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12 死刑宣告

 あいつと知り合ったのはネトゲの中だった。

 ネトゲ自体が初めてだった俺は、ノリがいまいちわからなかったし、浮いていた。そんな俺を拾い上げてくれたのがあいつだ。

 あいつは固定集団のリーダーをしていたし、面倒見いいし、見習う所が多かった。俺はあいつからいろいろ学び取ろうと心に決めた。あいつがいなくなった後は俺がリーダーを引き継ぎ、心の中であいつを意識し、勝手に師事していた。

 あいつがいなければ、今の俺はないと断言できる。


 いつしか仲良くなった俺ら。あいつは顔も見えないネトゲでありながら、俺に惚れこんでいる様子だった。だが生憎俺はネット恋愛の類なんて一切信じていない。

 つーかね、顔も見えない、Hもできない相手に惚れるという感覚自体、理解できない。でもどんなに俺が理解できなかろうと、あいつは本気だった。

 どうしてもとせがまれて、リアルの情報は出来る限り晒さない主義の俺が、顔写真送ったり、リアルで画家を目指している志の高いニートであることを教えたり、いろいろ失敗をやらかしている事まで口にしてしまった。


 驚いたのはあいつが俺より二十歳近くも年下で、まだ十代だったことだ。

 しかもネット以外で世の中に出て人と接した事がほとんど無いという。そのわりにはしたたたというか、人間が出来ているというか、人の心理状態の把握にも世知にも長けている。単純に才能だったのだろうか? それとも幼い頃から顔の見えない大人達と接してきた影響か。


 あいつは心底無邪気だった。そこに俺も惹かれていった。

 あいつにリアルで会いたいと言われ、同時にあいつがリアルでどんな状態かも聞かされ、俺はあいつに会いに行った。


 あいつは痩せていたし、寝間着姿だったし、顔色もいいとは言えなかったが、それでも可愛かった。

 病院の個室。ほぼ一日中ネットをしているという。個室に入院しているというからには、そこそこ金持ちの子のようだ。

 いい歳したおっさんの俺が、十代の娘を毎日訪ねてきているというのに、あいつの両親は全く抵抗を示さなかった。それどころか俺に好意的で、信用している感をひしひしと感じた。これも俺の人徳のなせる業――と言いたい所だが、本当の理由はもっと別な所にあった。

 あいつは不治の病で、いつ容体が急変して逝ってもおかしくない。だから好きな男が出来たというなら、しかもその男がこまめに足を運んでくれるなら、少しでも青春を謳歌してもらいたいと、あいつの両親はそう考えていたのだ。


 俺はあいつの本名であいつを呼んだことが無い。ネトゲ内での名前で呼んでいた。もちろんあいつの両親の前では、ちゃんと本名の方を口にしていたけどね。そこでもネトゲの名前で呼んでいたらドン引きされるだろうしな。

 ある時、あいつは俺に訊ねた。自分のハンドルネームの意味がわかるかと。俺はその意味をわかっていたし、何でそんな名前をつけたかも、おぼろげながら察しがついていた。

 リザレクションという名の蘇生魔法。そこから取ったのだ。奇跡が起きて自分もリアルで蘇生したらいいなという想いを託して。

 それ以前に語呂はいいなと思う。リザレってハンドルネーム。


 今までつきあった女全てが色あせるくらい、俺はあいつ――リザレに入れ込んでいた。ここまで好きになったのは初めてだ。性格も凄くよかったし。俺の夢を応援してくれたし。


 なのに、俺はリザレを殺してしまった。


「別にリザレは殺されたなどと思ってないぞ。君の思い込みだ」


 夢の中でリザレと病室と向かい合って会話していたら、突然また人の夢に勝手に出てくる黒髪の美少女。今日はこっちの世界の衣装だ。リザレの姿も無くなり、周囲は病室でもなくなった。


「引きずりすぎだ。本人に会って気持ちを確かめてみるといい。いずれ会える」

「男作ってない?」


 俺の問いに、黒髪の美少女は意地悪な笑みを浮かべた。ま、まさか……


「さて、今日はそんなことより大事な話があってきた」


 ちょっとーっ、そんなことって何だよっ。それが超重要なんだよおおぉ、俺にとってぇーっ。


「神聖騎士と巫女のことはちゃんと勉強してあるな?」


 この世界には神様がかなりの数いて、人と交流も普通にする。信仰を糧に神の力は強まる。たまに神々同士で争うこともあれば、人と神で争うこともある。

 神聖騎士と巫女は、神の直属の配下として人に選ばれ、魔法を越えた奇跡を用いて、神の手足となって戦う存在。

 そう、この二つは戦うことを前提に作られている。争いが忌避されているこの世界で、だ。


「神々の中には、騎士と巫女を駒のように扱う者もいるが、少なくとも僕は違うぞ。違うからこうして、何度も君と接触している。かつて僕達は主従というよりも、親しい友人――仲間の間柄だった。だから距離的に離れていても、同じ世界にやってきたのが嬉しくて、こうして会いにきたくなってしまう」


