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キャラクター紹介7

ハ行2


フィンレー(だった316)

シルフォルの下で働く下級神。初めて神界に来たメリナさんと偶然出会いシルフォル派に誘う。彼女の陽気な性格は厳粛な聖女として寿命を全うした人間時代の反動。叶わなかった大恋愛を神となった今、体験したいと願う日々を送っている。

メリナさんに扇動されて上界に新たな秩序を作ろうと何となく決意。宗教上の理由で恋はできなかったが人間時代はメリナさんも認める美貌の持ち主で、当時の異名は月下の白薔薇。実のところ、シルフォルは彼女の能力を高く評価しており、新たな神の自派への勧誘を任せていた。


「私とどちらが強いので御座いましょ」

「フィンレーさんは少し間抜けですが神様ですからね。意識を読んだり、瞬間移動したりとか普通にしますよ」

「で、どちら?」

「えっ、今の発言で察しないんですか?」


フェリクス(見習い320)

若手のパン職人でカクテルも上手に作る。口調が軽く、キザ男に見えるが考えはしっかりとした人間。

王都出身ではないため、獣人への差別意識は他の者より少なく、パン屋で働くメリナさんやシャプラへの当たりは厳しくなかった。

嫁さんには頭が上がらず、尻に敷かれている。


フェドル・クリエール(だった160)

アントンの実父。デュランの守旧派。


フェリス・ショーメ(見習い276)

クリスラに仕える女中として登場。その裏の姿はデュランを影から支える暗部の一員。本シリーズでも指折りの実力を持つ人間だが、その力を隠し通した。メリナさんを何度も貶め、また、逆に救っている。

暗部での名前は善界のショーメ。誕生花は翁草。


「こいつか……。アデリーナ様、フィンレーさんを襲うよりもこいつからですよ。こいつ、マジで強いですもん。アデリーナ様のことも腹の中でバカにしてますよ」

「えぇ、面従腹背とはフェリスの為にある言葉でしょう」

「ですよ、こいつ。なんなら私のこともバカにしてるかも」

「それは普通に表に出ているでしょうに」


フォビ(見習い410)

2000年前の大魔王との決戦を制した男。その後、シルフォルの勧めで神となり各地で神に選ばれなかった強者を制圧する役目を負う。彼自身は大魔王戦で失ったカレンとマイアの復活させる術を調べるために神となったのだが。

2000年近く掛けて調査し、その結果、死んだカレンの復活は不可能と悟り、神を引退することを決意する。ルー及びメリナの異常な攻撃力は彼が王都に仕込んだ竜王サビアシースの鱗が原因。

女好きが高じて、女の願いを叶えることを自身の役目の一つとしている。彼の担当する土地で女傑が排出されやすいのはそのため。

女性を見るときに、胸→顔→胸の順で確認する癖を持つ。神としての異名は竜騎神。今現在はスードワットとは別の竜を愛騎としている。


「へぇ……聖竜様を乗り捨ててるんだ……。クズめっ!!」

「言葉に反して、余り怒っていないようですね、メリナさん」

「は? 怒髪天を衝く感じなんですけど!」

「聖竜様を独占できるという欲情が隠しきれておりませんよ」

「は!? 欲情って何ですか!? 篤い信仰心に基づくものですよ!」


副神殿長(見習い2)

眼鏡に拘る神殿の偉い人。人を見抜く力に長け、巫女見習いの配属先決定を一手に引き受けている。

赤い雪事件で発覚した彼女の汚点は、心優しい巫女たちにより完全隠蔽されている。


「副神殿長、名前ないんですか……」

「ないことはないでしょうが、まぁ、私も聞く機会が御座いませんでしたね」

「えぇ、アデリーナ様は私より長く10年以上も神殿に住んでるのに!?」


(初代)ブラナン(見習い405)

