キャラクター紹介9
ヤ行
ヤーマンソリッシュ(だった320)
シルフォル宮殿の一階にいた神。メリナさんの急襲に対応しようとしたが、その服装からメリナさんに危険な魔法使いと認識され、真っ先に呆気なく頭を粉砕される。異名は救世の夢詠み。
ヤナンカ(見習い410)
2000年前の大魔王討伐の主力の1人。元は大魔王の側近だった魔族だが、仲間の魔力さえ奪う大魔王の力に恐怖を覚え、人間側に鞍替えをした。
最終決戦には参加せず、大魔王討伐後の人間達の生活を再建する役割をブラナンとともに担っていた。しかし、長く生きる中で目的が変質して、タブラナルの街を維持するために非道な行為も躊躇わないようになる。
王都での戦いにおいて、アシュリンと対決中にガランガドーの魔法を不意に受け絶命。
間延びした口調が特徴。
善意の行いが悪事に繋がることに疲れ、心が病んでいたとも。
「本物のヤナンカとは会ったことがないんですよね」
「会う必要もないでしょ」
「まぁ、そんなですけど」
ヤナンカ・エルバ・レギアンス(拳王203)
ヤナンカレプリカに乗り移った状態の精霊レギアンス。高度な立体魔法陣によってレギアンスの本体が顕現しており、液体金属の体はほぼ全ての攻撃を無効化した。実は、作中で最強の存在の一つ。
ヤナンカレプリカ(拳王80)
ヤナンカが魔法で作り出した自分の分身。独自意思を持ち、個体ごとに判断して動く。多く製造されており、その目的も様々。
メリナが最初に出会った個体は、邪神復活を阻む目的で魔力吸収魔法陣を見守っていた。
また、王都と敵対するデュランをコントロールするため、デュランのインテリジェンス部門である暗部のトップもヤナンカレプリカが創設時より務めた。
本物と違い、全身が白い。これは魔力を色彩に回す無駄を避けたものと思われる。
「大半をルッカとマイアが倒したとのことで御座います」
「そうだったんですか。凶悪な2人に狙われたとはご愁傷さまです」
ヤニック(愛でる1)
優れた魔法使いでフローレンスの仲間。師匠はエルバ・レアギンス。軽薄そうに見えて仲間想い。炎魔法が得意だが勢余って周囲を焼き過ぎてしまう。
フローレンスから逃れるために混乱を望んだキャロルに精神を操られ、魔物に殺される。
ヤルカー(見習い217)
カッヘルの部隊の偵察兵。ノノン村侵攻の道中で大鳥に拐われる。隊長であるカッヘルに軽口を叩きがちだが、心の中では叩き上げの彼を尊敬している。
ユアンクス(だった119)
ルッカの旦那の日記に出てくる人物。渇きを癒すために魔物の血を飲むが、仲間のテデスと共に却って喉を焼いた。
ユーグレット・テラス・アバビア(拳王)
諸国連邦の有力者であり、現ナーシェル国王の弟。アバビア公国を治める傍ら、諸国連邦の宰相も兼務。
野心を抱き、諸国連邦からブラナン王国の影響を排除しようと画策するも、そもそもデュランの暗部に操られていた悲しい男。メリナさんに教育され、絶対服従状態になる。
三男にラインカウがいるが、軽率な性格の彼を気に入っていない。なお、次男はフロンの魔の手に掛かって彼女の意のままになっている。
ユーフ・ナバリューレ(拳王93)
シュライドの国王。剣王対拳王の試合後にアデリーナに応答するも一喝された。
ヨゼフ・カザリン・デホーナー(見習い299)
ボーボーの人。不幸にもアントニーナの脛毛を笑ったが為にメリナさんに眼をつけられた人。
ある秘密を口にしなかった功績により、教会内で出世する。しかし、教会が秘密を守るために自分を暗殺するのではと疑心暗鬼に陥り精神を病む。
責任を感じたメリナさんが彼の信仰するマイアと邂逅させ、彼女から叡知を授かる。
その結果、自身を神から選ばれた者として勘違いし、デュランの異端派の指導者となり、後にメリナ正教会や神聖メリナ王国などを築く。
「全てはアントンの脛毛が悪かったのですね」
「メリナさん、何故に戦闘のパートナーにアントンを選んだのですか? 私を選ばないからの悲劇で御座いましょうに」
「誘いました。誘いましたよ、私」
「そうでしたか?」
「はい。パンツを脱いで股を開くのですってお願いしたら斬り殺されそうになりました」
「そりゃそうで御座いましょう」




