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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
42/2152

村木ノ取出攻めらるるの事其壱

 そして、別の地である岡崎では駿河衆が陣を置き、鴫原しぎはら(現在の愛知県知立市)にあった山岡伝五郎が築いた砦を攻めて乗っ取りました。


 更にはここを拠点にして小河の水野忠政の城に狙いを定めました。


 駿河衆は村木(現在の愛知県知多郡東浦町)に城を築き、立て籠もりました。


 そこから程近い寺本(同じく愛知県半田市)の城も駿河衆に寝返り、小河への街道を封鎖してしまいました。


 左京は敵の後方を突く作戦で出陣しようとしましたが、その留守に清洲衆が那古野を襲撃する恐れがあるので、斎藤山城守道三に城を守るための一隊を貸してくれるように要請しました。


 でも、先日の左京のドヤ顔を思い出した道三はそれを断わりました。


「そのような事はない!」


 左京と道三が別の地で異口同音に地の文に切れました。


 道三は左京の要請に応じ、安藤守就を大将として、兵一千に、田宮、甲山、安斎、熊沢、物取新五らを加え、「あった事を逐一申し伝えよ」と言いつけました。

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