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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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武衛様と吉良殿御参会の事其参

 左京は、斯波義銀を尾張の国主として崇敬し、義銀に清洲城を進呈して、自分は北櫓に退きました。


「まだその時ではありませぬ。もうしばらくは武衛様を盛り立てなさいませ」


 それもこれも、正室である樹里の指示であるのはいつも通り内緒にしておく地の文です。


「内緒にしてねえじゃねえかよ!」


 羽毛のように口が軽い地の文に切れる左京です。


「そうなんですか」


 それにも関わらず、樹里は笑顔全開です。


「左京様、私がお願いした通り、側室をお作りくださりましたね」


 途端に左京は引きつり全開です。


 この年、左京の一人目の側室であるお龍の方がめでたく男児を産んだのです。


 この男児が後の織田亜京で、左京と一緒に本能寺の変で討死します。


「ネタバレはやめろ!」


 ずっと先まで見えている地の文に左京は切れました。


 しかも、左京は樹里との間にも瑠里という可愛い姫をしっかり作っていました。


 エロ左京です。


「うるせえ!」


 口が悪い地の文に更に切れる左京です。

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