表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/52

50話  南国リゾート?

悠さん、WhiteSealさん、意見ありがとうございました。まだまだ、私の物語の世界観に、穴が多く有るのが良く分かります。

警備員の設定も、他の組織から島を守るなら、合法的に出来る職業は何だろうで安易に警備の仕事にしていました。現役警備員さん、すみませんでした。

戦闘関係は、音速移動、高速思考、思考分化、気による身体強化、光速転移を使える主人公には、この位出来てほしい、との願望が入ってます。

後、戦争が無い世界なので、違う見方をしてよく考えるとライト君は、死神みたいになってますね。レベル制を入れて、精神値高くしていて良かった。


 150階層以降、迷宮探査は余り進んでいません。


 大きな理由は、やっぱり食材が出ないことです。それでも諦めずに新しい魔物に逢えば狩り、ドロップ品を確認して、宝箱を片っ端に開けて行くけど、今の所成果が無い。


 こんな理由で進行スピードが落ちて、あれから10回以上探査に入ってるのに、まだ200階層を過ぎた辺りにいます。


 かなりやる気が落ちてるので、気分転換する事にします。


 何をしようか悩みましたが、現代では行くことが出来なかった、南国に行くことにしました。白い砂浜、エメラルドグリーンの海、カラフルな熱帯魚、綺麗な珊瑚礁といた日常とかけ離れた風景の中にいたらかなりの気分転換に成りそうです。


 そうと決めたら速実行です。


 まずは、自宅からラトナ商国まで南に5500kmを光魔法で転移して、エキナの都市に来ます。そこから更に南東に2000kmを音速の魔法で移動して1時間とちょっと。


 このエイブ大陸の南に位置する、群島国家ウェーデ群国に来てます。

 

 このウェーデは、大小無数に有る島々から成る、島国国家で、全ての島の面積を併せれば日本の総面積の2~3倍ほどの面積があります。

 ちなみに、小さな島が省かれた地図しか無いので、どれだけの島が有って、総面積がいくつなのか詳しく分かりません。それでも、人が住んでる島は全て把握されてるみたいです。

 今は、この国の首都ノスホートの港町に来てます。

 この国の主な産業は、香辛料の栽培と南国フルーツの栽培、後は漁業です。魚は、干物や燻製などの加工品にして輸出しているみたいです。


 町並みは、白の土壁で四角い造りの建物が殆んどで、近くに寄って良くみると肌色に近く、光の加減で白く見えてました。土に石灰分が多いのかも知れない。


 大通りを進みながら、珍しい果物が有ると幾つか買って、闇に収納していく。


 中でも、見たことの有る果物も幾つかあった。


 バナナ、真緑で味も素っ気も無かった。置いといて熟成させると、甘味が出てくるらしい。通常はそのまま調理に使うみたい。芋の代用品?


 パイン、これはとってもすっぱかった。昔のパインを思い出す。


 マンゴー、これは現代のものより甘味が強く、実自体が50cmと大きかった。食べ応え十分です。


 後のは知らないものばかりでした。


 オレンジみたいな見かけで、皮が甘くて、実が苦い果物、皮食専門らしい。


 ブルーベリーな見た目で10cmの果物と思ったら、辛い香辛料だったり。


 元の世界の記憶が有る分、違和感が凄いものが多い。


 屋台や露店の品を見ながら、冒険者ギルドに向かう。


 今は、露店で買った、15cmの黄色イモリの、ピリ辛串焼きをかじってます。このイモリの体液が甘いので辛いたれで焼くと、丁度良い加減になり、骨も柔らかく、身は鶏肉の柔らかい感じで美味しい。

 こうやってゲテモノでも平気で食える、俺もこの世界に馴染んでると思う。


 魚は一部、かつおや、甲イカ、ロブスター辺りは分かったけど、全てデカイ。


 餌がいいのか、環境か、それとも長く生きる個体が多いのか、此方の世界の生き物や、魔物は全体的に大きい物が多い。


 うお!

 

 アンモナイト?発見!


 殻付きで串焼きになってる。見た目ぺロりんキャンディーです。


 売ってるおっちゃんに聞いて、一つ買う。


 塩が軽く振って、焼いただけの代物です。殻が薄くて、そのまま殻ごと食べるらしい。


 パキュ、ムニョ、って感じです。殻は極薄で、簡単にパキパキ細かくなっていきます。身は一夜干しのイカみたい。殻の一番奥まで身が詰まってて、内臓が何処に有るのか分からない。殻付きで食べるのは、もしかしたら殻を取るのが柔らかくて面倒だからかもしれない。

 おっちゃん曰く、このアンモナイト?は森にいて、通常木の上で生活しているそうです。何故?


