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物の怪、最後の争いを仕掛ける事其拾玖

 左京はお市が関わっていると知り、顔を引きつらせました。


「大事ありませぬか?」


 左京は恐る恐る樹里に尋ねました。


「お市様は心強きお味方です」


 樹里は笑顔全開で言いましたが、


「そうなんですか」


 お市恐怖症の左京は引きつり全開のままで応じました。


ほむらが目をさましたらまた文をくださるそうです」


 樹里が更に言うと、


「日向守へ伝えた方がよろしいのでは?」


 左京が言いました。


「日向守には三介殿と三七殿を見張ってもらいます」


 樹里が思ってもいない事を告げたので、


「そうなんですか」


 目を見開いて応じる左京です。


「あの二人に内府が声をかけたようですから、仕掛けるのは安土だと思われます」


 樹里が笑顔全開で怖い事を言ったので左京はホッとしました。


「違う!」


 岐阜城を攻められないと知って一瞬喜んだのでオロオロしながら地の文に切れる左京です。


「ここはお怒りになるところですよ。内府は岐阜を取るに足らぬと考えたのです」


 ハッとする左京です。

 

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