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ここではありふれた物語  作者: 越智 翔
第三十二章 緑の闇の中で
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曲者、続々と

 打ち合わせが一区切りしたところで、小屋の正面の扉が大きく開かれた。二人の人足が大きな樽を引きずって軒先を潜る。中にたっぷり酒の詰まった樽だ。それを部屋の中央に運ぶため、二人がかりで持ち上げようと四苦八苦しているところに、ペダラマンが割り込んだ。無言で二人を押しのけると、腰を落として正面から樽にぴったり胸をつけ、一気に立ち上がった。

 なるほど、神通力もなしにこれとは、大した力自慢だ。小屋の中の男達から小さな歓声があがる。彼は悠々と部屋の中央まで樽を運んでいき、苦しげな顔一つせず、それを下ろした。

 そこへ金属の棒と木槌を手にしたハンファン人の小男が駆けつけてきた。ゲランダンの脇にいた、あのチャックとか呼ばれていた男だ。彼は上蓋に金属の棒をあてると、その尻に木槌を叩きつけて食い込ませ、ついで棒を撥ね上げて蓋をこじ開けた。


「探索の成功を祈って! 乾杯しよう!」


 一通りの計画は決定された。あとは会合のシメに、みんなで酒を飲むだけ。普通、下っ端の人足の分の酒はないのだが、今回は全員分のジョッキを用意させておいた。

 当然ながら、全員に行き渡るまでには時間がかかる。その間に、まただんだんとざわめきが広がり始めた。その様子をなんとはなしに眺めていたのだが、視界の隅に、なにやら揉めているらしい二人が映った。しかも、詰め寄られているのはペダラマンだ。

 彼は樽を運び、賞賛の眼差しに応えるかのように周囲に視線をやり、それから自分の元いた場所へと踵を返したところだった。ところが、その彼の肩を叩き、振り向かせた男がいた。


 男としては人並みの体格なのだが、背も高く横にも広いペダラマンと比べると一回り小さく見える。服装はみすぼらしいとしかいえない代物だった。元の色がどんなだったかわからないほど汚れたズボンは裾がところどころ裂けてしまっているし、靴も履いていない。上着も一応あるのだが、それは乱暴に腰に巻かれている。肌はほどよく浅黒いコーヒー色で、髪の毛はこの世界ではあまり見かけないドレッドロックスだ。

 決して虚弱ではない彼だったが、とてもではないがペダラマンに敵うようには見えない。なのに激しい口調で食ってかかっているように見える。何があったんだろう、と思って注視していたら、視線がこちらに向けられた。なんだ?


「おらよ」


 だがそこで、ジョイスが俺の手にジョッキを握らせた。形ばかりの乾杯を済ませなければならない。


「行き渡ったな。足りなければ好きなだけ樽の中から汲んでくれ。どうせ余ったら捨てるだけだ」


 フィラックがそう告げると、男達はいったん騒ぐのをやめた。彼に権威を認めたのではなく、単にさっさと喉を潤したいだけなのだろうが。


「じゃあ、乾杯! よろしく頼む!」


 するとあちこちから濁った声で唱和するのが聞こえ、すぐさま小屋の中は喧騒に包まれた。

 さっきの言い争いめいたものが気になって視線を戻すと、やはりというか、さっきの男がペダラマンにまた何か文句を言っているようだった。だが、言い争いは長続きせず、彼はこちらに向き直り、大股に歩み寄ってきた。

 目には強い意志を感じる。でも、俺とはまったく面識がないはずの男なのだが。


「済まないが」


 俺に話しかけようとして、やっぱり思い直したのか、横に立つフィラックに尋ねた。


「頼みがある。誰に話せばいい」


 なるほど。隊長はフィラックでも、身分が上、スポンサーの立場になっているのは俺。だからどちらに決定権があるのか、わかりかねたのだろう。


「なんですか」


 俺はすかさず応えた。

 それでその男は俺に振り返り、要求を口にした。


「主催者の権限で、俺をあんたらの班に混ぜてくれないか」

「はい?」

「ペダラマンがケフルの滝まで行くものだと思って参加したんだ。なのに、ゲランダンのところが取っちまいやがった」

「それは……」


 ややこしい話だ。では、どうするのが公平だろうか? 少し考えて、俺は告げた。


「ペダラマンは取り分を多くするからということで奥地に陣取るのを諦めたので。そういうことであれば、あなたの取り分はゲランダンの班と同じ割合で計算しないといけなくなりますが」