 それにしても、この世界の食い物恐るべし。


 一通り堪能してから、冒険者ギルドに入る。


 まずは、道具屋で地図簡易版を買って、資料室に行き、生息魔物と生き物の情報を仕入れる。


 各島の陸地には、軟体系と爬虫類系、両生類系の一般人でも倒せるくらいの魔物しか居ないらしい。空系は、Cランクの一般人には結構危険な物も居るが、高い山に登らなければ殆んど被害は無いらしい。

 問題は、海系の魔物で、水深が深くなればなるほど、ランクの高い魔物に遭遇する確率が上がる。


 まあ、いざとなれば魔力を放出すれば、魔物は追っ払えるはずだし。


 冒険者ギルドを出て、首都から東南東に向かって、1000kmほど飛び無人島地帯に来ました。ここら一帯は、真水が無くて無人島になってる島ばかりで、周りに人が居ない。


 一番東に位置している、真白な砂浜の周りは珊瑚礁、直径200m程の島に到着しました。


 今日は準備だけしておく。


 まずは島の森の部分に入って行き、下草を火炎の魔法で焼き払う。10m程奥に直径20m程の開けた場所があったのでそこも下草を綺麗に焼き払う。


 まずは、土の魔法で、黒セラミック製の50cm高床の15m四方の1間の建物を1軒建てます。壁無しの、屋根と柱がメインの東屋の様な造りです。庭の位置に竈を作り置いて、建物の裏には10mの窪みを作りまわりに石を配置して、底は圧力を掛けて固める。

 屋根からトイを通して、この窪みに水が溜まるようにする。

 後はもう少し奥に向かって、余分な木を切り、下草を焼き払っておく。


 下準備が終わったので、自宅に転移して戻る。


 「ラナ、アマリー、フィース、みんな、今度2日後でも南の島に海水浴に行かない?」


 夕飯が一段落して、お茶をしている時にみんなに聞いてみる。


 「南の無人島だから、日差しは強いけど、周りに人が居ないからスケルトン達や、ミノちゃんズも全員行けるよ。

 明日は、水着や、持ってく食料なんかを準備して2日間位のんびり行こうか。」


 「ライトは、明日買い物に付き合ってくれるの。」


 ラナが聞いてきます。


 「俺は、日除けや、簡易のボート、魔物除けの魔道具なんかを仕入れに行ってくるね。別行動だけど、いつも以上に綺麗なラナ達を期待してるね。明日は女性陣で、お買い物して来なね。」


 「「楽しみにしていてね、ライト様。」」


 アマリーは楽しみだけど、フィースは程ほどにね。御願いします。大人しいのにして。


 明けて翌日。


 ニーレセンの都市に行き、湖の港町で舟屋で中古の10m程の舟を2艘買った。


 お金を払って、防水を強くしてもらい、2艘を平行に角材で繋げて貰う。後は角材の上を板で補強して、居る場所を増やしてもらう。

 櫂も4本貰い、夕方取りに来る様に伝えて次に行きます。


 ついでに浮き輪が、魔物の皮で出来たのが有ったのでこれも4つ買っておく。


 舟を繋いでおく用に、細くて頑丈なロープを300mほど買い取る。


 魔物除けは冒険者ギルドの道具屋に売ってたので、敷地と海岸をカバーする数で20個ほど買っておく。


 日除けはどうしよう。


 薄めの大きな布に、支柱で良いかな。これを2セット。


 後はビーチチェアー。家具屋かな?


 家具屋に行ったけど、思ったものが無い。


 ソファーを4つと低いテーブルが2つ、絨毯を3枚、クッションを30個、大きな箪笥3つと物入れ5つ、衝立4枚買ったが南国使用が無い。


 しょうが無いので、ノスホートの都市に飛んで、雑貨屋と家具屋に行く。


 お、ハンモック有る。


 ハンモックを5つ買取、ビーチチェアー有ったけど木製なので、ここでもクッションを追加する。


 籐椅子が有ったので、これも5脚買っておきます。


 あ、忘れてた。


 商業ギルドに行って、島の使用許可取っとかないと。


 一番端の島なので、年間使用料が結構格安でした。1年で4万Cです。


 後は、市場で南国フルーツを幾つか仕入れて、ニーレセンの港に戻り、舟を引き取り自宅に帰りました。


 さあ、明日はみんなで南の海です。

唐突ですが、ライト君の一番のチート部分は、私的には思考分化と思考加速だと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