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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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蛇がえの事其弐

 比良から大野木(現在の名古屋市西区)へと来て宿に帰り着き、見てきた事を人々に喋りまくったので噂は瞬く間に広まりました。


 そしてその話はとうとう左京の耳にも入りました。


「俺が退治してやる」


 左京は早速耳から如意棒を取り出して言いました。


「違う!」


 シリーズを間違えた地の文に乗り突っ込みをする左京です。


 一月下旬、左京は又左衛門を召し出して詳細を直に聞き出しました。


「明日、蛇替えをする」


 そのようなお触れを出しました。要するに池の水を掻き出して蛇を捕えるという事です。


 でもテレビ○京は関係ありません。

 

 比良の郷、大野木村、高田五郷、安食村、味鏡あじま村の農民達に対して、


「水替え桶、鋤、鍬を持って集まるように」


 そう命じました。


 翌日、数百の釣瓶を立て並べ、あまが池の四方から取りかかり、二時(約四時間)程水替えをさせると、池の水は元の七割くらいに減りました。


 それからいくら水を掻き出してみても何も変化はありませんでした。

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