「それでいい。いや、できたら」


 足踏みしながら、少し気まずそうに言った。


「できれば……奥地の探索にも加わりたいんだ」

「はい?」

「あんたらが募集をかけてた時、俺は他所にいたんだ。それで」


 応募し損ねた、と。


「まぁ、どっちにしろ、俺はいつもペダラマンのところで仕事をしていた。それを差し置いて、あんたのところに行くのは、正直難しかった気はするが」

「とにかく、お話はわかりましたが……なぜですか?」

「あー……」


 彼はガリガリと頭を掻いた。


「声を覚えたいからだ」

「声?」

「俺は動物や魔物の声を真似ることができる」


 そう言われて、俺は彼を凝視した。


------------------------------------------------------

 ストゥルン・グロスウィチ (25)


・マテリアル ヒューマン・フォーム

 (ランク5、男性、25歳)

・スキル フォレス語  3レベル

・スキル ハンファン語 3レベル

・スキル シュライ語  5レベル

・スキル ルー語    5レベル

・スキル 格闘術    3レベル

・スキル 吹き矢    4レベル

・スキル 隠密     5レベル

・スキル 水泳     3レベル

・スキル 薬調合    4レベル

・スキル 医術     3レベル

・スキル 料理     2レベル

・スキル 裁縫     2レベル

・スキル 木工     2レベル

・スキル 声帯模写   5レベル


 空き(11)

------------------------------------------------------


 声を真似るというのは、この声帯模写というスキルのことなのだろう。とすれば、彼の言うことには一定の真実が含まれているようだ。多分、その特殊技能が買われてペダラマンに起用されているに違いない。偵察役としてはそれなりに優秀で、年齢的にも薬草の知識が豊富にあるのだろうが、それだけではその辺の冒険者と大差ない。替えがきかない技術をもった人物だから、ああしてハッキリものを言っても見逃されていたのだ。

 ただ、それより気になる点がある。なぜ彼にルー語のスキルがある? 誰に習った?

 それによく見ると、人種も変だ。肌の色は西部シュライ人よりは明るいし、顔立ちも微妙に違う。彫りが深くて、なんだかイメージとしては縄文人っぽい感じもする。


「そういう特技があるから、ここでやっていけている。奥地には、まだ俺が見聞きしたことのない魔物がいるかもしれない。誰よりも早く知りたい」


 こいつには、何かある。


「わかりました。補償金や戦利品の分配では割り引くことになりますが、それでいいんですね?」

「構わん」

「では、お名前を」


 彼は頷き、手を差し出した。


「ストゥルンだ」

「よろしくお願いします」


 それだけで彼は背を向けた。途中から別行動になる旨を、ペダラマンに伝えなくてはならない。


 彼が去ると同時に、横から顔を出したのがいた。

 一人は細身の男だ。いかにも西部シュライ人らしい。タウルに似て、どこか蜘蛛を思わせる体つきをしている。ただ、顔立ちはずっとスッキリしているが。

 もう一人は、かなりの高齢者だった。こちらは背が低い。肌が真っ黒な一方で、頭髪は真っ白だ。ただ、背筋はまっすぐだし、手足にもしっかり筋肉がついている。


「やぁ」

「わざわざどうもです」


 若い方は、第四班のリーダーを引き受けるアワルだ。若いといっても、既に三十代の半ばに達している。ただ、童顔なのもあって、一回り若く見えはする。


「うちの人間を紹介しておきたくてね」

「はい」

「こちら、副班長のヤン・ビサだ」


 紹介された老人は、ゆっくりと頭を下げた。穏やかな笑みを浮かべていて、好感が持てる。


「ヤン爺は、大森林じゃ一番の長生きだ。腕っぷしはそれほどでもないけど、山菜取りや薬草の目利きでは一番なんだ。何十年だったかな?」


 問われて、ヤンは遠慮がちに答えた。


「六十と三年になります」


 それは凄い。ピアシング・ハンドが映し出す限りでは、彼の年齢は七十二歳。つまり、九歳から大森林に潜り始めた。ただ、武の才能はなかったのだろう。それでも別の特技を磨いていった。


「では、大先輩ですね」


 俺はその経歴に敬意を表して、そう言った。すると彼は、はにかむような笑みを浮かべたまま、小さく首を振った。


「まだまだですじゃ」

「まだまだなんて、これ以上があるんですか」

「あと二十年はやりますでな」

「はっははは!」


 アワルが大きな声で笑った。


「そうしてくれると助かるよ、ヤン爺。みんな頼りにしてるんだからさ!」


 そう言いながら、ヤンの背中を叩く。

 なんというか、久しぶりに気持ちのいい笑顔を見た気がする。大森林は危険な場所、そこにいるのは無法者ばかり。そういうイメージがあったし、それは半ば事実なのだろうが、そうでない人も当然にいるということだ。いや、まだ彼らの内心を確かめたのでもないが。


