キャラクター紹介8
マ行
マーラ(見習い243)
狐に眼を奪われた昔の聖女の1人。可愛くて強くて素敵な人だったらしい。
マールデルグ(拳王144)
エナリースの婚約者。まだ10歳。小国の伯爵家の嫡男。エナリースに心から愛されているが、本人は綺麗なお姉さんくらいとしか思っていない。牛乳を飲むと腹を下す体質。
マイア(見習い237)
2000年前の英雄。初登場時は思念体。時の流れが速い空間に囚われており、数百万年の時を生きた経験を持つ。
メリナさんによる魔力の暴走により肉体が復活し、以後は旧友である聖竜スードワットの以前の巣に屋借りする。実体化後の姿はダークブラウンの髪を持つ20半ばの女性。
メリナさんの強大な魔力を世界の脅威と感じており、彼女を殺さざるを得ない未来に備えて、潜在能力を高く評価するミーナの戦力化を急ぐ。
大魔王と戦う前から高名であり、現代でもデュランの地では彼女を主神とする宗教が盛んである。2000年前から進歩していないブラナン王国の現状に違和感を抱く。
「この人、すごく好戦的でヤバいですよね」
「メリナさんも同じで御座いましょ」
「でも、昔、裸を覗いただけのフォビを魔法で殺したらしいですよ」
「本当に殺すのはメリナさん以上かもしれませんね。メリナさん、『殺す』って言ってもあまり有言実行されませんもの」
「む。バカにしてます? 私、殺る時は殺る女ですよ」
マクパル(見習い279)
聖女決定戦1回戦の筆記試験で満点の才女。
無詠唱魔法も使えるが、2回戦の戦闘で敢えなくメリナさんに倒される。
マハルンナジャ(見習い334)
王都でヤギ頭が主催していた邪教の主神の名前。信徒からは聖竜と称される。地下深くにある壁画に埋められた骨が御神体。真相はただの竜の化石。
マリール・ゾビエル(見習い2)
メリナの巫女見習いとしての同期。歳は1個下。見たものを一瞬で覚え忘れない直感像記憶を持つ才女。薬師処で活躍し、国を越えて名を知らしめる。
短気な性格だが、根は優しい。慕っていた兄と婚約した豊満な女性に嫉妬しており、胸が大きい人間には敵対心を見せやすい。だからルッカが嫌い。でも、更に大きいシェラは人間離れしているので嫌いじゃない。フランジェスカ先輩は控えめなので大好き。
「マリールは良いヤツなんですよ」
「存じております。私の威厳に震える可愛い後輩で御座います」
「あん? 私の友人に手を出すのなら手加減しませんよ」
「私とマリール、どちらがメリナさんの友人として上なんでしょうね」
「友達に上下なんてないし、お前は友人じゃないでしょ!」
マンデル(見習い45)
シャール東部騎兵第16分隊長。黒髪がふさふさの50歳。第3街区に住んでいる。優秀だが、巫女に目が無い。
不治の病を宣告された妻と、馬車に跳ねられて寝たきりの息子がいたが、メリナさんの願いを聞いた聖竜スードワットにより2人とも完治に至る。
ミーナ(見習い302)
ザリガニの獣人。登場時の年齢は5歳。メリナさんにトラウマを植え付ける為に、獣人となる前の彼女との出会いをデュランの暗部が用意していた。
メリナさんとマイアにより獣化する悲劇を避け、マイア宅にて修行と居候。その後、メリナさんを抹殺せざるを得ない事態に備えてマイアの特訓を受ける。後に大剣使いの冒険者として大成し、旋風のミーナの異名をとる。
「私を倒すにはまだまだ力不足ですね」
「えぇ。マイアも見る目がない。私を選ぶべきでした」
「もしもそんなことになっていたら、分からすために会う度にアデリーナ様の鼻っ面に膝蹴りしてましたよ」
「そういえば、ミーナは毎回殴り蹴られて可哀想で御座いましたね。マイアの企みを知っていたのですか?」
「いえ。でも、ミーナちゃんが妙に生意気なので、いつも上下関係を教えてやっていました」
「野生の勘で御座いましたかね。瀕死からの回復で魔力量を増やすことを目的に、マイアがミーナをけしかけていたのかもしれませんが」
ミーラ(見習い172)
礼拝部の先輩巫女。礼拝部によるメリナさんへのパーティーマナー教育にて、礼拝部で一番厚化粧な巫女さんからメリナさんの紹介を受ける役をする。留学中、エナリースとアンリファの会話を聞いたメリナさんの妄想の中でも登場。
ミミちゃん(だった123)
帝国所属の魔族。獅子頭で声帯が人と異なるため喋れない。魔族を戦力可するために、帝国の秘法を用いて魔族の頭部に魔物の物を移植している。その結果、深い思考ができなくなっている。圧倒的強さを見せ付けたメリナさんをボスと見なし従う。その後、邪神の肉を食らい、邪神に体を奪われる。元のミミちゃんは消滅。
メモリアヌスミューア(だった320)
シルフォル宮殿の一階にいた神。名前のみ登場。メリナさんに頭を粉砕される。異名は破滅の軍神。
メリナ
本編主人公。王国辺境にある村ノノンに生まれ育つ。フローレンスの紹介で、15歳で巫女として都会シャールにある竜神殿へ働きに出る。腕力、魔力、根性の3拍子揃った万能戦士として頭角を現し、周りを巻き込みつつ出世街道をふらふらしながら突き進む。
聖竜スードワットが大好きだが、聖竜は人間に性的興味はないという悲しみ。異名は狂犬、野人、蛮族と多岐に渡る。
魔力の色は灰色~漆黒。時々で変わっていたのは、3体いる守護精霊の影響。最終的にはガランガドーさんに由来する黒に落ち着く。意外に計算が得意であり、それは病弱だった幼い頃に一人遊びで学んだもの。
神殿に入りたての見習い時代は、澄ました顔をしながらも毛がボーボーでパンツも履いていなかったワイルドガール。
「悪意に満ちてるっ!」
「恥晒し行為が多過ぎて書ききれなかったのでしょうから、逆に感謝なさい」
「なんて言い草! お前かっ! お前が書いたのかっ!?」
メンディス・ナーシェル(拳王26)
ナーシェル王国の第一皇太子。作中で最もまともな男性の1人。アデリーナの婚約者であった。その後、実際のアデリーナに会い、恋をしてしまう。
「恋をしてしまう。ぷっ、してしまう」
「叶わぬ恋なのですから何もおかしく御座いません」
「厚顔無恥って怖いです」
モーリッツ(見習い321)
無口なおっさんパン職人。死んだ娘と重ね合わせ、薄幸のシャプラを気にしている。32歳。彼の嫁は娘と共に入水自殺している。
森の神様(娘13)
大魔王の残した瘴気に宿った精霊。自らの巣として邪悪な森を生成して力を蓄え、いずれは聖竜を駆逐して地上全体を支配するつもりでいた。ルーに呪いを掛けるが、逆上した彼女に滅ぼされる。