2000年前の大魔王討伐の主力の1人。剣士として参加していたが、統制力と事務能力を評価され、最終決戦前に後方支援と決戦後の人々の生活の再建をヤナンカと共に担う。

ヤナンカとエルバ・レギアンスの秘術により疑似精霊化し、子孫に乗り移る能力を得るが、長くを生きる間に心が汚れ、目的と手段のバランスが崩れる。

王都中の魔力を吸い上げることで強大な力を得たり、ルッカの永遠に滅ばない体を得ようとしたりと様々な画策をするが、最後はメリナさんにより倒された。


「剣の腕は普通でしたね。パウスさんでも勝てそう」

「それでも王都を長く統治したのですから、そこは褒めてやりましょう。統治者の孤独とは本当に辛いもので御座います」

「……ふーん。アデリーナ様が狂ったら私がトドメを刺してあげますね」

「返り討ちにしてやります」


フランジェスカ(見習い165)

歳は3つ下だがアデリーナと同期の巫女の古株。マリールには5年前になったと軽い嘘を吐いていたが、10歳で巫女になった英才。

登場時は薬師処所属で、後に魔物駆除殲滅部。情報処理能力は王国でも最上位クラス。人柄、実力ともに優れ、メリナやマリールに懐かれるだけでなく、アデリーナからも本人の意思を無視して友人認定されている。守護精霊は聖竜スードワットであり、フローレンスやメリナさんから妬まれている。


「フランジェスカ先輩かぁ。私が憧れる先輩巫女の一人です」

「私の親友で御座いますからね」

「その一方的な認定、あのフランジェスカ先輩がドン引きしていたの忘れたんですか?」

「照れ隠しで御座いますよ」

「アデリーナ様の友への渇望、本当に時々怖いんです…」


ブリセイダ(拳王171)

ナーシェルの姫。兄にメンディス、サルヴァがいる。騎士志望。

サルヴァを心底気持ち悪く思っていたが和解。


フル(見習い344)

1000年前の偽りの巫女。若い時分のルッカさんであり、獣人の魔力を吸って人間の姿にする商売をしていた。その後、吸いすぎた魔力が暴発してシャールの街は壊滅に近い状態となる。初期設定ではフロンの若い頃だったが変更。


ブルノ(見習い56)

カルノとは双子で、ブルノは兄。メリナさんが牢獄に入っていた時は門前で一晩祈り続けるくらい、メリナさんを信奉している。


フローレンス(見習い79)

恐怖の巫女長。エルバ部長の評では、お人好しなのに抜け目がない。戦う際は巫女服のままの時が多いが、全身鎧に身を包むこともある。

高齢であるものの、王都では兵と拳の殴り合いをしたほどの武闘派。

王都に乗り込んでのシャールと王都の間の停戦交渉の最中に暗殺されたと噂が流れた際には、彼女を知る者は誰も心配していなかった。精霊を食べ過ぎており、たまに体が分裂する。

後継者としてアデリーナとメリナさんを候補とする。多くのベテラン巫女が後継に推すフランジェスカとは実は馬が合わず断念している。


「悪魔とはこの方の為にある言葉ですよね」

「ノーコメントで御座います。口は災いの元と言いますからね」

「フランジェスカ先輩と合わないとか人類じゃないからですよ」

「分裂する者が人間であってたまるものですか。しかし、フランジェスカの件は本気で羨ましがってるんですよ。聖竜様が守護精霊であることを。殺意を持つくらいに」

「まさか……」

「嘘で御座います」

「良かったです!!」

「巫女長が殺意を抱いて、実行しない訳ないでしょ」

「あっ、口は災いの元なんで答えませんよ」


ペーター(見習い321)

ハンナの兄の子で、親が死亡した後にハンナに引き取られた。病弱であったが、それは王都の風土病である吸魔に蝕まれていたからで、メリナさんにより完治している。

元気になった彼には女たらしの片鱗が見える。


ベーデネール(だった)

数々の毒薬と共に奇跡の妙薬である聖竜の鱗も煮込まれたスープを飲んだ料理人フローレンスが瀕死からの復活を繰り返し、魔力が暴走して顕現した精霊。聖竜スードワットの巣と縄張りを奪うことを企図したが討伐される。


ベセリン(拳王4)