 ふう、と息をついたところで、横から大きな声が聞こえてきた。振り返ると、フィラックの更に左に立っていたタウルが、見たことのある男に肩を叩かれていた。


「これから一緒だ! まぁ、頼むよ!」


 対するタウルはというと、複雑な表情を浮かべていた。笑っているのだが、僅かに眉を寄せている。多少の不快感が伴っているのが見て取れた。


「ラーマさん?」

「あ、これは」


 俺に声をかけられると、その男、ラーマは慌てて居住まいを正した。


「この前は大変なご無礼を」

「いえいえ。それより、どうしてこちらへ?」

「はい。ああ、えっと、ゲランダンの班に招かれたので、こうして」


 はて? この前会った時には、有力なチームにはなかなか呼んでもらえないとぼやいていたのに。


「それはおめでとうございます」

「ど、どうも……きっと役に立つので」

「ご一緒できて僕も嬉しいですよ」


 と言っておく。

 だが、内心には引っかかるものがあった。


 ピアシング・ハンドで見る限り、ラーマの能力には特に優れたところがない。となれば、起用の理由があるはずだ。一応、神官としての教育を受けているので、ごく簡単な光魔術、それに一応は医術の知識もあるようだ。だが戦力としては微妙だし、これなら他の誰かでも構わない。

 となると、やっぱりタウルとの関係を知っていて、そのために……

 心を読むのもできなくはないが、今の時点でどれほど意味があるか。何か思惑があったとしても、ゲランダンが言い含めるまでは、はっきりとはわからないのだ。どちらにせよ、この人込みの中では、ジョイスの神通力に頼るのは酷だし、ノーラにしても詠唱は避けたいところだ。一応協力関係を結んだ相手ではあるものの、今の時点では、こちらの手の内をあまり明かしたくない。


 もう一つ。俺の目標は古代の都市ナシュガズと不老の果実だ。それが大森林のどこにあるかはわからない。考えている以上に遠くに位置する可能性もある。

 だから最悪の場合、後方のキャンプは捨てて、密林の奥へと突き進むことになる。俺達が連絡を途絶して、彼らが関門城まで引き返すならいい。あらかじめ定められた補償金を受け取って、おいしい稼ぎを手にしてくれれば。

 この前、やっとゲランダンのチームが到達したというケフルの滝にしても、相当な奥地だとされているらしい。当然、その分危険度も高い。俺の冒険のせいで、知り合いの知り合いが死ぬかもしれないのだ。


 彼らへの挨拶が済んだ直後に、また数人が揃ってやってきた。


「よーぉ」


 軽い調子でゲランダンは声をかけてきた。


「どうだ? 俺を通してよかったろ。待たずに済んだよな」

「ええ」


 さてはて、彼の考えはどこにあるのか。奥地のキャンプ設営を、利益度外視で要求した。そこまでして何が欲しい? もしかすると……例えば、前回持ち帰れなかったお宝でもあったのか。人手が足りなくて、新たに発見した付近の資源採取地から薬草の採取が十分にできなかったとか?

 金目のものが理由なら、好きなだけ稼げばいい。幸い、俺の班には利益が目当ての人間はいない。イーグーは俺の監視役だろうし、アーノは魔物と戦いたいだけ。シャルトゥノーマだけはまだ目的が不明だが、亜人が人間に紛れて生活して、やりたいことが金儲けなんて、ちょっと考えにくい。


「いい選択だと思うぜ。俺達は一月前まであそこにいた。大森林じゃ、川の流れも景色もすぐ変わっちまう。三年前にあそこに行ったなんて奴を使ったって、ありがたみなんざねぇんだ。案内してやるよ」

「ありがとうございます」


 だが、もっと違った、何か好ましくない動機があったとすれば、どうだろうか。本名を偽っているあたり、こいつにも何かあると思っておいた方がいい。


「せっかくだし、今日、ここでうちの連中とも顔合わせしておいたほうがいいだろう」


 手を振ると、彼の後ろにいた男達が前に出た。


「うちは粒揃いでな。みんななかなか腕がある」


 まず彼が指し示したのは、色黒の青年だった。純粋な西部シュライ人というよりは、ベルハッティと同じように多数の人種の混血なのだろう。背は高く筋肉質で、均整がとれた体つきをしている。肌は黒く、顔立ちには精悍さというよりむしろ猛獣のような獰猛さが見て取れた。その眼差しは火のようだった。


