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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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吉法師殿御元服の事其弐

 尾張の国で頭角を表し始めていた織田等京は、隣の国で勢力を増している戦国大名の斎藤道三とたびたび戦っていました。


 しかし、三河の国を狙っている守護大名の今川義元の動きも気になっていました。


 そして、道三には手酷い敗北も喫しておりましたので、思い切って和睦の道を選びました。


 その証として、嫡男の左京と道三の姫の樹里を許嫁としたのです。


 樹里の運命の歯車が狂い出した瞬間でした。


「そんな事はない!」


 ツイッターで誹謗中傷を繰り返す◯◯◯◯◯のような地の文に切れる左京です。


「そうなんですか」


 それにも関わらず、樹里は笑顔全開です。


(樹里姫、可愛い)


 エロ左京の誕生の瞬間でもありました。いや、ロリ左京です。


 何しろ、許嫁となったのは樹里がわずか九歳の時ですから。


「ロリとは何の事ぞ!」


 図星を突かれ、焦りまくる左京です。


「そうなんですか」


 それでも樹里は笑顔全開です。


(これで前門の虎は封じた)


 策略家の等京はホッとしました。

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