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御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
31/2152

深田松葉両城手かはりの事其参

 数刻に渡る激戦の後、清洲勢は負け戦となり、家老の坂井甚介は討ち死し、その首は中条家忠と柴田勝家が相討ちで取りました。


 その他に討ち死した者は、坂井彦左衛門、黒部源介、野村某、海老半兵衛、乾丹波守、山口勘兵衛、堤伊与を始めとして総勢五十騎程でした。


 皆、枕投げをして討ち死しました。


「違う!」


 死んだはずのお歴々が史実を捏造した地の文に切れました。ゾンビなホラーだと思う地の文です。


 改めて訂正します。枕を並べて討ち死しました。


 松葉城からは二十町(およそ二・二キロメートル)くらい出張ってきて、城の外郭そとくるわを囲むようにして守りましたが、左京の率いる軍勢に追われて、真島(現在の愛知県海部郡大治町)の大門崎の一角で支えて、辰の刻(午前八時頃)から午の刻(正午頃)まで戦いました。


 数刻の矢戦で怪我人が数多く出て、人っ子一人いなくなって引き揚げようとする間際に、赤林孫七、土蔵弥介、足立清六が討たれ、城内に撤退しました。

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