 俺の考えを読んで、美少女の姿をした神は、俺の疑いを晴らすかのように言った。


「物理的には会いに来られない理由があるのか」

「距離が離れているし、僕は僕で忙しいんだ。今、某都市の図書館に何日もこもっている。その後は知り合いの付き合いで、魔雲の下に赴かねばならない。いろんな用事が一段落したら、必ず会いに行く。それまでは僕の命令通り、乱す者と戦っておけ」


 乱す者を敵視する時点で、こいつは悪神の類では無さそうだな。ほっとした。


「愚痴だけどさ、最初はオレトクベツスゲーと浮かれていたけど、こないだの戦闘ですげーブルーになっちまった。俺を守って皆が死にまくってるんだもん……」

「それは敵の戦力と、君の護衛の戦力がつりあってなかったという結果ではないか? より優れた精鋭で固め、防御に徹した戦いを行えば、犠牲者の数も抑えられたであろう。僕は君のことを全て把握しているわけでもないから、実際に見てもいないことを憶測も込みで語っているがね」


 なるほどなー。戦果をあげたらより強力な部隊にしてくれるという話だし、その辺も進言してみるか。市長に直々にな。


「あんた相手だから言うけど、正直怖いんだよ。下界で俺は散々人を不幸に巻き込んだし、傷つけもしたし、こっち風に言うならペインを振りまいてきた。で、こっちに来たらそれが余計に悪化している気がする」

「運命だとでも言いたいのかね?」


 黒髪の美少女は俺の方に歩いてきて、ぎゅっと俺を抱きしめる。


「君が僕のために尽くすのは確かに運命のようなものだが、それは置いといて、運命などというあやふやなものに惑わされるな。ただの数字の上下だ。さもなければ、たまたまサイコロの目の悪い数字が連発しただけだ」


 柔らかく、懐かしい感触。心が癒されていくのがわかる。


「下界での不運のせいで、おかしなトラウマを作ってしまったようだね。しかしいずれ時間が解決してくれる。加えて言えば、君はいつだって一人ではなかったろう。それが君の強みだ。君は人を惹きよせる。それは必ずしもいいことではないが、心の支えにはなるはずだ」

「つーか、あんたが何者か教えてくれよ」


 尋ねた直後、目が覚めた……


***


 乱す者の魔物育成施設壊滅から、もう二週間が過ぎた。


 ディーグルとゴージンは……まあ特に喧嘩はしていない。でもいつも微妙な空気を感じる。互いにずっと余所余所しいまんま。


 第十八部隊はさらなる兵員の増強を行い、俺の進言に沿って戦い方も装備も変更した。防御重視の装甲を身に纏い、戦闘方法も大盾で隙間なく固めて、死人を出さないように守りに徹する戦法だ。もちろん俺のガードが最優先事項なので、時として犠牲も覚悟のうえだがな。

 また、状況によっては守るだけでは済まないこともある。そういう時は、ランダ、ザンキ、ゴージンといった、戦闘力の飛び抜けた人材の少数精鋭で活躍してもらう。別にこの三人だけじゃないけどね、強いのは。

 一つの戦法にこだわらず、ケースバイケースでフレキシブルに動くことも想定し、様々な訓練を行った。

 ディーグルは俺を守る最後の壁といったポジションで、それ以外のことは極力しない。一気に俺に肉薄したゴージンのような例もあるが、ディーグルが実際に戦う事になるのは、余程特殊なシチュエーションか、さもなくば部隊が壊滅に近い状態になっている時であろう。


 乱す者討伐のための次なる要請が来る気配は無い。葉隠市周辺で葉隠軍との小競り合いは多発しているようだが、第十八部隊はよほどの重要任務でない限り、投入はしない方針のようだ。


「ラクチャが長きに渡る旅を終え、葉隠市に帰ってきたとのことだ」


 兵舎の訓練場にて、堀内が俺にそう教えてくれた。

 ラクチャは法と情けを司る神として、人気の高い神である。この葉隠市の神殿を主な住まいとしているが、ここ二年ばかりの間は、各地を歩いて人々の願いをかなえんと奇跡を起こし、神様自ら信者獲得の営業活動を行っていたようだ。うん、実に言い方が悪いな。


「神であれば流石に、太郎が如何なる神に仕える神聖騎士かわかるだろう。会いに行って、教えてもらってこい」

「あいあい」


 堀内に命じられ、俺はラクチャに会いに行く事となった。


 これで夢の中に出てくるあの美少女の正体もわかるって話か。

 本を見れば、神々の絵も描かれているのだが、大抵が想像で描かれているし、絵描きによって外見も違っているので、あの少女に該当しそうな神はいくらでもいる。彫像もそうだ。統一性がまるでない。


