表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/85

72.修羅場夕飯

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。


 で、うちで食事をしている魔剣使い美少女達。


「はい、ゆーじ♡ あーん♡」


 俺の隣に座るももかが、すき焼きの肉を俺に差し出してくる。


「ももか、自分で食えるからいいよ」


「そっか♡」


「うん」


「あーん♡」


「話聞いてます……?」


「聞いてるわ。でも、アタシがあーんさせたいのっ♡ あーん♡」


「はぁ……」


 強引だなぁ、この子……。

 逆側に座る玉姫が「うぉほん!」と咳払いをする。


「浅間の肉なんて食べないほうがいいよ。毒が混入してるかもしれないからね」


「ア゛? なに、ケンカ売ってるの?」


「ケンカじゃあない。事実さ。蠱毒は浅間のお家芸だろう?」


「それはもう無くなったから! ゆーじだーりんのおかげで!」


 左右からぎゃーぎゃーとうるさいなぁ。俺は一人で肉を食う。

 正面に座る咲耶が「…………」無言で俺が取ろうとした肉を、横から奪っていく。


「あの? 咲耶さん? なんで俺の肉をとっちゃうんですか?」


「…………」


「無視はかなしいよぉう」


 なんで怒ってるんだい、マイシスター……。


「ふふふ」


 そんな俺らの様子をみて、微笑んでいる人物が一人。

 端っこに座っている、俺の親父だ。


「いやぁ、お父さん嬉しいよ」


「嬉しい……?」


「うんっ! 咲耶ちゃんがこんなに明るくなって、お父さんうれしいよ」


 あ、明るい……? どこが……?

 ずっと俺たちをにらみつけてるんですけど、我が妹は……。


「本当に、お二人には感謝してます。ありがとう、浅間さん、白馬さん」


 親父がももか達に頭を下げる。

 ももかは慌てて「そ、そんな! 他人行儀はやめてください、お義父さま♡」


 びきっ、と咲耶のこめかみに血管が浮かぶ。


「お義父さま……? いつからお父さんが、義理の父になったの?」


「え、もう確定してるし。ゆーじと結婚することは」


「はぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~? ふざけないでよ」


「? ふざけてないけど、大真面目だけど。ねー♡」


 ねーって……。


「いや、確定してないですけど」


「もー、ゆーじってば照れ屋なんだからっ♡ そういうとこも好き♡」


 両手で♡を作るももか。あかん、人の話聞いてないよこの子……。


「うぉほん! ももか、それはちょっと悠仁のことをないがしろにしすぎじゃあないか?」


「なによ? 文句あんの?」


「無論だ。悠仁が誰と結ばれるかなんて、悠仁が決めることだろう」


 おお、玉姫がまともなことを……。


「じゃあ悠仁がアタシと付き合うってなったら、あんたは大人しく引いてくれるわけ?」


 まあそういうことになるよな……?


「そ、そんなわけないだろう」


「そんなわけないのん……?」


 あれぇ? さっきと言ってることちがくなーい?


「…………」


 咲耶の髪の色が変化していく。あかん、異能を使おうとしてる!


「やめなさい、咲耶。食事中でしょうが」


「……帰り道は寝首をかかれないように気をつけることね」


 どこの殺し屋だよ……。


「それにしても綺麗なお友達が増えて、お父さんうれしいよー。ところで……玉姫さん?」


 親父が玉姫に尋ねる。


「な、なんでしょう……お義父さま」


「……お、義父さま?」


「あんたもじゃあないのよ!」


 ぶち切れ魔剣使いたちをよそに、玉姫がしれっと言う。


「なにか?」


「君……どっかで見たことあるような~……。そう、どっかで……あ、そうだ!」


 ぽちっ、と親父がテレビを付ける。

 すると……白スーツに身を包んだ玉姫が、テレビに出ていた。


「あー! やっぱりそうだ! 白馬 玉子さんだ! わー、ちょー有名人じゃあない~!」


 親父もさすがに気付いたようだ。玉姫が、あの有名な芸能人だって。


「わ、わ、すごーい! 悠仁君たち、芸能人とお友達だったなんて!」


「あ、いや……その……普通に接してもらえますと、助かります」


 と玉姫。


「うん、わかったよ。……って、あれ? 咲耶さくやちゃん……? テレビにうつってない? 悠仁君も……」


 ……………………はい?

 テレビに、映ってる……?

 何言ってるんだ……?


「そんなまさか、映ってるわけないじゃーん……」


 ……テレビに目をやると、あれぇ?

 おかしいな。


 俺と、咲耶が、映ってるぞぉ?

 あれれ~?

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『捨てられ聖女はキャンピングカーで気ままに異世界を旅する』



広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



https://book1.adouzi.eu.org/n6496li/


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

★新連載です★



↓タイトル押すと作品サイトに飛びます↓



『捨てられ聖女は万能スキル【キャンピングカー】で快適な一人旅を楽しんでる』

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