表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御徒町樹里の信長公記(四百文字小説)  作者: 神村 律子
首巻 是は左京御入洛なき以前の双紙なり
30/2152

深田松葉両城手かはりの事其弐

 左京は松葉口、三本木口、清洲口方面へ兵を分けて攻めさせました。


 そして、自らは川を渡って、叔父の光京と共に海津口まで押し出しました。


 一方、敵である清洲の家老達は城から三十町(およそ三・三キロメートル)進軍してきて、海津村(現在の愛知県海部郡甚目寺町)までやってきました。


 左京は、八月十六日の辰の刻(午前八時前後)、東に向かって攻めかかり、数刻激闘を繰り広げました。


(早く帰って樹里様の膝枕)


 左京はそのエロパワーを全開にして、獅子奮迅の活躍をしました。


「えろぱわあとは何だよ!」


 時代的に意味不明な左京は地の文に切れました。


 今日は如意棒は持ってきていないようです。


「前々世の話はやめろと言っているだろう!」


 どうしても西遊記が頭から離れない地の文に切れる左京です。


 光京の家来で小姓から取り立てられた赤瀬清六は幾度も武功を立てた腕に覚えのある武将です。


 清六は坂井甚介と渡り合い、長い戦いの末、討ち死にしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