メリナが頼りにする老紳士。疲れたメリナさんを度々ケアする。メリナさんの留学に備えて彼を用意したイルゼさんの慧眼が凄い。


「スードワット様の次に、べセリンは私が命に代えても守りたい方です」

「なるほど。対メリナさんの際には、彼を人質にすればよろしいので御座いますね」

「そんなことしたら、マジで殺しますよ、マジで」


ベラ(拳王15)

貴族学院の保健室の先生。水色の髪を持ち、サブリナや剣王の母方の従姉。魔法使いの少ない諸国連邦では貴重な回復術士だが、ブラナン王国では三流くらいの使い手。昔は剣王も懐いていた。軍人。


ベラト(見習い120)

絞め殺しのベラト。居酒屋にてニラ達3人に絡み、メリナさんにはボコられる。

後日、メリナ様公式ファンクラブに加入する。なお、ファンクラブ会長はアデリーナ。


ベリンダ・バーヌス(だった87)

王国との国境を守る帝国側の指揮官。上級貴族の娘で政略結婚を避けるために軍に入っている。メリナさんに翻弄された後にイルゼに誑かされて、メリナ正教会に入信。栗色の長い髪におしゃれな髪飾りを付けている。


「ベリンダ姉さん、元気かな」

「徐々に正気を戻しておられるようです」


ベル(だった192)

禁書に出てくる巫女見習い。巫女になれずにアデリーナから金を奪おうとしたが、アシュリンに咎められ撲殺された。なお、その内容は真偽不詳。


ヘルマン・トアロ(見習い180)

元騎兵隊長。巨体の男。登場時は昔の戦争で片目と大事な部分が潰されていたが、メリナさんの広域回復魔法により修復される。現役時代はエルバ部長と仲良しだった模様。

出会った頃、メリナさんはエルバ部長のお父さんと勘違いしていた。そう勘違いしていたはずなのに、空腹により殺気立ったメリナさんによって両目を潰され、その後の連撃で半殺しにされた。

アデリーナ即位の儀に伴う記憶石の映像ではナレーションを担当し、その渋い声が好評だった。


ペルレ・カッヘル(見習い212)

シャール討伐に向かう王都側の先遣部隊指揮官。色々あってアデリーナ派の軍人として出世街道をまっしぐら。読唇術も嗜む才能の塊の長身の男。

王都立士官学校市民選抜科を次席で卒業。王都クロッノル区の月光通り4番街に自宅あり。酒場の娘と結婚する。アデリーナに振り回されつつも仕事と私生活は充実している。


「カッヘルさん、お母さんの教え子だったんですよね」 

「腕力はなくとも優秀であることは認めましょう」

「ふーん」


ボーディ(だった49)

メリナ誘拐殺人事件計画において、メリナさんは彼のナイフを借りて自らの血を集める。

その後、メリナさんの誘拐偽装のために神殿に赴くが失敗。


ポール(剣13)

若い頃は槍の名手でガインやフローレンスと共に冒険者として活躍。その後、冒険者ギルドを仕切るようになった旧友のガインを助けるため、バンディール侯爵領で情報収集活動に入る。

なお、初老の頃にキャロル死亡の真相を彼女の宗教関係者から知ってしまい、フローレンスやガインとは仲違いしている。その後、村で盗みを働かないといけないくらい生活が困窮し、最終的には奴隷となり新大陸に渡る。そこでレオンと出会う。


ボンド(だった199)

オズワルドに開拓村の護衛として雇われた冒険者。狼蝿に襲われていたところをメリナに救われる。

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― 新着の感想 ―
巫女長裏設定で勇者の素養を持つ化け物なのかと思ってが違っていたのか 悪意無き窃盗とか死亡しても復活とかドラクエ勇者みたいだと思ってた たまに分裂するって世界に何体存在するか不明なの怖すぎて草
巫女長と馬が合わないからフランジェスカ先輩が巫女長になれないのかあ。でも人望と実力あるし、メリナとアデリーナ様も懐いてるから十分巫女長になって上手くやれそうだなあ。巫女長がすっぱり引退してフランジェス…
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