「神々は戯れに己の容姿を変える事もあるからですよ」


 歩きながら、ディーグルがそう教えてくれた。俺はディーグルとゴージンの三人で、ラクチャの神殿へと向かっていた。


「他人の容姿も変えられるのかな? 俺いい加減、この子供の姿を何とかしたいんだけど。Hもできないし。十五から十八くらいの間の歳にしたい。その頃の俺って、ディーグルがチンカスに思えるくらいの絶世の美少年だったんだぜ?」

「世迷言も程々に。鬱陶しい性格な君の唯一の救いは、見た目がお子様である事だというのに、これでもし成長してしまったら、ただでさえ鬱陶しいのが、殺意を催すレベルの鬱陶しさになってしまいますよ。それだけはやめましょう」


 満面に笑みを広げて諭すように言うディーグル。お前の性格も大概だろうと……


***


 神殿。いかにもはい宗教ですーという内装の神殿。神像があちこちに並んでいて、壁画があって、意味不明な置物があって、見物客が賑わっている神殿。

 ラクチャの神殿は、どちらかというと質素であったが、敷地面積は無駄に広かった。参拝客も多い。あ、参拝客って言い方はおかしいのか……? いや、もう何て呼べばいいかわからんから、参拝客でいいや。


 堀内がアポをとってくれてあるとのことで、個室に通されて、直接神様と面会する運びになる。

 ラクチャの逸話を読む限り、融通きかなくて怖そうな神という印象は無いが、それでも緊張する。例えばラクチャと仲の悪い神の騎士だったら、どんな反応が返ってくるかとか、やはり心配になってしまう。

 一応、ディーグルとゴージンにも同席してもらう。信頼できる護衛ということでお願いしたら、あっさり通った。


「お、よく来たね。私がラクチャだ」


 微妙に頭が禿げている、白髪白髭の赤ら顔の爺ちゃんが、笑顔で気さくに挨拶してきた。爺とはいっても、結構筋肉がついていて逞しい体型だ。肩と胸の片側が大きく露出した、古代ギリシャっぽい簡素な服装である。


「乱す者達からは奇跡の絵描きという呼び名で呼ばれているそうだね。私の元には、彼等の情報もよく入ってくるよ。いや、彼等に信者はいないけどね。一応私は法の神でもあるから、彼等とは相いれない存在だもんね。ははは」


 いかにも好々爺といった感じだが、それでも不思議な威厳が有り、同時に温かみのようなオーラが満ち溢れている。


「あうう……俺が誰の神聖騎士か、神様ならわかるって聞いてきたんですけど……」


 恐る恐る切り出す。


「怖がらなくていいよ。誰の神聖騎士だろうと、取って食ったりゃしないから。例え私の敵だろうとね」


 優しい声で言い、俺の頭を撫でるラクチャ。俺の頭って撫でやすいっていうか、撫でたくなるオーラでも出てるのかねえ。子供だからといっても、随分とよく撫でられる。


「うん、神の目であるが故に一目でわかっちゃったけど、どうしようかねえ。いや、言わなくちゃならんのだろうけど、うーん、複雑だね」


 勿体つけないで早く言ってくれよじーちゃん。と言いたかったが自重する。


「奇跡の絵描きよ、君の主は邪神ネムレスだ。君はネムレスに仕える神聖騎士だ」


 ラクチャの宣告に、俺は固まった。


 マジか……? 夢の中に現れたあの美少女は、乱す者と戦えと俺に命じてきた。その時点で、乱す者からも信仰される邪神や悪神の類ではないと、思っていたのに。

 だがネムレスを描いた絵の中には、確かに黒い長髪の美少女の姿も幾つかある。


「私には神聖騎士も巫女もいない。何故かわかるかい? 騎士は前世の君に殺され、巫女は君が仕えるネムレスに殺されたからだよ。彼等の魂は今、地獄にある」


 急に声を潜めて、感情を交えない淡々とした声で喋るラクチャ。


「……じゃあ、俺も殺す?」


 恐る恐る問う。


「そのような大人げない真似はしないさ。敵意を向けない相手を危険だからと、一方的に殺すような真似などできんよ。そんな横暴な真似、神として恥ずかしいしね。それにもう、私はネムレスと戦うこともないし、君達に恨みも無い」


