表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
75/2152

土岐頼藝公の事其壱

 正室の樹里の父親である斎藤山城守道三は元は山城の国の西岡(現在の京都府乙訓郡)の松波某という者でありました。


 一年程諸国を流浪して美濃の国の長井藤左衛門を頼り、そこで扶持を受け、与力も付けられるようになりました。


 やがて恩を仇で返す形で藤左衛門を殺害し、その姓を奪って長井新九郎と名乗りました。


 その動きに触発されたのか、長井一族は互いに相争うようになりました。


 その最中、大桑(現在の岐阜県山県市)に在城していた守護の土岐とき頼藝よりなりに長井新九郎が力を貸してくれるように頼んだところ、断わる事なくあっさりと加勢してくれました。


 そのお陰で新九郎は思った通りに事を進められました。


 頼藝の息子に次郎と八郎という兄弟がおりました。


 新九郎は勿体無くも次郎を娘婿に迎え、友好関係を結んでいましたが、折を見て毒を盛って殺してしまいました。


 更に後家となった娘を次に八郎に押し付け、妻にさせました。


 さすが美濃の蝮だと思う地の文です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