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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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勘十郎殿・林・柴田御敵の事其拾

 この時、房京の下人で禅門という者が河辺平四郎を斬り倒し、房京に、


「どうぞ首をお獲りください」


 しかし、房京は、


「いくらでも切り倒しておけ」


 そう言い置くと、先へと進みました。


 左京は次に南に向かい、林美作守の軍勢に攻めかかりました。


 黒田半平と美作守は数刻の間、斬り合いましたが、その中で半平が左手を斬り落とされました。


 互いに息が上がってしまい、ぜいぜい言っている時、左京が駆けつけて、美作守に斬りかかりました。


 相変わらず卑怯な戦い方をする元猿だと思う地の文です。


「前々世の話をするな!」


 シリーズを通じて読んでほしい地の文に切れる左京です。


 織田勝左衛門の使用人の口中杉若が見事な働きをしたので後にスギちゃんと名乗らせました。


「違うぜ〜」


 適当なボケをした地の文に乗り突っ込み的に切れてみせる杉左衛門です。


 左京は美作守を突き伏せて首を獲り、無念を晴らしました。


(樹里様、やりましたぞ!)


 左京は心の中で叫びました。

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