 あうう……だったら何で、ネムレスと俺に直属の配下を殺された事を口にしたのかと。


「ラクチャさん、神様って感じしないな。遊び人上がりの賢者っぽくはあるけど」


 思ったままの感想をぶつける俺。我ながらひどい感想だ。


「神々の半分くらいは、メンタリティが人のそれと変わりないからねえ。しかし、そうでなくなってしまった神々もいる。私は運良く人の心を取り戻したんだ」

「運よく人の心を取り戻したって……悪神にでもなっちゃったってこと?」


 俺の問いに、ラクチャは渋面になった。


「喋りすぎたか。忘れてくれ……。知られたい事ではないんだ。思い出したくも無い。これは神々の宿命であり、恥部なんだよ」


 何の話かわからないが、神々には何か重要な秘密があるらしい。


***


「太郎凄いゾ! まさかあのネムレスの神聖騎士であったとは! やはリ我がお主に感じていた縁は正しかったのだ!」


 ラクチャとの謁見を終え、神殿内を歩きながら、ゴージンが喜色満面になって興奮した口調で声をかけてきた。こんな嬉しそうな顔で、こんなにも興奮した声を出すゴージンは初めて見る。


「ラクチャはかつて、法の神と呼ばれていました。しかしネムレスとの戦いの後、法と情けの神と呼ばれるようになったのです。厳格な法の神であったラクチャは、その融通の利かない厳格さを改め、情けの深い神になったという話です。しかもそれは、数十年前の話ですよ」


 嬉しそうなゴージンとは対照的に、浮かない顔で淡々と語るディーグル。

 このことは木村市長に彼が報告する手筈になっている。俺が仕える神が邪神や悪神だった場合、俺は一転してこの世界の住人の敵という扱いになるのだ。その恐るべき敵を、乱す者達と戦う第十八部隊に置いておくとも考えにくい。


「ディーグル、俺はこのまま第十八部隊にいたいし、皆と一緒に乱す者達と戦いたい。そうでないと、ドポロロ達は何のために死んでいったかわからない」


 足を止め、ディーグルを見上げて真摯に訴える俺。


「今後どうなるかはわかりません。あえて酷な事を言いますが、彼等の死より神聖騎士としての存在の方が重いのです。君にとっても、私達にとっても」

「何だそれ……」


 ディーグルの言い方に、俺は血の気が引いていくのを感じた。君にとっても、私達にとっても? その私達の中には、すでに俺は含まれてないってか!? ふぁっくーっ!


「ふざけんな!」


 周囲にいる他の参拝客のことなどお構いなしに、怒鳴る俺。早くも涙がにじんでやがる。もー……どうなってんだよ、この泣き虫ぼでぃーは。


「えっと……何かすごく勘違いしてませんか? いや、私の言い方が悪くて勘違いさせちゃいましたか。申し訳ない」


 バツが悪そうに頬をかき、視線をそらすディーグル。


「神聖騎士の忠誠は強烈な代物なんですよ。人の組織一つと天秤にはかけられないのです。そういう風に魂に刷り込まれているのです。太郎さんがどんなに第十八部隊に留まりたいと言っても、主であるネムレスが否定したら、太郎さんは逆らえない可能性が高いです。で、私達もそれを引き留める術が無いという事です。一応、神に背いた神聖騎士や巫女の話もありますが、そんなのは稀ですよ」


 そっちの方か……。人類の敵対者として、袂を分かつ宣告されたと思ったわ。


「太郎、案ずルことはない。ネムレスは善い神だと言ったロう」


 涙をぬぐう俺を励まし、俺の尻を撫でてくるゴージン。ああ、それは俺もわかっているんだ。

 つーか、頭を撫でて慰めるんじゃなく、何でこいつは尻を撫でてきたんだ?


***


 俺とディーグルは市庁舎に向かった。

 ゴージンはディーグルの判断で、先に帰らされた。それが何を意味するか、俺は悪い方にしか考えられなかった。

 二人になってからというもの、俺等は一切言葉をかわさず歩いている。だが俺に不安は無い。


「ディーグル、どうなると思う?」


 市長室前まで来て、俺はようやく口を開いた。


「予想はできます」


 心なしか硬質な声で、そんな答えを返してくるディーグル。いや、答えになってねーぞ。まあ俺も予想はできているんですけどー。あー、ふぁっくふぁっく。


「ラクチャ様の所へ確認しにいったそうですね。どうでした? 結果は」


 扉を開けて中に入ると、いつもの愛想笑いの木村市長が先に口を開く。


「新居太郎は邪神ネムレスの神聖騎士です」


 隣に立ったディーグルが、今度は明らかに硬質な声で告げ、市長の笑顔が凍り付いた。

 木村の顔から笑みが消え、腕を後ろで組み、横を向く。完全に小悪党権力者ポーズであるが、その顔は苦渋に満ちている。


「残念だが、仕方ないですな……ディーグル」


 視線だけこちらに向けて木村は、大体俺が予想していた通りの言葉を口にした。


「処分してください」

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