊番組の撮影もあったんだよ」
「え、なに? アタシ抜きで妖魔退治にいったの? ずるい! アタシも行きたかった!」
「遊びじゃあないんだってば……」
「ぶー……」
それにしても……あれぇえ?
おかしいな、【忘却】の魔法をかけておいたはずなんだが……。
記録媒体からも、勇者の活躍は消えてるはずなんだけど……。
「もしかしたら……御嶽山監督は、【潜在的術師】なのかもしれないね」
と玉姫。ああん?
「せんざいてき、術師? なんそれ」
「妖術師の才能があるのに、それを自覚してない人たちのことだよ」
「力があるのに、それを自覚してないやつってことかぁ? おいおい、そんな奴ほんとにいるのかよ?」
じっ……と咲耶、ももか、玉姫が俺を見つめてくる。
なんか、おかしなものでも見るような目だった。
「え? なに?」
「……お兄ちゃんって……ばかなの?」
「ひどいぜマイシスター」
ももかがため息をつく。
「ゆーじって……」
「なんだ?」
「鏡見たことないの?」
「いやあるけど!?」
続いて玉姫が目をそらす。
「まあ、なんというか……悠仁はまあ……バカだからしょうがないね」
「ひどすぎない君たちぃ!?」
なんでこんな罵倒されまくらないといけないわけぇ!?
魔王さぁん!
『まあ、諦めよ。居るのだよ、強い力を持っておっても、それを自覚せぬ輩がの』
「そーんなあほんだらが居るわけねーだろっ。だってそいつ、凄い力を使って、目のあたりにしてるのに、凄いって思わないってことだろ?」
「「「うん」」」
「そんな馬鹿居るわけないじゃん、目ぇついてないのかよ? なぁ」
「「「ほんとね」」」
だからなんでみんな俺を見つめるのぉ?
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※11/15
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