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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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山城道三討死の事其陸

 合戦に打ち勝って、新九郎真澄が首実検をしているところへ、父である斎藤山城守道三の首が届けられました。


 この時、真澄は親殺しという大罪を犯したのは身から出た錆と悟り、出家しました。


 そして、ありがたいお経を授かるために旅に出たのです。


「違う!」


 真剣な場面に場違いなボケをかました地の文に切れる真澄です。


 これより先、真澄は新九郎しんくろう范可はんかと名乗る事にしました。


 何故かと言いますと、昔、唐土に范可という者がいて親の首を切ったのです。


 それは首を切る事が孝行なる理由があったのでした。


 范可というより凶悪犯だと思う地の文です。


「そのボケをどこまで広げる気だ!」


 前々世が河東真君の真澄は止め処がない地の文に切れました。


 西遊記を読んでいる事を前提に話を進める非常に身勝手な地の文です。


 


 道三討死の一報を受けた左京は上辺だけは歯軋りして悔しがってみせました。


「心の底から悔しがっているよ!」


 捏造を繰り広げる地の文に切れる左京です。

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