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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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勘十郎殿・林・柴田御敵の事其拾弐

 行京がいる末盛城に村井貞勝、島田秀満の二人を清洲城から呼び寄せて、左京の母でもある行京の母からの使いとして、詫び言を伝えさせました。


 母親から詫びを入れられた左京は那古野と末盛の両方の城の者達を許す事にしました。


 もちろん、それも正室の樹里からあらかじめ指示があったのは内緒です。


「だから、内緒にしておけよ!」


 何でもバラしてしまう地の文に血の涙を流して切れる左京です。


 行京と柴田勝家、津々木蔵人は墨染の衣で、母も一緒に清洲城に来て、左京にお礼を言いました。


 林佐渡守秀貞についても、左京は内心は許したくなかったのですが、これもまた樹里の進言により、許しました。


 左京が那古野城に来た時、弟の美作守が腹を切らせようとしたのを佐渡守は死を覚悟して告げました。


 左京はその当時、無事に那古野城を出られたのは、佐渡守が弟を諌めたからだと知り、許す事にしたのでした。


「これからですよ、左京様」


 樹里は笑顔全開で言いました。

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