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英語のコツ 2  作者: Dario Jamer
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日本語文法を知らないということを知る

言語を創造したのは人類の頭脳であり、その根幹である文法は、潜在意識の海でつながっているように思えます。

「私たちは日本語文法を知識として知らない。」ということについて、なぜ書いているか、というと、

① ロシアの言語学者チョムスキーの理論

②日本語文法知識がゼロの場合、英文法との共通点は見出せないから、日本語文法とは英文法は全然違うものになる

という二つの点を説明したいからです。


①ロシアのチョムスキー博士は現代言語学の父と呼ばれています。Googleで語学力とか言語力を検索すれば、その理論を見ることができます。

それによると、

言語力は大きく①知識②思考③運用の3つの領域に分類されます。

①知識の領域にはa単語とb文法があります。

②思考の領域は文章構成力があります。簡単に言うと作文能力です。この部分はよくエンジンとか回路とか呼ばれます。

③運用の領域は大きく二つa入力とb出力に分かれて、a-1聞くa-2読む、b-1話すb-2書くという4つに分かれます。


そしてチョムスキーさんの理論によると、母語に於いて、①b文法は、②思考の領域に存在し、①知識の領域には存在していない。とされています。


つまり私たち日本人は日本語文法を知識として持っていない、つまり知らない、ということです。


ただし、ここまで読んでいただいたみなさんは、その事に気付いていただけたと思っています。

私たちは日本語文法を知らないということを知っている。何か、ギリシア哲学の「無知の知」みたいですね。


 さて、英語が苦手な人は、英文法も大嫌いだと思います。

「日本語文法と英文法は全然違うものだから、英文法を学ぶためには、無理矢理覚えてしまうしかない」という学習を私自身やりました。

 昭和の教育を受けたので、日本語にも形容詞があることを知らず、形容詞は英語特有のもの、と考えていました。

 

 つまり日本語文法の知識はゼロ、英文法の知識はどんどん増大させていくと、「日本語文法と英文法は全然違う」と認識することになります。


でも、実際は違います。

 会話表現、つまり口語を中心とする基本的な英文法はほとんど日本語文法にも同じようなものがあり、中学英文法と呼ばれています。

 

 文章表現、つまり文語の分野では、構文といった日本語文法とは異なる文法が増えてきます。しかしながら、全然違うのかというとそうではなく、根本の部分で共通点があります。


 たとえば大学受験に必ず出てくる、仮定法過去に関しても「船が沈没した場合ご破産にする」といったように、沈没した、という過去形を使った方がしっくりくることから、日本語文法にも仮定法過去があると認識できます。


 日本語文法と英文法は共通点が多い。だから、無理矢理覚えなくてもいい。そしてその共通点を探ることにより、英文法はより簡単に学習できることを知っていて下さい。

読んでいただいてありがとうございます。

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