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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
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勘十郎殿・林・柴田御敵の事其参

 左京は朝な夕なに馬を乗り回し、その乗り方は荒々しく、馬はよくそれに堪えていました。


 元は龍の馬でしょうか?


「前々世の話だ、それは!」


 シリーズを間違えた地の文に会心の突っ込みを入れる左京です。


 左京を追いかけた者達の馬はいつも厩に繋がれており、鍛錬をしていませんでしたので、屈強の名馬と呼ばれた馬でも、三里の片道さえも保たず、息を荒くして、山田治郎左衛門の馬を筆頭にどの馬も途中で倒れて死んでしまいました。


「殿のなさる事にはついていけぬ」


 家臣達はたいそう迷惑していたのでした。


 


 それからしばらく、守山城は織田次京の家老達が差配して守っておりました。


 城内に立て籠もっているのは、角田新五、高橋与四郎、喜多野下野守、坂井七郎左衛門、坂井喜左衛門、その子の坂井孫平次、及び岩崎の丹羽氏勝らでした。


 対する行京方は、柴田勝家、津々木蔵人を大将として、木ガ崎(現在の名古屋市東区から守山区へ入る口)に軍勢を配備しました。

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