「トンパはうちの副班長だ。あと、俺以外では唯一の上級冒険者でもある。腕前なら、ペダラマンにも負けてない」


 剣と盾の扱いでは熟練の域に達しているようだ。特に盾はスキルが6レベルにも達している。差し詰め、彼の班を守る盾なのだろう。

 まだ二十代後半ということを考えれば、有望な冒険者であるといえる。


「プングナは槍の名手だ。腕前だけなら上級冒険者に引けを取らない。だが、大森林の外に出たことがないからな」


 打って変わって体の小さな男が出てきた。手足の細さや顔立ちからして、タウルやアワルのように、ほぼ純血に近い西部シュライ人であるとわかる。

 だが、ピアシング・ハンドが教えてくれる限りでは、槍術のレベルが6もある。外見からでは年齢がわかりにくかったのだが、こちらは三十代半ばだ。


「アフリーはキト出身の冒険者だ。見ての通りムワだが、泳ぎにかけては一流だ。グルは船と釣り、採取に長けている。どちらもここでは欠かせない」


 アフリーと呼ばれた男は日焼け気味な肌に黒い髪の男だった。額が広く、スッキリした印象を与える顔立ちだった。まだ二十代半ばだが、ゲランダンの言うように、水泳のスキルが異様に高い。これまた6レベルもある。

 グルはというと、こちらはちょうど五十歳だ。肌の色は黒というより焙煎したコーヒー豆の色に近い。目が細く、四角い顔をした男だった。それで人種の違いが分かったが、こちらは南部からやってきたのだろう。釣りと操船、罠と隠密のスキルに長けている。

 それにしても、なるほど。ゲランダンが自分で言うように、確かにこれは自慢のメンバーと言えるだろう。みんな何か一芸を持っている。


「最後にチャックだ。まぁ、たまに間抜けをやらかすんだが、こいつにはうちの金勘定を任せている。ハンファン人だからか、これでなかなか目端が利くもんでな」

「どうも、先日は失礼しました、若旦那」


 この前、ディエドラを他所に転売しようとした件で、ゲランダンに責任転嫁されて殴られていた男だ。

 大森林の冒険者としては戦闘能力も高いとは言えない。ただ、商取引と薬の扱いに長けている。こうして紹介されなければ、薬剤を専門に扱う商人だろうと思い込んでしまってもおかしくない。


「これで俺達もあんたの仲間ってわけだが」


 仲間、か。

 これほど仲間という言葉に信を置けないことが、かつてあっただろうか。


「教えてくれないか」

「何をですか」

「何しに大森林なんかに来たんだ?」


 もちろん、何もかもを言ってしまうわけにはいかない。型通りの返事をするだけだ。


「女神の正義を示すべく、魔物に挑みにいくのですよ」

「きれいごとはいい」

「わかりました。陛下に自慢できる実績をあげたくてやってきたんですよ。下っ端の近衛兵から始めるよりは、最初からどこかの兵団の軍団長にでもしていただきたいから」


 理解しやすい口実を並べてやった。ところが、ゲランダンは首を傾げた。


「この前聞いてた話と違うじゃねぇか」

「何がですか?」

「お前、赤の血盟の後援を受けてるとか、言ってなかったか」


 すると、横で様子を見ていたフィラックが口を挟んだ。


「それも事実だ」

「へぇ?」

「ファルス様に腕輪を与えたのはタンディラール王。だが、ティズ・ネッキャメルの後援も受けている」

「ほほう、そいつはすげぇ」


 ゲランダンは肩をすくめて笑ってみせた。


「俺もあやかりてぇもんだな」

「海竜兵団にでも就職しますか」

「悪くはないな」


 軽口を叩きながらも、彼はじろりと俺を見下ろした。


「ま、先は長いからな。そのうちゆっくり話そうぜ」

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「トンパはうちの副班長だ。あと、俺以外では唯一の上級冒険者でもある。腕前なら、ペダラマンにも負けてない」  剣と盾の扱いでは熟練の域に達しているようだ。特に盾はスキルが6レベルに…
[気になる点] >ストゥルン・グロスウィチ ウンク王国やらが出てくる中でこの名前だとstoolから来てるのか邪推してしまうようになった
[一言] 最近同族の闘争に勝利して至高の地位に就いた権力者二人に後援され大森林の奥地を目指す少年騎士 金では買えない何かがあると考えるのも当然 その何かに心当たりがあるかもしれないゲランダンは 判りや…
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